第2回 ニードル・サンドマン さん・秋本ワーグマン さん
(「EXTRAPOWER ATTACK OF DARKFORCE」作者)
「ここまでアツいとかって言われるとは思ってなかったかな」
(2010.5.2)

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●思い出のヒーローたち

赤松弥太郎はい、それでは、お待たせいたしました。
第2回「あの人に聞きたい!」、開始させていただきます。
赤松弥太郎です。どうぞ、よろしくお願いいたします。では、
ニードル & ワーグマンよろしくお願いします。
赤松弥太郎では、まず、えーと、ゲストのお二方の自己紹介、お願いいたします。
ニードルええと、僕からですか ?
ワーグマンはい、どうぞ。
ニードルえーと……ワシは、ニードル・サンドマンです。
ワーグマン(笑)
ニードルえー(笑)はい、どうぞ(笑)
ワーグマン秋本ワーグマンと言います。よろしくお願いします。
赤松弥太郎はい、どうも、よろしくお願いいたします。はい。
ワーグマンいきなり来たね。
ニードル(笑)いや、なんかこう、アツいキャラでこう、いてほしいかなと、みんなが。
ワーグマンなるほどね。
一同(笑)
赤松弥太郎まあ、そんな感じのお二人ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
ニードル & ワーグマン(笑)よろしくお願いします。
赤松弥太郎ではまず、第一発目の質問ですが、
恒例でございます、あなたの思い出のを、えーと、紹介してくださいというヤツで、
今回は思い出のヒーローについて、お2方に3人ずつ挙げていただきました。はい。
ニードル & ワーグマンはい。
赤松弥太郎いやー、かなり濃いのが集まっております。
ニードルねえ。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎これは、全部知っている方がいたら、結構これは、たいへんなことだと思いますよ。
ニードルそれは、スゴいですよ。お互い知らないのもある、みたいな感じになってるからね。
赤松弥太郎では、えーと、まずはワーグマンさんから紹介して参ります。
ワーグマンさんが挙げていただいた3人というのがこちら。
えー、「カンフーチェン」。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎と、「ブラック・エンジェルズ」。
ニードルはじめっからもう、意味がわからないですからね(笑)
赤松弥太郎あと、「七星闘神ガイファード」でございます。
ニードル & ワーグマンはい。
赤松弥太郎なかなか、どれも名作と言われる作品ではあるんですけれども、あまり人気はないという……
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎ところですね。ボクも、もう、もちろんガイファードは知ってましたけどね。
ワーグマンおお。
ニードルすごいですねえ。
赤松弥太郎ただ見てないですね、ボクは超星神シリーズから入ったもので。
ニードル & ワーグマンああー。
赤松弥太郎と言ってまた、わかる人がいるかどうかもまたビミョーなところなんですが(笑)
ニードル(笑)
ワーグマンシャンゼリオンがいい感じにライバルで、
赤松弥太郎あー、そうですね、はい。
ワーグマンあっちも見てました。
赤松弥太郎まあ、順々にいきましょうか。
まずは、「カンフーチェン」からです。えーとこれは、1983年の作品、よみうりテレビでございます。実写アクション、えーと、ドラマですかね、ジャンルとしては。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎まあ、ちょっと、どんな感じの作品なのか紹介していただければと、はい。
ワーグマンえっとですねえ、これ、子どもの頃ずっと見てたんですけれどね。あのー……カッコいいんですよとにかく、アクションが。アツかったんですよ。子ども心にですね。ごっこ遊びとか、しまくりましてね。
赤松弥太郎あー。
ニードルえー ? (笑)
赤松弥太郎確かに今見ても、あのスピードってすごかったですね。youtubeにちょっとだけ上がってたのがあったんで見たんですけど。
ワーグマン今回を期に、思いだす感じでyoutubeに落ちてるかなって僕も見てみたら、少しあって。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンやっぱり、今見てもいけるな、とか思っちゃって(笑)
赤松弥太郎そうですね。今でもあのスピードのアクションって言うのはないですね、まったく。
ワーグマン逆にないですよね。なんか、ヘタに安全性ってか、なんていうか、そういうのを大事にするあまりに、ああいう、ちょっと危ない感じのアクションっていうのが。
ニードルいや、昔のアクションはね、ムチャしてたよね(笑)
赤松弥太郎はい。そうですよね。あれ、だって、早回ししてるのかな、と思ったんだけど、明らかに足の動きとか、重力の関係とか見てると、そうでもないんですよね。
ワーグマンそうじゃないんですよね(笑)
ニードル(笑)
赤松弥太郎本当に速いんですよね。あれ(笑)
ワーグマン本当に蹴ってない ? とか、そういう時もあったし。
赤松弥太郎ええ。
ワーグマンもう一回見てみたいんですけどね。
赤松弥太郎本当に。
ワーグマンDVDボックスとか売ってるんですかね。
ニードルDVDボックスにはなってないと思うよ(笑)
赤松弥太郎はい。幻の名作とか言われてて、DVDとか出てないみたいなんですよ。
ワーグマンですよね、やっぱりね(笑)
赤松弥太郎できれば見たいんですけど。
ニードルカンフーものは「闘え ! ドラゴン」は知ってたんだけど、これは、あまりよく知らなくて。
ワーグマン逆にその、「闘え ! ドラゴン」は僕知らないんだよな。
ニードル「闘え ! ドラゴン」の方が有名だと思うんだけどなあ。
赤松弥太郎いや、どっちもわかんないです(汗)
ニードルあー、わかんない。あー(笑)
ワーグマンほらほらほら(笑)
ニードルあれー ? (笑)
赤松弥太郎そうですね。その当時、カンフーものとか流行ってましたしねえ。
ワーグマンそうですね。ジャッキー・チェンの影響を受けてるかな、とか、youtube見て思いましたね、やっぱり。
赤松弥太郎あー、なるほど。
ニードル当時はジャッキー・チェンとか、
ワーグマンどうだったんだろうね。年代的には、あったとは思うけど。無かったのかな ?
ニードル & 赤松うーん。
ワーグマンでも、主人公、ちょっとジャッキー意識してるような、
赤松弥太郎あー、ありますよね。
ワーグマン感じはありました。
赤松弥太郎そうですよね。コメディーリリーフという感じはありましたよね。
ニードルあー、でもなんか、あったよ、ジャッキー・チェン大百科とか売ってたもん。
ワーグマンあー、やっぱそうか。じゃあやっぱり、ジャッキー・チェンとかも見てたかも知れないなあ。
ニードルたぶん、流行ってたんだと。
ワーグマンもちろん、ジャッキー・チェンも心のヒーローですから。
赤松弥太郎はいはいはい。今でもヒーローですよね、やっぱり彼は。
ニードルええ。
赤松弥太郎では、続いては「ブラック・エンジェルズ」です、はい。
ニードルブラック・エンジェルズね(笑)
ワーグマンすいません、これ(笑)
赤松弥太郎これ、1981年から85年までジャンプで連載していた漫画なんですが、後に、1998年からまた再連載が、ちょっと違う形で始まったという感じですか。
ワーグマンそうですね。「マーダーライセンス牙」と。
ニードルああ、VSのやつね。
赤松弥太郎VSというか、パラレルものですよね。
ワーグマンそうですね、はい。
赤松弥太郎まあ、こまけぇこたぁいいんだよ、と。
一同(笑)
赤松弥太郎そうそう。ブラック・エンジェルズ、最初の頃はあれ、「必殺仕置人」の現代バージョンみたいな感じで始まったという風に聞いてますけれども。
ワーグマンそうですね。一巻とかもう、50回くらい読み返してるくらい。
ニードルそんな読んでるんだ(笑)
ワーグマンヒマあれば読んでた(笑)
赤松弥太郎当時のジャンプと言えば、まだまだ色々な作品の連載があったと思うんですが、その中でもブラックエンジェルズだったと。
ワーグマンでしたねえ、なんか。ブラック・エンジェルズがやっぱり、一番好きでしたね。なんでだろう(笑)
赤松弥太郎やっぱりアクションの格好良さみたいなところは、あったんですかね。どうなんでしょう。
ニードルやっぱ、ダークヒーローだよね。
ワーグマンあ、ダークヒーロー。そうだねー。そういうことかも知れないね。あ、殺すしね(笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎そうですね。
ワーグマンなにげに今のマンガって、死なないじゃないですか、そんなに。
赤松弥太郎確かに、
ワーグマンあんなに死なないんですよ。
赤松弥太郎確かに。
ワーグマンブラック・エンジェルズはもう、殺しまくってて、本当に少年誌で連載していいのかと。
ニードル(笑)
ワーグマンでもその当時、「北斗の拳」もあったんですけどね。
赤松弥太郎あー。はい。
ニードル一個覚えてるのが、なんか、パラパラって見開きのページで、雪藤とかその他のキャラクターが殺した人数っていうのが書いてあって。
一同(爆笑)
ニードルそれ自慢になるのって言う(笑)
ワーグマン今は絶対PTAとかに文句言われちゃうよね。昔も言われてたんだろうな、わかんなかったけど。
赤松弥太郎確かに、今は本当に人殺さなくなっちゃいましたよね。
ニードルほんとね。
ワーグマン最近、サンデーとかをパラパラッと読んでてですね、やっぱり、人死なないんすよ。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンそれに気づいて読んでって、はじめて人が死んだのがコナン君でした。
一同(笑)
ワーグマン簡単に死んでました。青酸カリで(笑)
赤松弥太郎まあ、しょうがないね(笑)
ワーグマンコナン君が、一番、人殺してます。
ニードルなるほど(笑)
赤松弥太郎コナンが殺してるワケじゃないと思いたい ! (笑)
ワーグマンそうですけど(笑)
一同(笑)
ワーグマンそれくらい、人死んでませんね、最近は。
ニードルまあ、ね。
ワーグマンいやあ、アツかったですね、ブラック・エンジェルズは。大好きでした。
ニードルやっぱ、雪藤。
ワーグマン雪藤だね。松田さんも好きなんだけど。あ、松田さんかな ?
赤松弥太郎松田さん、ね。
ワーグマンわかんない人全然わかんないね、これ聞いててもね(笑)
ニードルいや、多分2人くらい「そうそう」って言ってる人がいるから大丈夫だよ(笑)
赤松弥太郎ちなみに松田さんって言うのは、松田優作の、アレなんですよね。
一同(笑)
ワーグマンそっくりですね。昔は良かったな(笑)歳バレるな(笑)
赤松弥太郎さてさて、で、ちょっと年代が飛びまして、ガイファード。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎これは1996年の、いわゆるテレ東特撮でございます。
ニードルなんかこのへんで特撮ハマってたよね。
ワーグマンなんかそう、中学あたりからTVアニメとか特撮とかそういうのは卒業しなきゃみたいなのが、自分の中でヘンにあって。離れちゃってた時期があったんですけど。
赤松弥太郎ありますよね。男の子は結構。
ニードル世間的にも、それは、なんかね。
ワーグマンジャッキー・チェンとかはちゃんと見てたんで、アクションは好きだったんですけど。そこに来てガイファード見たら、「お、なんか、高度なアクションしてるな」みたいな感じで。キックをローキック撃とうとしてハイキック撃つフェイントとかあるんですよ。
赤松弥太郎ああ、ありますね。ま、ちょっと見た目には地味なんですけどね、そういうやりとりが。
ワーグマンそういうの、あ、アツいなとか思って。
赤松弥太郎確かに、リアル志向ではあったという風に聞いています。
ワーグマン熱血でしたしね。当時、久しぶりに見た特撮でカルチャーショック受けて、最後まで見ちゃいましたね。そんな感じですね。
赤松弥太郎まあ、世間的には視聴率稼げなくて苦しんだ作品ですけれど。
ワーグマンそうですねえ。
ニードルあと、アレだよね、カプコンが提供してて。
ワーグマンそうそう、それもあるね。
ニードルスト2からからんで入ってくるみたいなね。
ワーグマン格ゲー大好きみたいな。
赤松弥太郎まあ、96年ですから、スト2とか、バイオとかもまだやってる時代ですよね。
ワーグマンガイファードのCMでスーパーファミコンのスト2のCMとかが、確かやってて。
赤松弥太郎ああ。
ワーグマンやっぱりカプコンが提供っていうのも、
ニードルそう、やっぱカプコン提供っていうのがね、大きかったよね。
ワーグマンそれで入りやすかったのかもしれない。
赤松弥太郎後にガイファードもゲームになりますけれども……
ニードル(笑)
ワーグマン残念ながら買ってないです……(笑)
赤松弥太郎まあ、多くは語るまい、と(笑)
一同(笑)
ワーグマン欲しいとは思ったんですけど、いつの間にか「あれ、発売してたんだ。もういいや」っていう(笑)
赤松弥太郎(笑)
ニードルえー、3本に挙げてるのにー ? (笑)
ワーグマンいや、大好きだったんですけどね。
ニードル良くわかんねー(笑)
赤松弥太郎ガイファードの他にも、シャンゼリオンだとかもあったという風に言ってましたけど、やっぱりガイファードですか。
ワーグマン一応、面白かったですね。でも、おふざけな部分が多いから。やっぱりガイファードの方が、自分の中ではしっくりいってたのかな ?
赤松弥太郎確かに。
ワーグマンまあ、シャンゼリオンも好きですけどね。
赤松弥太郎シャンゼリオンは悪ふざけが過ぎますからね。「鯖じゃねぇ !」に続いて(笑)
一同(笑)
ニードル選挙出ちゃうからねぇ(笑)
赤松弥太郎梅干し食べて、はマズいでしょやっぱり……。確かに、ガイファードはそういう意味では、すごく堅実なドラマ作りはしてたんですよね。
ワーグマンしてましたね、ええ。
赤松弥太郎王道熱血ものっていう感じですか。
ワーグマンええ。
ニードルうん。
ワーグマン久しぶりに見て、そこからまあ、ボチボチ特撮とか、また浸っていっちゃって。平成ライダーとかもう、大好きになっちゃってっていう感じですよ。
赤松弥太郎やっぱり網羅しましたか。
ワーグマンしましたねえ。
ニードル(笑)
赤松弥太郎今日も見ましたよねえ。
一同(笑)
赤松弥太郎では、そういうところでニードルさんの方に移りたいと思います。
ニードル & ワーグマンはい。
赤松弥太郎これまた……これ、70年代がメインですけれども。
ニードルああ、そう、70年代。
ワーグマンこの人は(笑)
ニードルもう70年代がですね、大好きなんですよ。魂のふるさとなんで。
赤松弥太郎あ、魂のふるさとですね ? 肉体のふるさとはもっと別の所にあると。
ニードルまあ、だいたいおんなじ様なところにあるんですけど(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎で、えーと、「レインボーマン」。
ニードル「レインボーマン」。はい。
赤松弥太郎これねー、近年はもうネタ扱いされちゃってるのがすごく残念な作品ではあります。
ニードルそう、ちゃんと見るとね、こんなに面白いものはないですよ(笑)
ワーグマン(笑)
ニードルいや、まあ、ネタとしても面白いですよ。ネタとしても、絶対笑えるから(笑)それはそれで。
ワーグマンやっぱり、一生懸命やってるっていうのも多分あるとは思うけど。面白かったよなああの頃とかは、本当に(笑)
赤松弥太郎普通にえぐいんですよね、やってることが ? (笑)
ニードルえぐい……うーん、あの、泥臭いですよね、すごく。まずインドですからね。舞台が。
赤松弥太郎インドで内戦に巻き込まれるってところから話が始まるんでしたっけ。
ニードル(笑)うん。そして地下プロレスラーになり、犯罪に巻き込まれ、やがてアタマがおかしくなり(笑)
赤松弥太郎スゴいなあ……(笑)ダイバ・ダッタを恨みますよね、そうなったらねえ。絶対恨むと思う。
ニードル何がスゴいって、アレですよ、実家がこんなに襲われる番組は無いっていう(笑)
一同(笑)
ニードルそう、実家が基地なんで。
赤松弥太郎ああ……悲惨ですよね。
ニードルお母さんとかが食事してるところに弓矢が飛んできたりさ。
一同(笑)
ニードルまあ、スゴいですから。
赤松弥太郎本当に安住の地がない(笑)まあ、レインボーマン、当時は特撮爛熟期みたいな時代ではありましたけれども。
ニードルまあ、そうです。
赤松弥太郎レインボーマンもそれなりに頑張ってたんですよね。もっとマイナーな特撮いくらでもありましたから、この時代。
ニードルいやあ、ホント、全部好きなんですけどね、本当は。
赤松弥太郎あ(笑)
ニードルその中でまあ、とりあえず、皆さんにも、見ても損はないだろうという(笑)
赤松弥太郎本当は「白獅子仮面」とかも勧めたい ?
ニードルあー、「白獅子仮面」はー……スゴすぎるけど(笑)
一同(爆笑)
赤松弥太郎ボクも、実は見てなかったんで、汗顔の至りでありますが、
ニードルあ、レインボーマン見てないんですか ?
赤松弥太郎はい。そうなんですよ、実は。
ニードルあー、これはね、スゴいですよ、カルチャーショックを受けますよ(笑)見てない人はぜひ、見て欲しいですね。
赤松弥太郎はい、わっかりました。ぜひぜひ、この連休中に借りて観たいと思います。
ニードルホントね、そうです。まあ、「ウルトラセブン」とか観た方が絶対いいんですけどね(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎セブンでしたっけ、この時代。タロウとかじゃ……
ワーグマンレインボーマン知ってると役に立つことはそんなにない気もする……
ニードルいや、あるよ。
ワーグマンある ? (笑)
ニードルあるよ(笑)
ワーグマンああ……そっか、あるそうです(笑)
ニードルあ、ごめんなさい。
赤松弥太郎いえいえいえいえ。で、えーと、続いての……
ニードルはい。
赤松弥太郎これ、「デビルマン」なんですけど、漫画版の方です。72年から73年、マガジン。
ニードルまあ、けっこうマトモなこと言ってますよね。
赤松弥太郎ええ。
ニードル名作です。
ワーグマン君大好きだよね。ま、僕も好きですけどね。
ニードルこれは、真面目にー……なんだろ、一番、こう、影響を受けたというか、ね。
ワーグマンうん。
ニードルうわ、こんなんあるんだ、みたいな。
ワーグマンスゴかったよね、確かに。当時の……インパクトって言うか。
ニードルあのショックはねえ、ないね。
ワーグマンしかも、僕なんかは初めにアニメありきだったので……
ニードルそうそうそう。いや、みんなそう。僕もそう。
ワーグマンで、アニメ見た後、デビルマンの原作見て。原作って言うの、あれ ?
ニードルそう、「原作スゴいらしいよ」って話になってて。で、読んだらその……これスゲェぞっていう。
赤松弥太郎うーん……そうですねえ。全然救いがないというのがまた、徹底しているという。
ニードルそうねー。やっぱりダークヒーローたるものね、救いがあっちゃならないと思う。
ワーグマンいや、少し救ってあげてもいいかな。
ニードル(笑)
ワーグマンデビルマンはもう少し救ってあげた方が良かっ……
ニードルいや、でもあれはあれで良かったね。うん。
ワーグマン完成形だよね。一つのね。
ニードルそう。
赤松弥太郎ボクも……あれですね。ボクは子どもの頃「仮面ライダーBLACK」見て育った世代なんで。
ニードルああー、はいはいはい。
赤松弥太郎「原作スゴいらしいぞ」っていう話に、またなりまして。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎読んじゃったんですよ、これが。
ニードル仮面ライダーBLACKの原作もスゴいっすよねー。
赤松弥太郎「おしえてくれー ! おれはだれだ !?」っていう。もう……
ニードル魂の叫びで終わるっていう。
赤松弥太郎エヴァのはるか先を行っていたという(笑)
ニードルうん……いやあ、さすが章太郎先生(笑)
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎晩年の章太郎先生は正気じゃなかったと思いますよ(笑)
ニードル(笑)
赤松弥太郎狂気の沙汰ですよ。
ニードルそうですねえ。
赤松弥太郎ぜひぜひここらへんは、皆さんに読んでいただきたいですね。
ニードルホント、そうですねえ。
ワーグマン絶対読んでない人多いもん、これ聞いてる中で。
赤松弥太郎ですよねえ。
ニードルまあ、でも、デビルマンは有名だから、読んでる人もいるのかな。
ワーグマンそうだね、デビルマンはね。レインボーマンはどうだろう。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎さてさて、で、次で、「ミクロマン」なんですけど。
ニードルはいはいはいはい。
赤松弥太郎これって、第一世代とか、第二世代とか、今2000年の、よく素体くんとか言われちゃってるミクロマンがいますけれども、
ニードルはいはいはいはい。
赤松弥太郎どの時代のミクロマンですか ?
ニードルぜひですね、取り上げて欲しいのは、第一期の。
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎はい。
ニードル元になってるヤツですね。
赤松弥太郎あの……銀色仮面ですね(笑)
ニードルそう、あの、顔が銀のヤツです(笑)これで何を得たかと言いますと、あのー……SF感、未来感。
赤松弥太郎おお。
ニードルなんだろうな、こう……世界観を構築するっていう流れを、ここで学んだかなっていう意味で、まあ、取り上げてみたんだけど。
ワーグマンふーん……
ニードルまあ、大好きって言うのもあるんだけど。超合金とかで遊ぶじゃないですか。
赤松弥太郎はい。
ニードルで、やっぱ、敵キャラってなかなかいないわけだよ。
ワーグマンああ。
赤松弥太郎確かにそうですよね。
ニードルで、これを一手に引き受けてたのが、ミクロマンの敵のアクロイヤー。
ワーグマン一手だったんだ。あんまり俺覚えてないからなんとも言えないけど。
ニードルいや、だからほら、その、敵にするやつがいないわけだよ。
赤松弥太郎確かに。ヒーローのマシンとかばっかり出ますからねえ。せいぜい怪獣のソフビ人形くらいで。
ワーグマンそっかそっか。
ニードルミクロマンって言うのは、それに基地もあるし、乗物もあるし、こう、いろんな風に広がっていくわけだよ、世界が。イメージが。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンなるほど。
ニードルそういうところとか、未来感って言うのも……顔が銀ですよ。
一同(笑)
ニードル他にないですよ(笑)
ワーグマンそうですねえ(笑)
ニードルというわけで、ミクロマン。
赤松弥太郎特定の色に染まってないですからね。他にTVの原作とかも、まあ後にできるんですけど。
ニードルそうそう。それもあるんですよね。原作がないから、好きに考えられるっていう。
赤松弥太郎はい。
ニードルこれが源泉ですよ(笑)
ワーグマンそうだね。そうなんだね。
赤松弥太郎いやあ、バービー人形で女子プロしてたボクはなんとも言えない気分になりますけど。
一同(笑)
ニードルすいません、一人で突っ走って。
ワーグマンわかる話にしないとダメですね、はい(笑)
赤松弥太郎いやいやいやいや、聞いているみなさんの中にもですね、わかる人もいると思うんですけどねー。
ニードルいると思うって(笑)
赤松弥太郎いやあ、まだレスが来てないですね、残念ながら。
一同(笑)
ニードルいやー……(笑)まあ、そうでしょう。
ワーグマン締め切っちゃいましょうか(笑)
ニードルいいですよ(笑)満足しました。
赤松弥太郎まあ、この話は、そうですね、こんなところで(笑)お開きにさせていただいてですね、
そろそろ本題であります「EXTRAPOWER ATTACK OF DARKFORCE」のお話に入りたいと思います。よろしくお願いします。
ニードル & ワーグマンよろしくお願いします。

●誕生秘話

赤松弥太郎では、まず、「EXTRAPOWER」が始まる前のお話というところで伺っていきたいんですけれど。
ニードルはい。
赤松弥太郎「EXTRAPOWER」企画ができる前に、キャラ自体は原作としては存在していたというような、話でしたよね ?
ニードルあー、そういうわけでもないよね。
赤松弥太郎あ、そうなんですか。
ニードルそうではないよね。
ワーグマンんー、まあ、どうなんだろうね。
ニードルいや、キャラクターだけ作ってて、その「原作」っていうのは無いよね。
ワーグマンそう。
赤松弥太郎あー、なるほど。
ニードルうん。
赤松弥太郎じゃあ、お2人が生み出したキャラクターで、最古参のキャラクターっていうのは、どのあたりになりますか?
ワーグマンそうですねー……。
ニードルEXTRAPOWERのキャラクターでいいんですか?
赤松弥太郎あー、そうですね、EXTRAPOWERの中に出てくるキャラクターであれば。
ニードル他のキャラ言われてもね(笑)
赤松弥太郎わかりませんからね(笑)
ワーグマンえっとですね、僕ワーグマンはですけど。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンミスターグリーンっていう……一番初めの絵にちょこっと出てる、カマキリみたいなヤツいるじゃないですか。
赤松弥太郎ああ、はい !
ニードル(笑)
赤松弥太郎あの、一番最初の、ダークフォース軍が攻めてきた……
ワーグマンはい、そう、そこでシャークン拷に、がんばれ、みたいな感じの、応援をするような……
赤松弥太郎スーパースター達がやって来ますね。一番目立つところにいますよね ?
ワーグマンアイツはねえ、早いですね。たぶん、一番古いんじゃないかな。そうですね。
赤松弥太郎いつ頃ですか ?
ニードルいつ頃。
ワーグマンどうなんでしょう。
ニードルいつ頃。……わかんない。10年くらい前。
ワーグマンそれくらい……うん、そうですね。そもそも中学時代から、
ニードルえ、そうなの !?
ワーグマンカマキリが好きで。
ニードルあー、そういうことか。
ワーグマンで、カマキリキャラみたいな感じで、自分の中であったみたいなのはあるんですけど。そこから作ったみたいな感じですね。
ニードルはい。僕の方は、あのー……シイラと、多分マヌエラ、なんだと思うんですよ。
赤松弥太郎ニモンさんより先にシイラさんですか。
ニードルあ、ニモンは実は、全然新しくて。
赤松弥太郎えー !
ニードル実は、イスパレスの話とディープヘブンの話は漫画で描いてたんですよ。
赤松弥太郎ああ、はい。
ニードルなんで、そこに出てくるキャラクターだったんで、そのへんが多分最古参なのかな。
ワーグマンディープヘブンの話は、もっとディープヘブンのキャラクターがたくさんいたから、出しちゃえば良かったね、そう言えばね。
ニードルいや、うん……ディープヘブンだけでね、埋まっちゃうのもアレだしね。
ワーグマン辛いか。確かにね。
ニードルそんな感じで。多分ディープヘブンとイスパレスの人たちが……と言っても、マヌエラとグレゴリー、くらいかな。
ワーグマン割と主人公級じゃなかったりするんですよね。
赤松弥太郎なるほど。
ニードルあ、違う。イスパレスの話だと、マヌエラは、結構……
赤松弥太郎マヌエラはまあ、目立ってますよね。
ワーグマン主人公級のキャラクターが、メインで来てるわけじゃなく、ということですよね。
ニードル聞いてる人はちょっと、面白くないかもね。
ワーグマンそうそう、ゆき子さんも結構早いんですよ。ミスターグリーンの、次くらいに多分、いるんじゃないかな。それも古いキャラクターです。
赤松弥太郎で、その後、だんだんと加わっていったと。
ワーグマンそうです。キャラクターどんどん作っていったよね。
ニードルそうね。初めは、キャラクターメイキングがメインで。とにかく自由に、みんなに作らせてっていうところから始めたよね。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎え、ということは、その時にはもうお2人は出会っていたと。
ニードルあのー……何を隠そう、我々は中学の同級生なんですよ。
ワーグマンはい。
赤松弥太郎あー、なるほど !
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎血よりも濃い絆ってやつですね(笑)
ニードルそう、血よりも濃い絆。
ワーグマン普通は高校時代の友だちが一生の友だちとか言うけども、中学ですね、なんか。
ニードル中学はね。他も、固い絆で結ばれてるからね(笑)
ワーグマン個性みんな強いからね。
赤松弥太郎やっぱり、中学の頃会った友だちっていうのは、なかなか縁が切れないですよね、本当に。
ニードルあ、そういうもんなんですかね。
赤松弥太郎自分のイタいところを全部知ってますからね(笑)
ニードルあー、イタいですよね(笑)
一同(笑)
ワーグマンそうだねえ(笑)
赤松弥太郎LUCKYLUMP PROJECTは全員、中学の同級生という感じで、固まってたんですか ?
ニードルえっと、LUCKYLUMP PROJECTっていうのは、多分この2人と、あとシャークン拷っていう人がいるんですけど、この3人でLUCKYLUMPでしたね。
ワーグマンそうです。実は3人です。
赤松弥太郎なるほど。で、この3人が、その頃からお互いにヒーロー作ってたりしてたっていう……
ニードル……言っていいの ?
ワーグマンうん。いいんじゃない ?
ニードルあの、シャークン拷は、ワーグマンの弟です。
ワーグマン2個下の弟です。
赤松弥太郎あー、そうだったんですね。
ワーグマンなんで、僕ら兄弟と、ニードル君っていう感じで。
ニードルそうですね。あと、チョコチョコッと手伝ってくれた人はいるけどね。
ワーグマンそうですね。それこそ中学の友だちとかでしたね。そんな感じです。
ニードルはい、そんな感じです。
赤松弥太郎その頃からお互いにヒーローだとかが好きだっていうことは知ってて、で集まってきたっていう……
ワーグマンそうですねえ。
ニードルそう、でももともと、ゲームだよね。
ワーグマンうん。
ニードルゲーム好きで集まってるよね。中学の時は。
ワーグマンそうだね。ゲームばっかりやってたもんね。
ニードルうん。ゲームばっかりやってたもんね。
ワーグマン漫画描いてね。
ニードルそう、漫画描いて。
赤松弥太郎漫画をお二人で見せ合いっこしたりだとか、そういう関係で。
ニードルそうそうそう、授業中に描き、休み時間に見せるっていう。
赤松弥太郎ああー、はいはいはい。
ニードルその時は良かったね(笑)
赤松弥太郎いやあ、本当に、懐かしい気分ですよね。
ニードルそういうことですよ。それが未だに続いて、こんなになっちゃったっていう。
ワーグマンなっちゃったんですよね。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎活動らしい活動っていう意味では、そういうことをずっと継続的にやってた、高校入ってもっていう感じですよね ?
ニードルそうですね。
ワーグマンゲーム作るのとか結構好きで、僕とか、やるより作る方が好きなんですよね。
赤松弥太郎あ、そうなんですか。
ワーグマンなんで、実はあんまり解いたゲームとか少ないし……
ニードルそんなことはないよ、人並み以上に2人とも解いてるよ。
ワーグマンいや、君やってるときはすごいやってるから。
ニードルそんなことない(笑)そんなことない、同じだよ。
赤松弥太郎いやあ、それはぜひ詳しく伺いたいんですけれど。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎ゲーム制作の履歴みたいなものを、ええ。
ニードル多分形にして出したのっていうのは、今回ホント初めてぐらいで。
ワーグマンですね。それこそ本当に、身内でやって、喜んでっていう感じで。
ニードルそうそうそう。
赤松弥太郎かなり昔からやってたんですか ? 例えばDanteだとか、そういう時代から。
ワーグマンああ、Dante、やってましたね。RPGツクールDanteですよね。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンこれでまあ、ゲーム作ったし、絵描衛門とかでもゲーム作ったし、
赤松弥太郎うわあ、絵描衛門世代ですか !
ワーグマンはい。
ニードル(笑)
赤松弥太郎へええ……。
ワーグマンそういう世代です。
赤松弥太郎いやいやいや、そっか、そうですよね。
ワーグマンツクール関係はチョコチョコ買って、僕とか、飽きっぽいけどすぐハマりやすいタイプなんで、なんか、すぐやって。
ニードルうん。
ワーグマン完成しないで、また次のとか、そんな感じで。
ニードルそうだね。スーファミ版とかやったよね。
ワーグマンやったやった。そんな感じで、ゲームとか作ってましたね。
赤松弥太郎ゲーム作ること自体には、慣れというか、特に抵抗無く入っていけたっていうか……
ニードルそうですね、うん。
ワーグマンそうですね。そもそも、中学の時代から漫画描いてるっていうことは、何かものを作ることが好きっていうことですからね。
赤松弥太郎そうですよね、確かに。
ワーグマンゲームを自然に好きでやって、そりゃあ作りますよっていう感じですよね。
ニードルうん。まあ、ゲームも漫画も好きだったからね。じゃあ作ろうぜっていう、ね。
ワーグマン面白い遊びしようぜっていう感じで。新しくゲーム作るっていう感じで。
赤松弥太郎で、本作の制作っていう段階になりますと、これはいつ頃始まったんでしょう ?
ニードルこれが、えーとなんだっけ。
ワーグマン2005年くらいだったと思います。
赤松弥太郎2005年。
ニードルうーん、2005年に、「やろうぜ」ってことになって、かな。
赤松弥太郎じゃあ、「やろうぜ」っていうキッカケになったのは、なんでなんですか ?
ニードルあー……そうですね。
ワーグマンそのー、キャラクターたくさんできて、こいつらを動かしたいな、みたいな感じになって。で、話を作っていったら大きい話っていう感じなのかな。
ニードルいや、それは勝手に用意して、あのー、「こんだけ作ったんだから始めようぜ」っていう、感じだったのかな。
ワーグマンああ(笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎もう発表したい、ということで、そのやり方として、シミュレーションRPGだったという。
ニードルそうですね、僕は、あのー……発表したかったんですよ。ちゃんと作って。大きいもの作って、どっか出してっていうのは、すごくあって。
赤松弥太郎なるほど。で、ジャンルとしてSRPG、SRPGツクール使ったということですけれども。
ニードルはい。
ワーグマンそうですね。まず、戦闘ありきのストーリーものを作りたかった、っていうのがあったんですけど。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンその際に、RPGでは、主人公キャラが、人数結構限定されちゃうじゃないですか。
赤松弥太郎あ、確かに。4人くらいですよね、せいぜい。
ワーグマンそうなっちゃいますよね。
ニードルうん。
ワーグマンで、僕らが作れるのってツクールとかになっちゃう、プログラマーがいないんですよ。
赤松弥太郎まあ、確かに、そうですよね。
ワーグマンなんでツクールに頼ることになっちゃう。それでRPGをツクると、キャラが全部活躍できねぇぞ、ってことで。
ニードルそう、一人一人の戦闘アニメーションとかがあって、一人一人動かせて、みたいなってなってくると、やっぱりSRPGがいいなっていう。
ワーグマンじゃあ、SRPG作れるソフトってなんだって……
ニードルなんだってなったら……
ワーグマン95しか無かったんだよね。
ニードルそうそうそうそう(笑)
ワーグマン(笑)
ニードルこれかよ ! え、これ !? っていう。
赤松弥太郎そうですねえ、確かに。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎あれは、ツールとしては、もう、その後出てないですからね、SRPGはね。
ニードル未だに多分……キビシいですよね。
ワーグマン新しいシミュレーションツクールとか出ちゃったら多分、買っちゃいますよね。
赤松弥太郎そうですねえ……
ニードルいや、買うかも知んないけど、やるのかっていう(笑)
ワーグマンわかんない(笑)まあ、ツクるの好きなんで。
赤松弥太郎まあ、フリーでいくらかありますけどね、SRPG作れるのが。でもやっぱりあのド派手なアニメーションができるっていうのは、すごいメリットですからね。
ニードル & ワーグマンうんうん。
ワーグマンRPGじゃできないですもんね。あそこまで個性的には作れない。
ニードルなかなかね。
ワーグマンなかなか。
ニードル一人一人のユニットで分かれてるところがいいよね。
ワーグマンSRPGしかなかったかなって感じですね。
ニードルまあ、僕が個人的に好きだったっていうのもあるけど。
赤松弥太郎スパロボとかですか ?
ニードルあ、スパロボと、やっぱしファイアーエムブレム……
赤松弥太郎ああ。
ニードルが、やっぱしEXTRAPOWERの、モデルになっているというか。
赤松弥太郎SRPGツクールはむしろファイアーエムブレムですよね、見た目的には。
ニードルそうですね。
赤松弥太郎そうなってくると、役割分担ってことにもなってきますよね。キャラクターは大体あらかじめできてると。
ワーグマンはい。
ニードルキャラクターは、みんなで手分けして作ったっていう感じですかねー、うん。
赤松弥太郎で、そうなってくるとあとは演出面、絵とか、音とか、という話になってきたと思うんですが、役割分担って自然に決まったような感じですか ?
ワーグマン自然ですね。
ニードルそう。元からね、誰が何できるかっていうの、わかってるからさ。

●制作開始

赤松弥太郎なるほど、なるほど。ということは、キャラクターが最初にできていて、それをSRPGとして作っていこうっていう話ですよね ?
ニードルそうですね、っていうか僕がもうほとんど、まず大きな受け皿を作って、
赤松弥太郎ああ。
ニードルとりあえずキャラクターだけもらって、それを料理して、「こんなんにしたから、どう ?」っていう感じで。
ワーグマンうんうんうん。
ニードルで、作っていった感じかな。
赤松弥太郎なるほど。じゃあ、原案が例えばワーグマンさんだとか、シャークンさんだとかだったとしても、一度ニードルさんがゲームに落とし込んで、形にしてっていうことですか、それは。
ニードルうーん、話の土台すらも、結構僕が勝手に作っちゃった感はありますね。ヒントだけもらって。
ワーグマンそうね、ニードル君が本筋の物語とかをガッと持ってきて、こういう感じにっていう感じで。
ニードルうんうん。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎じゃあ、比較的キャラクターをSRPGの、まあ言い方悪いですけど、「駒」にしていくっていう作業自体は、そんなに難しくはなかったと。
ニードルうん、そこにはなんにも、苦労はないかも知んないね。うーん。
赤松弥太郎誰が回復役で、とか、誰が、特殊能力でしたっけ ? の専門家で、っていうような感じは…… ?
ニードルあー、それは僕が勝手に考えちゃいましたね、そう言えば(笑)
ワーグマンまあ、そうですね、戦闘系が多いから、じゃあ、サブどうするかってなってくると、
ニードルあ、でもアレだ、リ=コを回復役っていうのは、それは考えてなかったわ。まあそれは多分、その場で思いつきで(笑)
赤松弥太郎ああ、リ=コですね。
ニードルリ=コとまあ、デビマリもそうか。
ワーグマンその後にシャークンとかが回復アイテムとか回復魔法とか配置しちゃったのか……
ニードルえー違うよ。いや、コイツはこういう役、こういう役って勝手に言って、勝手に決めて、やってた。です(笑)
赤松弥太郎面白いと思ったのが、二十ウン人だかのキャラが最終的に加入するわけですけれど、
その中でも、役割の分担だとかって、結構ハッキリしてるかなという風に、
思っていたんですけど、そういうのも結構フィーリングで決まっていったというか。
ニードルあーそうですね。ただ、あと、やっぱり戦略っていうか、レンジが長くて戦えるとか、ショートレンジで戦えるっていうのは、ある程度決めましたけどね。
赤松弥太郎ゾフィは近接でしか戦えません、みたいな。
ニードルそう、ゾフィは1レンジだぞ、みたいな。
ワーグマンそこはまあ、こだわりですよね。
ニードルはじめ、アレだよね、くろがねが2レンジ攻撃範囲だったんだけど、ダメだって言って(笑)
ワーグマンはじめのキャラクターきびしかったよね。
ニードルくろがねは1レンジだって言って。1レンジにしたよね。
ワーグマンされちゃいました(笑)
赤松弥太郎でも、今って2レンジじゃないでしたっけ ?
ニードル & ワーグマンあの、クラスチェンジしたら。
赤松弥太郎ああーなるほど、クラスチェンジ前は1レンジですね、確かに。
ワーグマンそこはそうなりました。
赤松弥太郎確かに、序盤は1レンジ多かったですよね。
ニードルやっぱりレンジが増えるとね、パワーアップした感も強いしね。
赤松弥太郎グラディウスが最初から2レンジで出てきたときは結構衝撃大きかったですからね。
ワーグマンそうですよねえ。
ニードル敵に反撃喰らわないっていうね。
赤松弥太郎ええ。
ワーグマンそれ初めから出しちゃうと後半の敵の強さが、とか。
赤松弥太郎どんどんインフレしちゃいますもんね。
ワーグマン抑えるのが大変だったかもしれない、逆に。せっかく好きなキャラクターを戦わせてるのに、「これ以上強くできないな」っていう。
ニードルあー、確かに。
ワーグマンだって20レベルMAXじゃん。
ニードルそう、20レベルMAXっていうのがね。イヤだったよね。
赤松弥太郎ツクールの制約ですよね。
ワーグマンスパロボみたいに1000ダメージとか与えたいじゃん。無理だったけど(笑)
ニードルそう。数値もね。
赤松弥太郎60までですからね、HP。
ニードルそのへんもね。億とかいきたかったよね(笑)
一同(笑)
ニードルせっかくだからねえ(笑)
ワーグマンだから抑えるのが苦しかったけど、そのおかげでゲーム、最終的にあそこまで引っぱることができたのかなっていう感じですかね。
ニードルまあ、制約があったからできたって言うのはあるよね。
ワーグマン初めくろがねが1レンジっていうのも、今考えると、大切なことだと思うんで。
赤松弥太郎え、53話最初から作るつもりではなかったと。
ワーグマン話数は、53話とは決めてはいなかったよね。
ニードル53話と決めてはいなかったよね。ただ、まあ、どれだけデカくなるんだっていうね(笑)
ワーグマン入りきらないからそろそろまとめないとって言うね。無理矢理まとめましたね。
ニードルそうだね。
ワーグマンもう、入りきらなくなったんで。
赤松弥太郎53話だったら、1年もののと同じ長さになりましたからね、ちょうど。
ニードルそうそう。
ワーグマン53話を後半、最後の方で、あ、狙ってみようっていうのは、ちょっとあったんですけど。
ニードルそう……そうかもね。うん。
赤松弥太郎それまでは、まあ、終わるまでやりゃあいいんじゃない ? って感じで作ってきた ?
ニードルうん……ある程度は決めて、勢いで作っていった感は高いからね。
ワーグマンそうですね。シミュツクが、マップのチップに関しては少しゆとりがあって、キャラクターの数が全然入り切らなくて。
赤松弥太郎ああ、はい。もう強化パーツとかで……
ワーグマンなんでストップを伸ばせる希望はあったんですよ。マップを増やしていけばいいっていうのはあったんで。シナリオとかも限界はないんで。
ニードル一番アレだったのは超絶のあの、少なさね。
ワーグマンそう、数がね(笑)
ニードルほんと、これだけはねー……エンターブレインに言いたいね。
一同(笑)
赤松弥太郎そうですよねえ……二十何人もいたら、2~3個作ってもう終わりになっちゃいますよね、普通にやったら。
ニードルそう、そうなんです。
ワーグマンぶっちゃけ全員クラスチェンジしたかったくらいなんで。
ニードルいや、それはヤダ(笑)それは勘弁してくれ。
ワーグマンでも結局、アニメーションの数が限られてて、80パターンしか入らなかったんで。
赤松弥太郎あー、それもありますね。
ワーグマン敵も味方も合わせてとかだったりするし。
ニードルで、あとアレね。1つの技に対して12枚しか絵が使えないっていう。
ワーグマンそうそう。
赤松弥太郎はい。
ニードルこれがねー。ヤだったねー。
ワーグマンうん……もっと色々やりたかったのになっていう。
赤松弥太郎もっと、どんどんド派手に。
ニードルそう、スゴい技作ろうとしてもね。限界があるからね。
赤松弥太郎あー……そうですよね。
ニードルでも、逆に言うとアレだよね、そこまでしかできないから、できたっていうところもあるよね。
ワーグマンそうですね。
ニードルじゃなきゃ、永遠に作ってたかもしれない。
赤松弥太郎エターナってたかもしれない。うーん……
ワーグマン……そうですね。
赤松弥太郎では、次からは、パーツというか、エレメント毎にお話を聞いていきたいな、と思うんですけど、
ニードルはいはい。
赤松弥太郎まずはその、絵について、主にニードルさんのお話を伺いたいと思います。
ニードルあー、はい。
赤松弥太郎漫画だとかは中学の頃描いていたという話は聞きましたけれど、他にどんな絵を
描いてきたのかだとか、絵画教室だとかですね、そういうところに行ってたのかだとか、そう言うところを……
ニードル一応デザイン学校は行きましたね。美大も受けようとしたんですけど、まあいろいろあって受けず。
赤松弥太郎ということは、ある程度教育というか、は受けてると。
ニードルそうですね、でも学校で得たものはあんまりないかも知れない。延々デッサンしてました、学生時代は。
赤松弥太郎今でも練習は続けてるって感じですか。
ニードル練習……うーん、ブログで出してる絵とか、ゲームのドットの絵とかがもう、練習イコール本番みたいな感じで。
赤松弥太郎んー、なるほど。ともかく描くと。
ニードルとにかく描く(笑)
ワーグマンそうですね、描く人ですね。
赤松弥太郎描いて描いて。
ワーグマンニードル君の漫画を見てもらえればわかるんですけど、描き込みがスゴいんですよ。
赤松弥太郎はい、もう、スゴいですよね。
ワーグマン見ててこっちが幸せになれるくらい描き込んでるんで……
ニードル気分が悪くなるくらい ? (笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎描き続けるしか上達の道はないって感じですかね ?
ニードルうーん……うん、そう、そうですね、うん。描き続ければ何かが待ってると信じ(笑)
赤松弥太郎描いてて一番楽しい時とかっていうのは、どういう時ですか ?
ニードル楽しいとき……あー、いや、描くのはやっぱし、苦痛ですよ。
赤松弥太郎あ、そうですか。
ニードルうん。やっぱし、泳いでて、潜って呼吸できないような感じですからね。
赤松弥太郎あ、ああ、なるほど。
ニードルそれに多分近いと思いますね。やってること自体は多分苦痛……ですね。
赤松弥太郎でも、進んでると、気持ちいいというか。
ニードルうん、そう、なんか、やりきった感とか、やっぱし出来てからですかね。こうやってこう、称賛されたりとかすることが多分、エネルギーになるんじゃないかな。
赤松弥太郎そんな感じでしょうね。機材だとか、ソフトだとかの話になると、どういったものを使ってるんですか ?
ニードル最近は、デジタルではPhotoshopとSaiですかね。
赤松弥太郎やっぱりSaiですか。
ニードルんー、Sai。Saiは最近使い始めたんですけど、やっぱりイラスト描くにはSaiがいいですね。
赤松弥太郎そうですね。フォトショよりは確かにSaiのほうが、色々と機能も多いですしね。ペンタブは当然使ってると。
ニードルあ、もちろんペンタブはなければ始まらないです。マウスで一回、ペンタブ壊れて、マウスで描いたら、すっげえ肩痛くなって。
赤松弥太郎ああ(笑)それは辛い。
ワーグマンマウスで描いたの ? (笑)
ニードルドット絵はね。
ワーグマンああ、でもね。片付かないから描きたくなくなったんだ。
ニードルそうそうそう。
赤松弥太郎では、>>6さんから質問が来てたんですけれど、
ニードルはい。
赤松弥太郎「ニードルさんの絵はなんであんなに熱い感じに仕上がっているのか、その秘密を教えてください。」と、来てますね。
ニードル(笑)これは、そうですね。まず、モテることを完全に拒否するっていう(笑)そこからはじめていただければ、アツい絵が描けるんじゃないかな、と。
ニードル & ワーグマン(笑)
ワーグマンそうですね。あ、でも結局、好きな絵を描くっていうことに関しては、普通の絵描きさんと一緒だと思うんですけど。
ニードルうんうん。っていうか、ここまでアツいとかって言われるとは思ってなかったかな。
赤松弥太郎「萌え」では無いですからね、少なくとも。
ニードルあ、っていうか、萌えはわからなかったんで。
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルうん……ようやく最近、なんかなんとなく、こう、掴んできたなっていうか。
赤松弥太郎ああ、フェイ君の漫画見ました。
ニードルえ ?
赤松弥太郎あの、フェイ君の。pixivに上げてた漫画。
ニードルああ。あれ萌えですか ?
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎ああいう感じになってくるとだんだん、そうですよね、丸くなったかなみたいな感じになると思うんですよね。
ニードルあー(笑)たまにそういうので、こう、なんかね。
ワーグマン安心させないとね(笑)
ニードル安心させないとね。ついてくる人もついて来なくなっちゃうんで(笑)
赤松弥太郎で、油断したところでグサッといくと(笑)
ニードルそう、油断したところでね。ダークフォースとか描いて(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎ヴィリジオンとか、すごいいいのが上がってますので、ぜひpixivアカウントを持っている方は見ていただければ。
ニードルあ、いいこと言いますね(笑)見て下さい。
赤松弥太郎お願いします。
ニードルもしくはブログを隅から隅まで見ていただければ、載ってますんで。
赤松弥太郎じゃあ、本作の絵を描くというところにあたって、特に気をつけたところ、ゲームを作るって言う視点で見るとですね、何か気をつけたところはあります ?
ニードルあの、初めは、作品毎に絵柄を一応変えて、気をつけて描いてた……つもりなんですけど。
赤松弥太郎ああ、そうなんですか。
ニードルん、まあ、気づかれないかも知れないですけど。
ワーグマンまあ、でもさ、ルリティアと虎次郎の描き方は違ったりするからね。
赤松弥太郎あ、それは全然違いましたよね、確かに。カットインだとかも。
ニードルあ、特にね、ルリティアの超絶発動の絵とかは、
赤松弥太郎「てりゃあ !」ですね。
ニードルそうそうそう、あの「ヤアッ !」てやつ。あれは80年代アニメをかなり意識して描いてるかな。
ワーグマン線とか、そんな感じだよね。
赤松弥太郎線をはっきり濃く描く、まつげ長くする……
ニードルそう。あと、まあ、金田光りをするっていうね。
赤松弥太郎ああ、光る光る。
ニードルそう。
赤松弥太郎ホント、パッと見た感じじゃあ、おんなじ人が描いてるとは思わないですもんね。
ニードルあ、それはありがたい言葉ですね(笑)
赤松弥太郎グレンの発動とルリティアの発動と、全然違いますよね、やっぱり。
ニードルそう、あの、グレンの発動もね、特撮好きには多分、たまらない感じになってるハズなんだけど。気づいた人いるかな。
赤松弥太郎やっぱりシュィィィィンって音が聞こえそうな気がしますよね。
一同(笑)
ニードル素晴らしい(笑)
赤松弥太郎そういう描き分けだとかっていうのをしていくのは、面白かったというか…… ?
ニードルあー、初めはだから、そういう風にして面白かったんですけど、徐々にこう、余裕が無くなっていき(笑)
赤松弥太郎はいはいはい(笑)
ニードル自分の絵になっていくっていう……感じですかね。
ワーグマンまあ、でも言い方を変えると、徐々に個人個人のキャラクターが1つにこう、まとまっていくと。
ニードルあー(笑)
赤松弥太郎そーですよねー(笑)
ニードル言いようだね。
一同(笑)
赤松弥太郎制約も厳しかったという話も、さっき出ましたけれどもね。
ニードルはいはい。うーん、だから色数がね。
ワーグマンおかしいよね、あのシステムはね。
赤松弥太郎256色ですからね。
ニードルうーん……
赤松弥太郎しかもパレット共有でしたっけ、アレって。
ニードルパレットうん、多分共有なんですよ。
ワーグマン共有です。変えられない……他のシミュツクの作品を見ても、変えてない気がするんで。
ニードルうん、多分変えらんないんだろうね。スゴいっすよ、見るとわかるんですけど、同じ緑が10色とかあったり。
赤松弥太郎えぇぇぇぇ ! (笑)
ニードル(笑)そう、意味がわからない。
ワーグマンなんなんだろうアレって感じで。多分バグなんじゃないですかね。
ニードルバグなのかな。
ワーグマンバグって言うか、うん。ホント変えられなきゃおかしいもん、あんなの。
ニードルあ、そうだ、さっきPhotoshopとSaiって言ったんですけど、ドットで描くときはキャラツク使ってます。
赤松弥太郎あ、キャラツク。あんなのペイントでいいじゃないかと言われて久しいツールですけどね。
ニードルいや、ペイントよりはいいですよ。やっぱりドット絵描くには結構適してると思う。ただ、バグが多い(笑)
赤松弥太郎あー。
ニードルスゲェ止まる。
赤松弥太郎あれもまた、最近出ましたよね、リメイクされて。2とか言って。
ワーグマンあれはでも、別にいいかな。
ニードルもう、もう(笑)
ワーグマンフォトショで描けばいいでしょ。
ニードルうん。あ、でも、キャラツクのいいところもあるよ、うん、フォローするワケじゃないけど。さんざん泣かされてるから。
ワーグマンうん。開発バスターだからね(笑)お陰様で。
ニードルマジで、あの、セーブする寸前に止まるって言うのはヒドい。
赤松弥太郎(爆笑)ヒドい !
ニードルセーブを押した瞬間に、止まるんですよ(笑)無いだろそれはっていう。
赤松弥太郎それはあっちゃいけないですよ。キッツいなあ(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎さてさて、では続いてですね、曲の話に入りたいと思いますので、ワーグマンさん、お願いします。
ワーグマンはい。
赤松弥太郎でまず、作曲についてなんですけれど、これはもう、前から勉強だとかしてた感じですか ?
ワーグマンえっとですねぇ……子どもの頃ピアノは習ってたんですけど、
赤松弥太郎あ、なるほど。
ワーグマン中学前にはやめてました。
赤松弥太郎(笑)
ワーグマン遊び盛りだったんで。
ニードル遊び盛りでゲームばっかりやっちゃってね(笑)
ワーグマンやってましたからね。ピアノの練習するより遊んでた方がいいかなって。
赤松弥太郎確かに。
ワーグマンなんで、作曲は完全に趣味の独学ですね(笑)
赤松弥太郎じゃあ、特に何も……
ワーグマン特に何か勉強したワケでもないと思います。その頃のピアノもまあ、地にはあるんですけど、作曲をやる上では、そんなにって感じはしますしね。
ニードルうん。
ワーグマン普通に、まあ、ゲームミュージックが好きだったんで。
赤松弥太郎どんな曲が好きでしたか ?
ニードル古城裕三だよね。
ワーグマンファルコムとか、任天堂も好きだし、古城裕三ってわかります ?
赤松弥太郎あ、ちょっと個人名で言われちゃうとわからないんで、作品名でいただけると。
ワーグマンソーサリアンとか、イースとか。あとは最近は世界樹のBGMを作ってる、世界樹の迷宮……
赤松弥太郎あ、わかりましたわかりました。あの人ですね。
ワーグマンあの人は好きですね。はい、大好きですね(笑)BGM好きな人はみんな好きなんじゃないですかね ?……そんなことないか。
ニードルそんなことはない(笑)
赤松弥太郎まあ、人それぞれだとは思いますけど、でも、やっぱり人気はありますよね、常に。
ワーグマンありますよね、うん。それに感化されて、曲作ってみようかって、なったクチです。
赤松弥太郎じゃあ、EXTRAPOWER以前にもそういう感じの、ゲームミュージックみたいな感じで曲を作ってたんですか ?
ワーグマンあのですね……昔からキャラクターとか作ってたんですけど、そのテーマ曲とかは作ってましたね。で、ゲームのBGMって形で、自分の作った曲が流れるっていうのは、なにげに夢だったんですけど。作ったゲームミュージックを乗せられるツールがその時恵まれなくて。
ニードルあ、でもアレじゃん、サターンのデザエモン。
ワーグマンあれでようやく、自分の作った曲を……32小節だっけな、24小節か、しか入れ込めないんですけども。パートが2つしか作れなかったりとか。
赤松弥太郎制約きびしいですよね。
ワーグマンでも、一応ゲームで自分のBGMを流せたのが初で。
赤松弥太郎はい。
ワーグマン完全に自分の作った曲を乗っけたのはEXTRAPOWERが初めてです。
赤松弥太郎まあ、夢が叶ったと、そういうことですね。
ワーグマンなんで、がっつりともう、どんどん、モチベーションで、作っていきましたね。50曲以上(笑)
赤松弥太郎機材やソフトといったところでは、どういうのを使ったんですか ?
ワーグマン普通の、Windowsに内蔵されてるMIDIです。
赤松弥太郎あ、ああ ! なんかどっかで聞いたことがあるような音源だなあと思ってたんですけど、ヤマハのじゃないですか、ひょっとして。
ワーグマンヤマハ、ヤマハ……そうですね。よくわかんないですけど(笑)
赤松弥太郎ヤマハのソフトウェアYXGだと思ってるんですけど、ボクは。多分そうだと、ボクも使ってるんで、よくわかるんですけど。
ワーグマンあ、そうなんですか ?
赤松弥太郎なんかおんなじ音がするな、MIDIかな、と思ったらWaveだったという(笑)
ワーグマンええ、Waveですね。MIDIだけだとやっぱりその……なんか、物足りないっていうか、単調な感じになっちゃうじゃないですか。
赤松弥太郎そうですね。
ワーグマンなんで、まずサンプリングして、エコーを加工して作ったりとかして、
ニードルえ、でもWaveじゃないと入れられなかったんじゃないの ?
ワーグマンうん、そうそうそう。
赤松弥太郎え、そうなんですか ?
ワーグマン作ったツールが、カナデールの。
赤松弥太郎あ ? カナデール ?
ワーグマンはい、なんですよ。曲作る上で何使おうかなとか思って考えてて。じゃあカナデールでいいやって(笑)
ニードル(笑)
ワーグマン特に調べもせず買って、で、それで作った曲が、なんかシミュツク95じゃ乗せらんないんですよね。同じMIDIなのに。
赤松弥太郎不思議ですねえ(笑)
ワーグマン形式違うみたいで。
赤松弥太郎はあ。
ワーグマンで結局、あ、Waveならいけるんだ、と……(笑)
赤松弥太郎なんのためのツールだかわからないですね、そうなっちゃうと。
ワーグマンええ(笑)
ニードルなんか、解決する方法あるのかも知んないんですけど。
赤松弥太郎まあ、面倒くさいと、そういうことですよねえ。
ワーグマンそうですよね。そもそもシミュツク95に、アスキーっていうかエンターブレインは愛情なさ過ぎますよ(笑)
赤松弥太郎ですよねー、本当に。
ワーグマンなんか色々とダメなところがあるんで、それでまあ、結局乗せられなかったですね。
赤松弥太郎そうですね、例えばテーマソングだとかというのは前々から作っていたという話でしたけれども、
ワーグマンはいはい。テーマ ?
赤松弥太郎そうです。例えばルリティアだとかグレンタイガーだとか、はっきりテーマソングあるじゃないですか。ああいうのもあらかじめ出来ていた ?
ワーグマンあれはですね、作曲して歌詞乗せたんです。だから結局、作曲の方が先かな。
赤松弥太郎作曲の方が先。
ワーグマン最初は歌詞無かったんですけど、ニードル君が結局、80年代とか70年代とかのヒーローの曲を作ってくれっていう要望を出してくるじゃないですか。
赤松弥太郎ああ、なるほど。
ワーグマンで、そのメロディー主旋を大切に作っていくとですね、歌詞乗っかるようにできちゃうんですよね(笑)
赤松弥太郎(笑)たしかに、形式ってありますからね。
ワーグマンで、じゃあ、歌詞乗っけよって感じで。それが、自分のモチベーションにもつながってるんで。
赤松弥太郎やっぱりカッコいい歌詞が乗るとね。曲聴いてるだけで、なんというか、思い浮かびますからね。
ワーグマンええ、思い浮かんでくれると嬉しいですね。
赤松弥太郎では、えーと、最後にシナリオについてのことなので、まあ、お2人協力してということになるかと思いますけれども、
ニードル & ワーグマンはい。
赤松弥太郎本作のシナリオで、苦労したところだとか、工夫したところというのは、どういうところがありますか ?
ニードル苦労したところ……うーん……。なんだろうね ?
ワーグマン息の合わせるのが大変だった。
ニードルあー。うーん、そうですね。やっぱりね。集団作業はね。そりゃもうお互いの意見のぶつかり合いだからね。
ワーグマンそうですね。ストーリーとか作ってく上で……そう、キャラクターがまた僕とニードル君とあとシャークン拷で分担がされてるじゃないですか。
赤松弥太郎ああ、はい。
ワーグマン絡み合うところでどうするかっていうところでぶつかったりとか。
ニードルうーん。
ワーグマン後は、僕がニードル君のキャラクターのこと良く知らなかったり。ニードル君が僕のキャラクターのこと良く知らなかったりとか。
ニードルそうねー。
ワーグマン結局深いところまでは理解するのって……
ニードルそう。ね、伝えきらないからね。
ワーグマンそこで、キャラクター統一がやっぱり……大変なのはありますね。
ニードルうーん。『オイオイ、コレ違うよね』みたいなことはよくあったよね。
ワーグマン俺はこういうことしないってつっこんだこともあるしね。
ニードルそうそうそうそう。
赤松弥太郎結構、調べてて驚いたのが、お互いのその、大体の世界観っていうのがあるんじゃないですか。その世界観の中でも、この人が受け持ってる世界なのかなって思ったら、あれ ? 違う人のキャラもいる ? みたいな……
ニードルあーあーあ。そう、だからアレですよね。僕がまず、大きな皿を作って渡してるんで。
赤松弥太郎なるほど。だから世界がおんなじでも、同じ人のキャラばかりとは限らない。
ニードルそうですねえ。
ワーグマン例えば、ニードル君がグレンタイガーを作るじゃないですか。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンで、『おっ、いいな』とか思って、なんかライバル的なキャラクターを僕も作るんですよ。
赤松弥太郎で、ゲッコウになる、と。
ワーグマン(笑)そんな感じですよね。
ニードルうんうん。
赤松弥太郎クラウンとフールで二人分かれてたってのがちょっと調べて衝撃だったんですよね。
ワーグマンたしかにね。あれは、
ニードルあれは、ワーグマンがクラウンをまず作って、うわ、これは負けてらんねぇなあって作ったのがフールですね(笑)
赤松弥太郎クラウンとフールの区別が付く人って、結構少ないんじゃないかってひょっとして思ってるんですけど。
ニードルえっ !? そうなの ?
ワーグマンやっぱ、パッと見は似たような……
ニードル確かにね。
ワーグマンそれはそれでコンセプトなんだけれど、
ニードルうんうん。
赤松弥太郎よく見ると違う。
ワーグマンだから同じに見えちゃうのかな。
赤松弥太郎茶髪の方が、クラウン。
ニードルそうですね。
ワーグマンクラウンの方がハンサムに描いてくれてるんだよね。
ニードルそんなことないよ(笑)
一同(笑)
ワーグマン僕はそう思うんだけど(笑)
ニードルでも顔をすごく変えたくて、双子みたいにはしたくなかったのね、うん。だから完全に顔の形は変えてる。
赤松弥太郎そうですね。フールの方がちょっととがった感じになってるかな?
ワーグマンちょっと濃いんじゃないかな、フールの方が。キャラクター的に。
ニードルあのねえ、実はねえ……クラウンの方はアジア系の顔なんだ。
ワーグマンほうほうほうほう。
ニードルで、フールはヨーロッパ系の顔なんだよ。
赤松弥太郎あ、そうなんですか
ニードル実は。うん。まあ、これ以上言うとこの先の話になってくるんであんま言わないんだけど。
赤松弥太郎あー。はいはい。
ニードルまあなんかそういう設定があったりとかね(笑)
ワーグマン(笑)こういう風に勝手に設定作って、
ニードルそう、言わないから(笑)
ワーグマンポコっと喋るから、『おっ』とか思って、言っちゃったりするんですよ。
赤松弥太郎(笑)担当のキャラなのに、知らないところでなんか出来てたり、
ニードルそうそう、勝手に料理されちゃうっていう(笑)
ワーグマン(笑)そうそう。そういうこと多いですよね。まあでも、間違ったことはしてこないんで。うん。
赤松弥太郎そこら辺は信頼っていうか。
ニードルまあ信頼。
ワーグマンそうですね。
ニードルこの野郎って思うときもあるけどね(笑)。
ワーグマン(笑)それはどうだろうって時もあるんですけど。やってみたら面白かったりとか。
赤松弥太郎そうですね。で、そうなってくると、ストーリー的に動かしやすかったキャラと、動かしにくかったキャラみたいなのが出てきたと思うんですけども、一人あげるとしたら。
ニードル一人……一人あげるとしたらリ=コだよね。やっぱね。
ワーグマンリ=コは確かに動いてくれたね。
ニードルリ=コ……ていうか、結局しゃべるキャラはね。動かしやすいよね。
赤松弥太郎フェイ君ばっかりじゃないですもんね。絡んでたキャラもね。結構いろんなキャラと絡んでくれてましたからね。
ニードルんー。やっぱしあの、なんだろ緩衝材になると言うかね。
赤松弥太郎はい。
ワーグマンそうですね。
ニードルリ=コなかったら、もっとギスギスしてる話になってるよね。
ワーグマンみんな優等生ばっかりだからね(笑)
ニードルうーん。まじめだしね。みんなね(笑)
ワーグマンリ=コみたいな奴がいないと。
ニードルうん。
ワーグマンエースも好きなんですけどね。アレもよく動いてくれるんで。エース教授。
赤松弥太郎でまあ、結局リ=コが人気投票1位になったりしたワケですけどね。
ニードルんー。そうですね。やっぱしだから上手く動いてくれたってことなんだよね。
ワーグマンそうですね。「なるほど」と思うところもあれば、「意外だ」って思うところもあったんですけども。
ニードルんー。
ワーグマンまあ「確かにそうなのかあ」って気はしますね。うん。
赤松弥太郎で、動かしにくかったってキャラになるとどうなりますか?
ニードル動かしにくかったキャラ。やっぱしゃべんないキャラがねー(笑)
ワーグマンゾフィーとか。
ニードルそう。やっぱしゾフィがきつかったなあ。
赤松弥太郎ゾフィー……ですねえ。
ニードルただワーグマンはゾフィしゃべらせるよね。
ワーグマンうん。
ニードルうん。
ワーグマンでもあんましゃべらせるキャラじゃないっていう風に、ニードル君にも言われてたんで。
ニードルあいつ、あんまベラベラしゃべったらね、ちょっと威厳が無くなんなーっと思って。
赤松弥太郎そうですよね。
ワーグマン出番が無くなるんだよね。
ニードルそう、出番がなくなる。主役なのにしゃべんねえぞコイツって(笑)
ワーグマンそういえば、無理やりしゃべらせたってのも無きにしも非ずですけど。
ニードルうーん。
ワーグマンま、ゾフィはあんな感じだとは思いますね。
赤松弥太郎うーん。
ワーグマンねえ。動かしにく……。でも、それほど動かしにくくなかったかな。
ニードルやっぱし結局あれだよね。お互いのキャラクター、
ワーグマンだね。
ニードルお互いが管轄してないキャラクター……
赤松弥太郎なるほど、そうですね
ニードル動かしにくいよね。
赤松弥太郎やっぱりどこまでいじっていいのか分からない、というところがありますよね。
ニードルそうそうそうそう。
ワーグマン何度も何度もグレゴリーやマヌエラのこと聞いたしなー。この辺なんか、おかしくしちゃおかしいしなってのもあったし。
ニードルあれ、でも、グレゴリーとかマヌエラのとこの脚本書いてる?
ワーグマンうん。あのー……君が書いたの結局少し肉付けする部分とか。
ニードルあー、そっかそっかそっか。
ワーグマンその時とか、あるいは後から矛盾回避とかそういうところで、まあちょっとしゃべらせるときの台詞とかが、こうじゃない、ああじゃないって。結構討論になったよね。
ニードルそうね。そうね
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎で、ですね。>>7さんさんからの質問で、「製作の中で起こった印象深い出来事について、お一人ずつ語って欲しいです」と。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎お互い見方が違うところがあると思うので、というリクエストがきてましてですね。
なので、相方の方に内緒で一つだけ、印象的だった出来事とというのを選んでいただいて、それを話していただこうかなと。お願いしていたところなんですけれども。
ニードルいや、ぜんぜん聞いてないんで……
ワーグマン(笑)
ニードルじゃ、じゃあどうぞ。
赤松弥太郎まず、ニードルさんから行きましょうか。
ニードルニードルさんから ? ハイ。
ワーグマン(笑)
ニードルあのー。やっぱちょっとあのー多分、ワーグマン的には嫌だと思うんですけど、まあ、あのー……(笑)「ふりーむ !」の、紹介文。
ワーグマン(笑)
ニードルこーれがですねー。
ワーグマンそうねぇ。
ニードルキツイですよね !
赤松弥太郎うーん(笑)なんとも言えない。
ニードルあれをねー。やられた時はねー。あの、目から火花が出ましたよ(笑)
赤松弥太郎(爆笑)
ニードルえーー !? って。これーー !? と思って。
ワーグマンやっぱり自信持っておくる作品だから、あの、うん。堂々とうん、尊大に行かなきゃな。じゃないと、やってくれる人に失礼だなって思って、ちょっと偉そうに書きすぎました。
赤松弥太郎尊大すぎやしませんか ?
一同(笑)
ワーグマンすごい反省してます。おかげでなんか、1つ目の感想や2つ目の感想が辛らつ……
赤松弥太郎ひどいですよねえ。
ニードルうん、そう……。あれだけだよね。本気で怒ったのねえ。
ワーグマン(笑)
ニードルこれはねえだろうなって。
赤松弥太郎まあ、そうですねえ……。
ニードル車の中でね、「ちょっと話があるんだけど」っつって(笑)
ワーグマン & 赤松(笑)
ワーグマンはじめ僕も、いや、あれはこういうことなんだって対立してみたものの、「ハイ、すいませんでした」
一同(笑)
ワーグマンってなりましたけど、変えるのはちょっと逆に恥ずかしいことだと思って、今でも変えてないんですよね。
ニードルまあでも、次変えようね。
ワーグマン次変えたいんですけどね。
ニードル次、もしなんか更新することがあれば。
ワーグマンうん。
ニードルまあ、みんなもう見ちゃってると思うけどね(笑)
赤松弥太郎このラジオ聞いてる方は、間違いなく見てると思いますけれどね(笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルアレでホントやらなくなった人がいると思うとちょっと悲しいよね。
ワーグマンそれは確かに申し訳ないけど、うん。
ニードルなので、あれでやめた人、やってください ! (笑)
ワーグマンホントに、すいませんでした。
ニードルそういう気持ちないんで。
赤松弥太郎ハイ、みなさんもお友達にぜひ紹介していただいて、はい。
ニードルでも、自信もあります。
赤松弥太郎こんな偉そうなこと書いてるけど、ちゃんとした人たちなんだよってことをアピールしていただけると(笑)
ニードルそう、はい(笑)
赤松弥太郎そうですね、では、ワーグマンさんの方を、お願いします。
ワーグマンま、さっき話した話に近いんですけども、そのセリフの一言、この……ん ? なんだったけな ? 言い回しがおかしいっていうことで、一晩中討論になったことがあったんですよ(笑)ニードル君と。
赤松弥太郎一晩ですか !?
ワーグマン一つのセリフに対してですね、
ニードルあー、うん。散々やってるよね。
ワーグマンこの人はホントこだわる人間だってのは知ってたんですけど、あんまりこう言い合ってくると、意地とかも出てくるんで。このセリフはこうだ ! っていう風になってきたりとか。
ニードル具体的に、言える ?
ワーグマンどうだったけなー ? ……どこら辺だったっけ ?
ニードルいや、知らないよ(笑)
一同(爆笑)
赤松弥太郎肝心のセリフは、覚えてない(笑)
ワーグマン覚えてないですね。
ニードルダメじゃん(笑)
ワーグマンそれがすごい印象的で。
ニードル(笑)まあでも多々あったよね、そういうこと。
赤松弥太郎あー、やっぱり。
ニードル日常茶飯事だよね。
赤松弥太郎何回かあったんですね。
ニードルそうだね。
ワーグマンでまあ、うん、こだわる人間だって事がわかって(笑)
ニードルいや、お互い一歩も退かないですからね。そういうトコね。
ワーグマンねえ。うん。
赤松弥太郎良い意味で言えば、それは妥協の無い姿勢ということになるんじゃないかなと。
ワーグマンハイ ! そういうことで !
一同(笑)
ニードル最後妥協じゃん。いいよもう、分かったよ ! っつって。
ワーグマン結局どっちも曲げなければ、どっちか曲がるしかないんで。
赤松弥太郎それはそうですよね(笑)
ニードル & ワーグマンうん。
赤松弥太郎まあそんなこんなもありつつも、着々とゲームは制作していったということなんですよね。
ニードル & ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎そういうお2人にとって、チームでの制作という意味での面白みはどこにあると思いますか ? あの、1人でやっている時と比べてですね。
ニードルやっぱ化学変化……ですね。うーん。
ワーグマンまあ、僕じゃ思いつかないこととか、やっぱりニードル君やシャークン拷とか、ちゃんと言ってきたりするんで、「あっと、これは、この展開になるとは思わなかった」
ニードルやっぱそう、他人のね、考えることはちょっと違うからね。「あ ! こういう、この手があったか」っていうのがね。やっぱし生まれてくるよね。
ワーグマンやっぱりだから、ゲームは……ゲームてか作品は……
ニードル作品はってかでかいの作るにはやっぱし、うん共同作業。つらいこともあるけどね。
ワーグマンうーん。
ニードルでもやっぱし利点もま、有るかなーと思う。
ワーグマンまあ、一人カッツリと決めて、ガッツリと作っちゃう人もいるけどね。君んチそうなんだけどね。
ニードル(笑)いや、でも、いいとこもあるよ。利点も。
赤松弥太郎まあ、お互い足りないところを補い合って、みたいな形での……
ニードルそうですね
赤松弥太郎ではえーと、ちょっと話は飛びますけど、没になったネタ。制作中に没になったネタとかあったら教えてください。
ニードルはいはいはい。
ワーグマンはい。
ニードルえーと、そうですねえ……。一番やっぱ……うーんと……超絶技の没ネタが結構多いですよね。
赤松弥太郎あー。数が限られてるっていう中で。
ニードルそうそうそう。絵描いて、入れてないやつとかもあるから、すごいですよ。
ワーグマンもったいないねえ(笑)
赤松弥太郎それは残念ですねえ。
ニードルあ、当初グラディウス毒液吐きましたからね。
ワーグマンあったね。(笑)
赤松弥太郎あー、なるほど(笑)それはだいぶ印象が違いますよね。悪役レスラーみたいな感じになって。
ニードル悪役レスラー……うーん。そう言われるとちょっときついかな(笑)もっとあの、生物っぽい感じで。
赤松弥太郎なるほど。
ワーグマンアリとも思いますけどね。その名残がやっぱ、じゃあアレなのかね ?
ニードルん ?
ワーグマンあの……最後のベムの群体の毒液みたいなのに。
赤松弥太郎あー。
ニードルそう、そうなんだよ。あそこに繋がるはずだったんだよ。「コレが ! 」って。
赤松弥太郎コレのもっとスゲエやつっていう。
ニードルそうそうそうそう。そうなんですよ!
ワーグマンだから「急に毒液か !? 」っていう感じかもしれないですよね。ユーザーさんにしてみれば。
赤松弥太郎そうでもないと思いますけどね。やっぱりベムと毒っていうのは印象としてはありますよね。
ワーグマンラストはね、うん。
ニードル後システム的に、毒を入れたくなかったんですよね。毒撃っていうか……あの、
赤松弥太郎ああ、ステータス異常。
ニードルポイズン状態にしたくない。うん。あれ治すのがめんどくさいんで。
赤松弥太郎確かに。
ニードル嫌いなんですよ。
赤松弥太郎治療アビリティが必要ですからね。また、ハイ。
ワーグマン魔法の数に限りがあるじゃないですか。魔法の数に限りがあるから、毒を治す魔法を入れらんない。
ニードルそうそう!毒を治すアイテムとかね。アイテムも限りがあるからね。
ワーグマンそうそう。全部使ってるからね(笑)
ワーグマン切るしかないよね(笑)
ニードルそう。
赤松弥太郎というところでまあ、ステータス異常はもうスタンしか無い。
ニードルそう、しかも味方だけっていう。治す手間はないという。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎そうですね。派手さを重視した結果だったと。
ニードル派手さっていうか、その手間ですよね。うん、ポイズン状態を治す手間。あとはその容量。
赤松弥太郎あー。やっぱりそういうところでのその、自分がプレイしてて面白くないところはどんどん削っていくっていう。
ニードルそう。そうですね。RPGでホント毒になって、治す手間がすごい嫌なんですよね。
赤松弥太郎確かに。毒うっとおしいですよね。
ニードルうっとおしいですよ。チョコチョコチョコチョコ。
赤松弥太郎大して強くも無いのにピコピコピコピコなってさ(笑)
ニードルそう(笑)
赤松弥太郎テレポなんかした日には、大変なことになりますからね。
ニードルそう(笑)
赤松弥太郎(笑)
ワーグマンあの毒システムおかしいよね。毒はもう、くらっちゃったら死ぬしかないんですよ。
赤松弥太郎(爆笑)
ニードルその考え方もおかしくない ? (笑)
ワーグマン冒険者が、洞窟で、蛇にかまれて、じゃあどうして治すかっていう。体力が徐々に減っていくっていうシステムはおかしいと思うんですよ。僕は。
ニードルおかしいかなあ ?
赤松弥太郎おかしいかな(笑)
ニードルだって即効性で死ぬ毒だけじゃないっしょ(笑)
ワーグマンでも体力がちょっとずつ減っていくっていうのもなんか変、変じゃない ?
ニードルうーん。いや……
赤松弥太郎RPGとしてはどうかわかんないですけど、シュミレーションRPGだと確かにターンごとに減っていくってのはうっとおしいですよねえ。
ニードルうーん。そうですよね。なんかドカ!ってなるのがむかつくんですよね(笑)
ワーグマンでも実際D & Dとかのほら、毒とかって……一撃死的なものだよ。体力減っていくってシステムじゃないじゃない。
ニードルいやー、でも、それでも……まあいいや ! もう !
ワーグマン & 赤松(笑)

●そして完成、それが……

赤松弥太郎といったところで、いよいよ完成、というところに入っていきますけれども。本作の初公開っていうのはいつ、どこででしたか?
ワーグマンコミティアですね。
赤松弥太郎コミティア。
ニードルそうですね。二年ぐらい前のコミティア ?
赤松弥太郎えーと、2008年 ?
ニードルで、10枚ぐらい焼いて、
ワーグマンCDに焼いて、
ニードル配布したのが始まりですねー。
ワーグマンハイ。
赤松弥太郎それがその、身内以外で、初めての公開。
ニ&ワーグマンそうですね。
ワーグマン身内ばっかりにやらせてたんですけど、んー。なかなかねっていう(笑)
ニードルいや、ていうかあの、元々出したかったんだけど、どうやって出していいのか分からなくて、「とりあえずコミティアに出るから。漫画出すから。ついでに持っていくよー」っていう話になって。そう、持ってったんですよ。
赤松弥太郎それで、セシールさんの誘いで。んー。まあ、10枚しか焼いていかなかったワケですよね。
ニードル10……13枚ぐらいだったかなあ ? もう覚えてないけど、まあまあそんな感じですよ。
赤松弥太郎まあ販売価格としては、原価相当ぐらいですか ?
ニードルあ、いや、無料。無料配布です。
赤松弥太郎あ、ただで配ったと。
ニードルハイ。
赤松弥太郎じゃあ完全に自腹なんですね。焼く代金だとか。
ニードル完全自腹です。
赤松弥太郎そうなってくると、その13枚っていうのは結局売れたんですか ? 売れたというかさばけたんですか ?
ニードルそりゃはけましたたね。
ワーグマンお金、値段つけちゃうと、買ってくれない方が悲しいからね。
ニードルうん。
ワーグマン100円でも引いちゃう人は引いちゃう……
ニードルいやもう、1円で付けたらもう全然別の世界になっちゃうからね。
ワーグマン他人にやってもらいたかったってのがあったんで。
ニードルうんうん。
ワーグマン配布しましたね。
ニードルはじめ、100円にする ? とかって話もあったけどね。
赤松弥太郎あー。実費相当で。
ニードルで、その結果、そこで、あのー……。「ハッピーチャレンジャー山田」の作家のintさん。こーれに拾ってもらったワケですよ。
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎これはラッキーだったですねえ。
ニードルこーれがラッキーでしたねえ。(笑)
ニードルそう。これで、あの「ふりーむ !」を紹介され、
ワーグマンそうですね。
ニードル載せて、
ワーグマンintさんの手ほどきが無ければもう……(笑)
ニードル今は無いよね。ホントに。
赤松弥太郎13枚。それで終わってたかも知れないんですよねえ。
ニードルそう。
ワーグマンホント運良かったですよね。
ニードル運命、運命の出会いですよね。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎まあintさん、フリーゲームの紹介者としても非常に有名な方なんですけれども、僕も色々とお世話になってます。で……
ニードルあー。そうですか。
赤松弥太郎でまあまあレビューなんかも書いちゃったりしたんですけどね、「ハッピーチャレンジャー山田」。
ニードルええ。すばらしいレビューありがとうございます。
赤松弥太郎いえいえいえいえ。
ニードル(笑)
ワーグマンなかなか面白かったっすよ。ここで言うのもアレなんですけど(笑)ちゃんとintさんにメール送ろうかなとか思ったんですけど。僕もちゃんとクリアしました。
ニードル送ってないのか。
ワーグマン送ってないです(笑)
ニードル送りましょうよ(笑)
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎ということでまあフリーで……その時までは、全然フリーソフトっていうものの存在自体知らなかったと。
ニードルハイ。知らなかったですねえ。
ワーグマンそうですね。知らなかったですね。
ニードルまあ考えてみりゃあるんだろうなっていうぐらいのレベル……だよね。
ワーグマンでもそこでどういう世界があるかっていうのも、まったく知らなかったし。
ニードルていうか、今も知らないしね。
ワーグマンうーん。そうですね。
赤松弥太郎ということで、フリーゲームだとか、それまで今まで全然触ったことが無い、という状況で「ふりーむ !」に登録して……
ニードルそう……そうですね。
赤松弥太郎で、いきなり最初っから、一発目キツいコメントもらって……(笑)
ニードルそう(笑)
一同(笑)
ニードル「世間の壁は厚いな」みたいな。(笑)
ワーグマン大変でしたね。
赤松弥太郎そういう目で見たときの、フリーゲームならではの良さだとか、即売会だとかの違いっていうのを、逆にフリーゲームしか知らないボクたちに教えてくれればなー、っと思って。
ニードルあー……んー……やっぱし、ゲームを買いに来てるワケじゃないんで、それがやっぱキツいですねー。
ワーグマンそうですね。ゲームをちゃんとやってくれる、その「ふりーむ ! 」とか、「ふりーむ !」ならそういう場所で出すのと、コミティアみたいなとこで出すのとじゃあ、やっぱりニーズが違うっていう感じだよね。
ニードルんー。ってかそもそもあの、そういうイベントで成功したことがないから、あんま参考にならないかもしれないけども。漫画売れないからね。
一同(笑)
ワーグマンなんかねー。
ニードルいや、もう完全に浮いてるからね。
ワーグマンがんばれ。
赤松弥太郎お客はエロを買い求めに来るワケですね。エロと萌えを。
ニードルホント、かんなぎの同人誌の横で売ってるワケですよ(笑)全然萌えない絵で。
赤松弥太郎「もえる」って字が違うんですよね。字が(笑)
ニードルあー、お前バーニングの方じゃんっていう(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎そうですよね。ということは、「ふりーむ !」に登録したことでもう知名度もどんどん上がっていって。
ニードルんー。そうですねもう。それだけですもんね。
ワーグマンだけですね。
赤松弥太郎そこからもう全て始まった。
ニードルそっから全て始まりましたね。うん。
赤松弥太郎sunnaさんのレビューがあり、
ニードルそして今ここで喋ってるっていうね。
赤松弥太郎そうですねえ。
ワーグマンsunnaさんもホントに、ありがたい人ですよ。(笑)
ニードルそう。intさんと一緒にね、sunnaさんと一緒に来てね。
ワーグマンうん。やっぱ好きになって、ちゃんとアツく語ってくれる人って、こっちも読んでてとても嬉しいんで。
ニードルsunnaさんって、あのEXTRAPOWERのレビュー書いてくれた人。
赤松弥太郎はい、そうです。激辛に掲載されたレビューを書いてくれた人です。
ワーグマンあのレビューが出た瞬間、またガクッとかなったからね(笑)ありがたいですよね。ちょっと伸び悩んでたときに。嬉しいですよ、ええ。
ニードルいや、今回でもあがったからね。嬉しいね。
ワーグマンそうそう、今回もね。そうそうそうそう。
ニードルちょっとでもこう、数字伸ばしていただければね。ホントに。
赤松弥太郎まあ数字というところもアレなんですけれども、やっぱりそのインパクトのある感想だとかっていうのも……
ニードルあーいや、欲しいですねー。
ワーグマンありますけどね。うん。
赤松弥太郎そうですよね。あの、フリゲ2009のあの投票者コメント
ニードルあ、そう、あーれホントびっくりしましたね。うん。
ワーグマン(笑)
ニードルあそこまで見られてるのかと。(笑)
赤松弥太郎そうですね。ちょっと僕ももらって瞬間ちょっと冷や汗が出ましてですね。
ニードルうん、いや僕もホント冷や汗出ましたね。
赤松弥太郎「コレ載せちゃっていいのか ? 」ってちょっとためらったぐらいですね。
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルうーん。ホントそれぐらいインパクトある文章ですよね。
赤松弥太郎スゴいなぁと思いましたね。あれはちょっと、僕とかは逆に書けないかもしれない。ああいう感想っていうのは、なかなかもらえないと思いますけれどもね。
ニードルそうですね、アレはホントありがたいですよね。あれであの、生きる勇気をもらったと言うか(笑)
ワーグマン(笑)そうですね。
ニードルああ、やって良かったってのはありますよね。うん。
赤松弥太郎公開前と公開後で、そんな感じでEXTRAPOWER自体はどんどんとビッグになっていったワケですけども。
ニードルはい。
赤松弥太郎お2人にとっての変化っていうのは何かこうありましたか?
ニードルうーん。ま、でも、こういう風にね。使ってもらえたりとかね、声掛けてもらったりとか、つながりが出来たっていうのはスゴい。
ワーグマンですよね。いいことですよホントに。
赤松弥太郎そうですね、ボクにとっても、はい。
ワーグマン実際、身内に作るだけじゃ、他の人に楽しんでもらえる機会なんて無いんで。そういうことの楽しさを知っちゃったらもうっていう(笑)
赤松弥太郎なるほど。
ワーグマン全然違いますねえ。インタビューとかもね、受けるの初めてですしね(笑)
ニードル後、萌えが分かってきた。
一同(笑)

●みなさんの質問に答えます

赤松弥太郎そうですね。では、このあたりで、皆さんからの質問にお答えいただければと思います。
>>2さんさんから順々に読んでいきます。みなさんご質問ご応募ありがとうございました。
ニードル & ワーグマンありがとうございます。
赤松弥太郎では、まず>>2さん「主要キャラクターの年齢を教えてください。」
ニードルあ、コレねー。これキビしかったねー。
ワーグマン(笑)
ニードルあのー、なんだろうね。やっぱイメージが固まっちゃうってのがねえ、すごいねえ……。
ワーグマンそうなんですね。うん。
ニードルでもまあ、答えないのもね、アレだから……どうしよ ?
ワーグマンどうしよ ?
ニードルまず、あー……。そう、パパっと決めたのは、くろがねが20から22、3ぐらいまで。
赤松弥太郎ああ、なるほど。
ワーグマンで、言っちゃうとまあほら、こうギャップがあるって人も多分いるんでしょうね。
赤松弥太郎いるかもしれないですね。
ニードルねー。なんかねー。つらいところだけどね。
赤松弥太郎18だと思ってたのにって人がいるかもしれない。
ニードルそう。10代だと思ってたのに !
ワーグマン今プレイしているあなたの思った年齢でいいんですよっていう。
ニードルそうそう、ここで言ったのは別にあの……そう、公式ではないんで(笑)
ワーグマン皆さん想像通りでいいんですよ。
ニードルあなたの想像が正解です。ですが、うん。
ワーグマンこっちの……アレってことで。
ニードルで、そうね……ゾフィは……30ぐらい?
ワーグマンうん、30くらい。の、イメージで。
ニードルうーん……かな。やっぱちょっと威厳がないとね。まあせめて30代には。
ワーグマン若造っていう感じじゃないからね。
赤松弥太郎20前とかねえ(笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルそう、そりゃないだろっていう。
ワーグマンプロレスラーが引退する年齢よりは若くしたいなーってのがあるし。
赤松弥太郎あー。そうですね。実際に戦いますからね。
ワーグマン長老じゃないから。若者の現役だからっていう。で、30ぐらいかなっていう。
ニードルフェイは10代後半……だね。やっぱしね。
ワーグマン後半になるの ?
ニードルうーん。16~18ぐらいでいいかな。
ワーグマンなるほど。……ブラックベリー。
ニードルブラックベリー。ブラックベリーはくろがねより2つ3つ年上って感覚……かなあ。だから24、5、6ぐらい。
ワーグマンそうですね。公式じゃありませんけどね(笑)
赤松弥太郎だいたいこんな感じでってみたいなイメージですね。あくまでね。
ワーグマンシャークン拷は……
ニードルシャークン拷はもう……
ワーグマン宇宙暦何年とかワケわかんない(笑)
赤松弥太郎人間じゃない人たちはちょっとねえ……(笑)
ニードルそうそう。もう聞いてもねえ、当てにならないから。
赤松弥太郎でも、よく考えてみたら、パーティーメンバーかなりの数人間じゃなくなってません?
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎ま、ネタバレになるんで、何人とか言いませんけども、結構クラスチェンジとかで人間やめちゃった方も何人か(笑)
ニードル & ワーグマンそれがEXTRAPOWERです(笑)
ワーグマン人間を超越した力、EXTRAPOWERです。
ニードルそのまとめ方(笑)
赤松弥太郎そうですね。>>3さんはお答えしたたとして、えーと>>4さんさん。よくある意見なんですけれども……
ニードル & ワーグマンハイ。
赤松弥太郎「フェイ君のクラスチェンジ後の姿がかっこいいとは思えないんだ。どうしたらいいです ?」
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルどうしたらいいか。これはあのー……
ワーグマンぼくはかっこいいと思うんですけどね。
ニードルいや、まー一番いいのは、クラスチェンジしないルートを通る。ってのが一番……。
ワーグマン避けらんないのも結構あるけど……。
ニードルスパロボでもほら、パワーアップマジンガーあったじゃん。
ワーグマンうんうん。
ニードルマジンカイザー嫌いなんで僕、あのーあっちで行ったんですけど(笑)超弱いけど、そっちで。そっちで根性で解けやっていう。
ワーグマン(笑)
ニードルただねー、あれをかっこいいと思うセンスもあるんだぞってトコにはちょっと気づいてほしいですよね。
赤松弥太郎あー。確かに。でも、結構フェイ君のクラスチェンジしないルートって、通るの難しくないですか ? (笑)
ニードル根性ですよ根性 ! (笑)
一同(笑)
ワーグマン全員クラスチェンジ、全員じゃないや、ごめんなさい。
ニードルゾフィと……
赤松弥太郎ゾフィは簡単に選べますからね、選択肢で。
ニードルゾフィとフェイ、あとあのブラックベリーはまあしちゃうけど……うん、2通りある。
ワーグマンシャークン拷も2通りある。
赤松弥太郎真覚醒と、そうですね。ハイ。
ワーグマンそう、そうですね。
赤松弥太郎次、>>5さんさんの質問……どうしたものかなー。これネタバレもいいとこなんだけどなー。
ニードル & ワーグマン(笑)
ワーグマンノーコメントにしときます ?
ニードルあー、うーん。まああの、「次回に繋がるんじゃないの ?」ってとこだけ(笑)
赤松弥太郎あー、なるほど。いいですねえ。ハイ。えと、飛びまして>>8さんさん。「自分をゲーム内のキャラに例えると誰に似ていると思いますか?お二方それぞれのそれぞれに対する評価も聞いてみたいです」
ニードル & ワーグマン(笑)これはキツいねー。
ニードルいませんってのはよくないよねー。
ワーグマン僕決めてきたんですけど、えっと劉さんとオウゴンムシを足して2で割った感じです(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎執事タイプじゃないですか、典型的な。
ニードル劉さんはちょっと近いかもしれないねえ。
ワーグマンそして、ちょっと亮みたいなキザさもなきにしもあらず。けどそんなにかっこよくないですね(笑)
ニードルそんないいもんじゃないからね。
ワーグマンいいもんじゃないね。難しいですもんね。
ニードルそうねえ。まあフェイ、って言いたいけど、いいとこイワンかなあ……(笑)
ワーグマン(笑)
ニードルどう ?
ワーグマンうん、いっといていいんじゃない ?
ニードルうーん。
赤松弥太郎やっぱり憧れのキャラっていう感じですか。フェイ君は。
ニードルそういう訳でもないですけどねー。
ワーグマンなんだかんだで主人公を目指す少年って感じだよね。
ニードル & ワーグマンうーん。
ワーグマン良いやつだよね。
ニードル良いやつだよね(笑)
ワーグマン本当ね。怒るところ怒って、同情するとこ同情して。一番人間らしいんじゃないですかね(笑)
ニードルいや一番まともだよね。
赤松弥太郎ということでえーと、そっか。続いては多分>>10さんさんかな ? 「ニードルさんから見て描きやすいキャラって誰ですか?」という質問です。
ニードル描きやすいキャラ……うーんと、描きやすいキャラって言うのは特に……全員大体描きやすいかなー ?
ワーグマンホント ? (笑)描きにくいキャラは ?
ニードル描きにくいのが、ゾフィ。
ニードル & ワーグマン(笑)
ワーグマンすいません……(笑)
ニードルゾフィがね、これがね、なんか特徴を付けて描こうとすると、全然似なくなるっていうね。
赤松弥太郎あー。
ニードルあとね、メイアードが、あのねー……アレ。顔グラフィックの顔が理想的なんだけど、あの顔になかなか描けないんだよねー。
ワーグマンあー。なるほどねー。
赤松弥太郎カットインだとかだと、ちょっと顔が違ってるかもしれない。
ニードルそうなんですよねー。あそこをもうちょっと何とかしたいんだけど……なかなか。
ワーグマンなかなかね。んー。なるほどね。
ニードル修行あるのみです。
ワーグマンそうですね(笑)
赤松弥太郎あと、>>14さんさん。なん、何だっけ?えーと、「リーチの長い攻撃や素早い攻撃のキャラが攻撃レンジ2~3に設定されていると思うのですが、」あー。修羅双朱か。レンジ1なんですよね。
ワーグマンうん、そうなんですよね。修羅双朱レンジ1なんですよね(笑)
赤松弥太郎かっこいいのに。
ワーグマンアレも初期出てくるキャラクターだからかな(笑)
ニードルあれはー……そう、だからクラスチェンジする……ねえ、暇がなかったっていうのが……。
ワーグマンそれも容量不足でね。
ニードル後は……そう、
ワーグマン周りと比べてっていうのもある。
ニードルそう。マジカルソード持ってる連中よりは、やっぱしサポート的な意味合いが強いから。
赤松弥太郎はい。
ニードルでま、彼らは人間なんですよね。うん。
赤松弥太郎そうですね。人間やめてないですよね(笑)
ニードルやめてないキャラなんで、リーチが1。
ワーグマンそうですね。
ニードル(笑)うーん。
赤松弥太郎うーん。終盤は厳しくってベンチになっちゃうっていうことも結構ありますよね、修羅双朱としては。
ニードルあーもーこの辺のねー。ちょっとサポートの意味合いがやっぱ強いからねー。うーん。
ワーグマンあれでも轟雷弾撃ってくれるからねえ。
ニードル愛情で育ててください。
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎ハイ。うーん。そうですよね。愛情ですよね。
ワーグマン愛情です。ホント愛情です。
ニードル愛情です。
赤松弥太郎ただ、デビマリの方が強いんだよなあ、サポートとしてもなあ……(笑)
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎アレ反則ですよ、アレ(笑)最後の。強すぎですよ、アレなかったら多分ラスボス1ターンキルできなかった。
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードルホントですか ? (笑)すいません。
赤松弥太郎いやいやいやいや。そういうことでもなくて。はい。といった感じで、えーとレスは……以上ですね。みなさん本当にありがとうございました。
ワーグマンありがとうございました。
ニードルありがとうございます。

●これからのこと

赤松弥太郎で、えーと。続いてはこれからの話というところでいきたいと思います。
ニードルハイ。
赤松弥太郎>>6さん。「現在進行中の次回作があれば、ちょっとだけでも教えてほしいです。」あと、>>10さんが、「STAR RESISTANCE」の名前出してますけれども、
ニードルはい。
ワーグマンそうですね。
赤松弥太郎知らない方にも紹介してもらえますか ?
ニードルあ、はい分かりました。あのー……EXTRAPOWERのスピンオフ作品で、シューティングゲームを今作ってます。
赤松弥太郎はい。
ニードル「EXTRAPOWER STAR RESISTANCE」という題名で。はい。シャークン拷とフォーススターが、主人公のシューティングゲーム。あのー、一応配布はしたんですけど……、
ワーグマン10枚でね(笑)
ニードルうん。コレよりも、格段に今パワーアップして鋭意作成中となってますので。あのー、シューティングのいろはを知らないで作ってたけど、コレじゃいかんと思って、シューティング勉強しなおしてつくってるんで。前回やった人もね、「この程度か」と思った人もね。
ワーグマンぜひ。
ニードルぜひやって、もう一回、「お、EXTRAPOWER !」って思ってくれたら、いいかな(笑)そこまでもっていけたらね、いいね。
ワーグマン(笑)いいですね。
ニードルはい。なんで、あのー……まだまだちょっとダウンロード出来ないかなーと思うんですけど、がんばって作ってますんで。
ワーグマンはい。
ニードル応援よろしくお願いします。
赤松弥太郎へえー。「今度はシューティングですか」っていうのが正直な感想ですね。
ニードルシューティングです。(笑)
赤松弥太郎へえー。そっか。フォーススターがビーム撃ったりするんですね、じゃあ。
ニードルそうですねえ。
ワーグマンそうです(笑)
赤松弥太郎ごんぶとビームでドーンと(笑)
ニードルはい(笑)
赤松弥太郎いいですねえ。そういうのが確かにありっちゃありですね。飛び道具持ってるキャラ、結構いますからね。
ニードルそうですね。
赤松弥太郎というところで、今は「STAR RESISTANCE」の制作に注力してるというところなんですけれども、
ニードルそうですね。
赤松弥太郎今後、ですね。それから後、「これ作ってみたいな」っていうようなゲームのアイデアとか、ありますか?
ニードルあー、山ほどあるよね。
ワーグマンうん。アレもコレもっていう。
ニードル & ワーグマンうーん。
ワーグマンただ、全部できない(笑)
ニードルただまああのー、ある程度こう、やりたいものっつのはアレだね。あの、ホラー物がやりたい。
赤松弥太郎ホラーですか。
ワーグマンホラーだね。うん。
ニードルうーん。で、コレもシナリオ半分くらいまで出来てる状態だよね。うん。
ワーグマンうん。
ニードルまあ、「できんのか ?」っていうところだけど。
ワーグマンまずはSTAR RESISTANCEだからね。
ニードル次どうなるかわかんない。うーん。
赤松弥太郎またまったく毛色の違うところに行きますね。ホラー……
ニードルあ、でも ! 我々の作るホラーなんで(笑)
赤松弥太郎ああ ! なるほど。
一同(笑)
赤松弥太郎まあ若干ホラーの気味もありますけどね、EXTRAPOWERにも。
ニードルそうですね。うーん。
ワーグマンホラー映画とか大好きなんだよ。実は。
ニードルあー。
ワーグマンでもまあ、結局まあ、言っちゃアレだからね(笑)
ニードルまあでもコレでね、ちゃんと作るとか言っちゃうとねー、なんか……
一同(爆笑)
ニードル否定されてねえ、アレしそうでダメだからね。で後、アレだよね、EXTRAPOWERの続編も、あのー……
ワーグマンええ、はい。作りたいけどねえ。
ニードル考えはあるよね。考えというか、企画というか……うん。どんな感じの話になるかは、ある程度決まってます。ただ、作るかどうかはそりゃーちょっと……今の段階ではなんとも。
ワーグマンでもま、キャラクターはほとんど完成してるんだよね。だって。
ニードルほとんどが完成してないけど、まあメインのキャラクターは、あのうん。デザインまで出来ててって。
赤松弥太郎引き続き登板と。
ワーグマンそうだね。
ニードルうーん……。やりたいこともね、まだまだ残ってるんだけどね。
ワーグマン時間が(笑)
ニードル時間ね。もう時間とお金だよ後ね。
赤松弥太郎まあえーと、ぜひとも、今後とも制作を続けていただきたいと僕も思ってるんですけども。はい。
ニードル & ワーグマン(笑)ありがとうございます。
赤松弥太郎で、えーと、そのチームっていうところからは離れてそのお二人個人での活動目標みたいなところっていうのを教えてもらいたいな、と思うんですけれども。まずは、その、えー、ニードルさんから。
ニードルハイ、あの僕はあのー。出来れば創作活動でお金が欲しいです。
赤松弥太郎あー。
ニードルお金があればドンドン作りたいんですけど(笑)、お金がないのが……問題です。
赤松弥太郎ですよねー。確かに……。
ニードルうーん……。
赤松弥太郎ということは、お金稼げるような絵描きになる、と。
ニードル絵描き、もしくはもの作り。
赤松弥太郎はい。
ニードルやりたいですねー。うーん……。仕事大募集中です。
ニードル & ワーグマン(笑)
赤松弥太郎そうですよね。まあ、同人で稼いで、黒字になってくっていうのはなかなか大変ですからね。ホントに。
ニードルまあそうですね。うーん……。
赤松弥太郎ほとんど赤字ですからね。
ニードル & ワーグマンうーん。
赤松弥太郎なかなか厳しい目標だと思いますけども、ぜひぜひがんばっていただいて。
ニードルハイ。がんばって、そうね。うーん……。
赤松弥太郎それでえー、モノが食えるようになったらね。
ニードルあー。
赤松弥太郎ほんとに、はい。
ニードル……ハイ!
赤松弥太郎では、えーとワーグマンさん。
ワーグマン僕のほうはもうちょっとぬるくてですねー。
赤松弥太郎(笑)
ワーグマンやっぱり、楽しんでいければ、いいかな。ただまあ、力が欲しければ、全然……ぜひ手伝わせてください。っていう感じで。うん、楽しいことしようぜっていう(笑)
赤松弥太郎そうですね、もう楽しいのがいちばんですよね。やっぱり。
ワーグマン(笑)たまにあのー、ええ、壊れちゃうんですけど。崩れちゃうんですけど。
赤松弥太郎ああー。はい。
ワーグマン手抜きとかが。モチベーション、結構、ニードル君に尻叩かれないと駄目だったですね。
ニードルそうですねー。この温度差がねー。ホントにねー。
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎まあ、いいコンビじゃななないですか。お二人(笑)
ニードルそうですか?(笑)
ワーグマン(笑)
赤松弥太郎そう思いますよ。では、そろそろ〆なんですけども。このインタビューを聞いているフリーゲーマーの皆さんに、言いたいことを言っていただければと思います。今度はワーグマンさんから。
ワーグマンはい。えっと、 EXTRAPOWERをまだやってない人は、ぜひやってください。
ニードル(笑)
ワーグマン面白いです。
ニードル(笑)
ワーグマンでまたこんなこと言っちゃってな。ツッコまれてな(笑)
ニードル評判落としてな(笑)
ワーグマンでも本当に、一生懸命作ったゲームなんで、ぜひやってください。
赤松弥太郎はい。ではえーと、ニードルさん。
ニードルはい。あのー……体には、十分注意してください。体動かなくなると、なんもできないんで。
ワーグマン(笑)
ニードル根をつめると体壊れますんで、その辺上手く、こう自己管理で。がんばって創作活動、挑んでください。
赤松弥太郎えーと、ゲーマーの皆さんなんですけど……(笑)
ニードルあ、ゲーマーの皆さんに !? ……あ、あ、フリゲの作家じゃないんだ。
赤松弥太郎まあ、作家の人も多分いると思いますけれどもね。僕みたいな「やる専」もいますので……(笑)
ニードル用意してねー、もうそんなの。(笑)
一同(笑)
赤松弥太郎すいません。
ワーグマンまあでも、体資本です、何事も。
ニードルいやまあそうだけど。
赤松弥太郎それはどんな人にでもいえますけどね。
ニードルいや、まあでも EXTRAPOWERやってください(笑)おんなじになっちゃった。
赤松弥太郎では、最後の締めの質問、恒例の、1ついきたいと思います。準備よろしいでしょうか。
ニードルはい。
赤松弥太郎あなたにとって、フリーゲームとは ? では、ニードルさん。
ニードルはい。じゃあまあ、カッコ良く決めましょうね。……つながり、ですね。人とのつながり。これを生んでくれました。
赤松弥太郎そうですよね、本当に。はい、では、ワーグマンさん。
ワーグマンそうですね。同じです(笑)やってくれる人がいてこそのフリーゲームです。
赤松弥太郎はい、これで最後の質問となりました。どうも、お2方ありがとうございました !
ニードルありがとうございます !
ワーグマンありがとうございました。
赤松弥太郎ご視聴いただいた皆様も、本当にありがとうございました。
ニードルありがとうございます !
ワーグマンありがとうございました !
赤松弥太郎で、気になる次回のゲストですけれども、
ニードル & ワーグマンはい。
赤松弥太郎皆様からのご要望が一番多かった、あの方です。フリゲ2009第1位獲得、「Ruina 廃都の物語」作者、枯草章吉 さんです !
ニードル & ワーグマンおぉー(拍手)
ニードル我々でも名前知ってるよね(笑)
ワーグマンはるか上の方におわす方ですね(笑)
赤松弥太郎ボクもまあ、非常に緊張しているんですけれども、この方自分のブログとか、サイトもほとんど簡素なことしか書いてなくて、全然素顔が見えない方なんです。
ニードル & ワーグマンあー。
赤松弥太郎非常にボクも楽しみにしているところです。
ニードルそうですね。
赤松弥太郎ただ残念ながら、チャットだとか、Skypeだとかをできるまとまった時間がとれないということでしたので、メールでのやりとりになると思いますけれども、そこはやっぱりインターネットですので、皆さんも参加できるようなインタラクティブな仕組みを今考えているところです。
もう少ししたら正式に発表できると思いますけれど、それまで「待て ! 次報」ということで。よろしくお願いします。
ニードル & ワーグマンおー。
ワーグマン大変そうですね、それも。メールか。
赤松弥太郎そうなんですよね。メールっていうのはボクも手探りで、っていうか、今回もSkype初めてなんですけどね。
ワーグマン初めてですね。
赤松弥太郎もう、初めてのことが3連発です。
一同(笑)
赤松弥太郎さあ、どうなるか。
ニードル & ワーグマンお疲れ様です(笑)
赤松弥太郎いやいや今度こそどうなるか。いや、毎度毎度楽しみにやらしていただいてるんで、ボクとしては大歓迎なんですけどね。
ニードル & ワーグマン(笑)
ニードル楽しかったです。
ワーグマン楽しかったです。
赤松弥太郎いや、どうもありがとうございます。
ニードルありがとうございます。
ワーグマンありがとうございました。
赤松弥太郎いえいえ、ボクの拙い司会で……どうも、本当に、ありがとうございました。
ニードルいえいえ。
赤松弥太郎では、ねとらじのみなさん、この放送はここまでとさせていただきます。お2方、改めまして、ありがとうございました。
ニードル & ワーグマンありがとうございました。