(2010.5.2)
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赤松弥太郎 | はい、それでは、お待たせいたしました。 第2回「あの人に聞きたい!」、開始させていただきます。 赤松弥太郎です。どうぞ、よろしくお願いいたします。では、 |
ニードル & ワーグマン | よろしくお願いします。 |
赤松弥太郎 | では、まず、えーと、ゲストのお二方の自己紹介、お願いいたします。 |
ニードル | ええと、僕からですか ? |
ワーグマン | はい、どうぞ。 |
ニードル | えーと……ワシは、ニードル・サンドマンです。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | えー(笑)はい、どうぞ(笑) |
ワーグマン | 秋本ワーグマンと言います。よろしくお願いします。 |
赤松弥太郎 | はい、どうも、よろしくお願いいたします。はい。 |
ワーグマン | いきなり来たね。 |
ニードル | (笑)いや、なんかこう、アツいキャラでこう、いてほしいかなと、みんなが。 |
ワーグマン | なるほどね。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | まあ、そんな感じのお二人ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 |
ニードル & ワーグマン | (笑)よろしくお願いします。 |
赤松弥太郎 | ではまず、第一発目の質問ですが、 恒例でございます、あなたの思い出のを、えーと、紹介してくださいというヤツで、 今回は思い出のヒーローについて、お2方に3人ずつ挙げていただきました。はい。 |
ニードル & ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | いやー、かなり濃いのが集まっております。 |
ニードル | ねえ。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | これは、全部知っている方がいたら、結構これは、たいへんなことだと思いますよ。 |
ニードル | それは、スゴいですよ。お互い知らないのもある、みたいな感じになってるからね。 |
赤松弥太郎 | では、えーと、まずはワーグマンさんから紹介して参ります。 ワーグマンさんが挙げていただいた3人というのがこちら。 えー、「カンフーチェン」。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | と、「ブラック・エンジェルズ」。 |
ニードル | はじめっからもう、意味がわからないですからね(笑) |
赤松弥太郎 | あと、「七星闘神ガイファード」でございます。 |
ニードル & ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | なかなか、どれも名作と言われる作品ではあるんですけれども、あまり人気はないという…… |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | ところですね。ボクも、もう、もちろんガイファードは知ってましたけどね。 |
ワーグマン | おお。 |
ニードル | すごいですねえ。 |
赤松弥太郎 | ただ見てないですね、ボクは超星神シリーズから入ったもので。 |
ニードル & ワーグマン | ああー。 |
赤松弥太郎 | と言ってまた、わかる人がいるかどうかもまたビミョーなところなんですが(笑) |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | シャンゼリオンがいい感じにライバルで、 |
赤松弥太郎 | あー、そうですね、はい。 |
ワーグマン | あっちも見てました。 |
赤松弥太郎 | まあ、順々にいきましょうか。 まずは、「カンフーチェン」からです。えーとこれは、1983年の作品、よみうりテレビでございます。実写アクション、えーと、ドラマですかね、ジャンルとしては。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | まあ、ちょっと、どんな感じの作品なのか紹介していただければと、はい。 |
ワーグマン | えっとですねえ、これ、子どもの頃ずっと見てたんですけれどね。あのー……カッコいいんですよとにかく、アクションが。アツかったんですよ。子ども心にですね。ごっこ遊びとか、しまくりましてね。 |
赤松弥太郎 | あー。 |
ニードル | えー ? (笑) |
赤松弥太郎 | 確かに今見ても、あのスピードってすごかったですね。youtubeにちょっとだけ上がってたのがあったんで見たんですけど。 |
ワーグマン | 今回を期に、思いだす感じでyoutubeに落ちてるかなって僕も見てみたら、少しあって。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | やっぱり、今見てもいけるな、とか思っちゃって(笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。今でもあのスピードのアクションって言うのはないですね、まったく。 |
ワーグマン | 逆にないですよね。なんか、ヘタに安全性ってか、なんていうか、そういうのを大事にするあまりに、ああいう、ちょっと危ない感じのアクションっていうのが。 |
ニードル | いや、昔のアクションはね、ムチャしてたよね(笑) |
赤松弥太郎 | はい。そうですよね。あれ、だって、早回ししてるのかな、と思ったんだけど、明らかに足の動きとか、重力の関係とか見てると、そうでもないんですよね。 |
ワーグマン | そうじゃないんですよね(笑) |
ニードル | (笑) |
赤松弥太郎 | 本当に速いんですよね。あれ(笑) |
ワーグマン | 本当に蹴ってない ? とか、そういう時もあったし。 |
赤松弥太郎 | ええ。 |
ワーグマン | もう一回見てみたいんですけどね。 |
赤松弥太郎 | 本当に。 |
ワーグマン | DVDボックスとか売ってるんですかね。 |
ニードル | DVDボックスにはなってないと思うよ(笑) |
赤松弥太郎 | はい。幻の名作とか言われてて、DVDとか出てないみたいなんですよ。 |
ワーグマン | ですよね、やっぱりね(笑) |
赤松弥太郎 | できれば見たいんですけど。 |
ニードル | カンフーものは「闘え ! ドラゴン」は知ってたんだけど、これは、あまりよく知らなくて。 |
ワーグマン | 逆にその、「闘え ! ドラゴン」は僕知らないんだよな。 |
ニードル | 「闘え ! ドラゴン」の方が有名だと思うんだけどなあ。 |
赤松弥太郎 | いや、どっちもわかんないです(汗) |
ニードル | あー、わかんない。あー(笑) |
ワーグマン | ほらほらほら(笑) |
ニードル | あれー ? (笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。その当時、カンフーものとか流行ってましたしねえ。 |
ワーグマン | そうですね。ジャッキー・チェンの影響を受けてるかな、とか、youtube見て思いましたね、やっぱり。 |
赤松弥太郎 | あー、なるほど。 |
ニードル | 当時はジャッキー・チェンとか、 |
ワーグマン | どうだったんだろうね。年代的には、あったとは思うけど。無かったのかな ? |
ニードル & 赤松 | うーん。 |
ワーグマン | でも、主人公、ちょっとジャッキー意識してるような、 |
赤松弥太郎 | あー、ありますよね。 |
ワーグマン | 感じはありました。 |
赤松弥太郎 | そうですよね。コメディーリリーフという感じはありましたよね。 |
ニードル | あー、でもなんか、あったよ、ジャッキー・チェン大百科とか売ってたもん。 |
ワーグマン | あー、やっぱそうか。じゃあやっぱり、ジャッキー・チェンとかも見てたかも知れないなあ。 |
ニードル | たぶん、流行ってたんだと。 |
ワーグマン | もちろん、ジャッキー・チェンも心のヒーローですから。 |
赤松弥太郎 | はいはいはい。今でもヒーローですよね、やっぱり彼は。 |
ニードル | ええ。 |
赤松弥太郎 | では、続いては「ブラック・エンジェルズ」です、はい。 |
ニードル | ブラック・エンジェルズね(笑) |
ワーグマン | すいません、これ(笑) |
赤松弥太郎 | これ、1981年から85年までジャンプで連載していた漫画なんですが、後に、1998年からまた再連載が、ちょっと違う形で始まったという感じですか。 |
ワーグマン | そうですね。「マーダーライセンス牙」と。 |
ニードル | ああ、VSのやつね。 |
赤松弥太郎 | VSというか、パラレルものですよね。 |
ワーグマン | そうですね、はい。 |
赤松弥太郎 | まあ、こまけぇこたぁいいんだよ、と。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | そうそう。ブラック・エンジェルズ、最初の頃はあれ、「必殺仕置人」の現代バージョンみたいな感じで始まったという風に聞いてますけれども。 |
ワーグマン | そうですね。一巻とかもう、50回くらい読み返してるくらい。 |
ニードル | そんな読んでるんだ(笑) |
ワーグマン | ヒマあれば読んでた(笑) |
赤松弥太郎 | 当時のジャンプと言えば、まだまだ色々な作品の連載があったと思うんですが、その中でもブラックエンジェルズだったと。 |
ワーグマン | でしたねえ、なんか。ブラック・エンジェルズがやっぱり、一番好きでしたね。なんでだろう(笑) |
赤松弥太郎 | やっぱりアクションの格好良さみたいなところは、あったんですかね。どうなんでしょう。 |
ニードル | やっぱ、ダークヒーローだよね。 |
ワーグマン | あ、ダークヒーロー。そうだねー。そういうことかも知れないね。あ、殺すしね(笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。 |
ワーグマン | なにげに今のマンガって、死なないじゃないですか、そんなに。 |
赤松弥太郎 | 確かに、 |
ワーグマン | あんなに死なないんですよ。 |
赤松弥太郎 | 確かに。 |
ワーグマン | ブラック・エンジェルズはもう、殺しまくってて、本当に少年誌で連載していいのかと。 |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | でもその当時、「北斗の拳」もあったんですけどね。 |
赤松弥太郎 | あー。はい。 |
ニードル | 一個覚えてるのが、なんか、パラパラって見開きのページで、雪藤とかその他のキャラクターが殺した人数っていうのが書いてあって。 |
一同 | (爆笑) |
ニードル | それ自慢になるのって言う(笑) |
ワーグマン | 今は絶対PTAとかに文句言われちゃうよね。昔も言われてたんだろうな、わかんなかったけど。 |
赤松弥太郎 | 確かに、今は本当に人殺さなくなっちゃいましたよね。 |
ニードル | ほんとね。 |
ワーグマン | 最近、サンデーとかをパラパラッと読んでてですね、やっぱり、人死なないんすよ。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | それに気づいて読んでって、はじめて人が死んだのがコナン君でした。 |
一同 | (笑) |
ワーグマン | 簡単に死んでました。青酸カリで(笑) |
赤松弥太郎 | まあ、しょうがないね(笑) |
ワーグマン | コナン君が、一番、人殺してます。 |
ニードル | なるほど(笑) |
赤松弥太郎 | コナンが殺してるワケじゃないと思いたい ! (笑) |
ワーグマン | そうですけど(笑) |
一同 | (笑) |
ワーグマン | それくらい、人死んでませんね、最近は。 |
ニードル | まあ、ね。 |
ワーグマン | いやあ、アツかったですね、ブラック・エンジェルズは。大好きでした。 |
ニードル | やっぱ、雪藤。 |
ワーグマン | 雪藤だね。松田さんも好きなんだけど。あ、松田さんかな ? |
赤松弥太郎 | 松田さん、ね。 |
ワーグマン | わかんない人全然わかんないね、これ聞いててもね(笑) |
ニードル | いや、多分2人くらい「そうそう」って言ってる人がいるから大丈夫だよ(笑) |
赤松弥太郎 | ちなみに松田さんって言うのは、松田優作の、アレなんですよね。 |
一同 | (笑) |
ワーグマン | そっくりですね。昔は良かったな(笑)歳バレるな(笑) |
赤松弥太郎 | さてさて、で、ちょっと年代が飛びまして、ガイファード。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | これは1996年の、いわゆるテレ東特撮でございます。 |
ニードル | なんかこのへんで特撮ハマってたよね。 |
ワーグマン | なんかそう、中学あたりからTVアニメとか特撮とかそういうのは卒業しなきゃみたいなのが、自分の中でヘンにあって。離れちゃってた時期があったんですけど。 |
赤松弥太郎 | ありますよね。男の子は結構。 |
ニードル | 世間的にも、それは、なんかね。 |
ワーグマン | ジャッキー・チェンとかはちゃんと見てたんで、アクションは好きだったんですけど。そこに来てガイファード見たら、「お、なんか、高度なアクションしてるな」みたいな感じで。キックをローキック撃とうとしてハイキック撃つフェイントとかあるんですよ。 |
赤松弥太郎 | ああ、ありますね。ま、ちょっと見た目には地味なんですけどね、そういうやりとりが。 |
ワーグマン | そういうの、あ、アツいなとか思って。 |
赤松弥太郎 | 確かに、リアル志向ではあったという風に聞いています。 |
ワーグマン | 熱血でしたしね。当時、久しぶりに見た特撮でカルチャーショック受けて、最後まで見ちゃいましたね。そんな感じですね。 |
赤松弥太郎 | まあ、世間的には視聴率稼げなくて苦しんだ作品ですけれど。 |
ワーグマン | そうですねえ。 |
ニードル | あと、アレだよね、カプコンが提供してて。 |
ワーグマン | そうそう、それもあるね。 |
ニードル | スト2からからんで入ってくるみたいなね。 |
ワーグマン | 格ゲー大好きみたいな。 |
赤松弥太郎 | まあ、96年ですから、スト2とか、バイオとかもまだやってる時代ですよね。 |
ワーグマン | ガイファードのCMでスーパーファミコンのスト2のCMとかが、確かやってて。 |
赤松弥太郎 | ああ。 |
ワーグマン | やっぱりカプコンが提供っていうのも、 |
ニードル | そう、やっぱカプコン提供っていうのがね、大きかったよね。 |
ワーグマン | それで入りやすかったのかもしれない。 |
赤松弥太郎 | 後にガイファードもゲームになりますけれども…… |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | 残念ながら買ってないです……(笑) |
赤松弥太郎 | まあ、多くは語るまい、と(笑) |
一同 | (笑) |
ワーグマン | 欲しいとは思ったんですけど、いつの間にか「あれ、発売してたんだ。もういいや」っていう(笑) |
赤松弥太郎 | (笑) |
ニードル | えー、3本に挙げてるのにー ? (笑) |
ワーグマン | いや、大好きだったんですけどね。 |
ニードル | 良くわかんねー(笑) |
赤松弥太郎 | ガイファードの他にも、シャンゼリオンだとかもあったという風に言ってましたけど、やっぱりガイファードですか。 |
ワーグマン | 一応、面白かったですね。でも、おふざけな部分が多いから。やっぱりガイファードの方が、自分の中ではしっくりいってたのかな ? |
赤松弥太郎 | 確かに。 |
ワーグマン | まあ、シャンゼリオンも好きですけどね。 |
赤松弥太郎 | シャンゼリオンは悪ふざけが過ぎますからね。「鯖じゃねぇ !」に続いて(笑) |
一同 | (笑) |
ニードル | 選挙出ちゃうからねぇ(笑) |
赤松弥太郎 | 梅干し食べて、はマズいでしょやっぱり……。確かに、ガイファードはそういう意味では、すごく堅実なドラマ作りはしてたんですよね。 |
ワーグマン | してましたね、ええ。 |
赤松弥太郎 | 王道熱血ものっていう感じですか。 |
ワーグマン | ええ。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | 久しぶりに見て、そこからまあ、ボチボチ特撮とか、また浸っていっちゃって。平成ライダーとかもう、大好きになっちゃってっていう感じですよ。 |
赤松弥太郎 | やっぱり網羅しましたか。 |
ワーグマン | しましたねえ。 |
ニードル | (笑) |
赤松弥太郎 | 今日も見ましたよねえ。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | では、そういうところでニードルさんの方に移りたいと思います。 |
ニードル & ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | これまた……これ、70年代がメインですけれども。 |
ニードル | ああ、そう、70年代。 |
ワーグマン | この人は(笑) |
ニードル | もう70年代がですね、大好きなんですよ。魂のふるさとなんで。 |
赤松弥太郎 | あ、魂のふるさとですね ? 肉体のふるさとはもっと別の所にあると。 |
ニードル | まあ、だいたいおんなじ様なところにあるんですけど(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | で、えーと、「レインボーマン」。 |
ニードル | 「レインボーマン」。はい。 |
赤松弥太郎 | これねー、近年はもうネタ扱いされちゃってるのがすごく残念な作品ではあります。 |
ニードル | そう、ちゃんと見るとね、こんなに面白いものはないですよ(笑) |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | いや、まあ、ネタとしても面白いですよ。ネタとしても、絶対笑えるから(笑)それはそれで。 |
ワーグマン | やっぱり、一生懸命やってるっていうのも多分あるとは思うけど。面白かったよなああの頃とかは、本当に(笑) |
赤松弥太郎 | 普通にえぐいんですよね、やってることが ? (笑) |
ニードル | えぐい……うーん、あの、泥臭いですよね、すごく。まずインドですからね。舞台が。 |
赤松弥太郎 | インドで内戦に巻き込まれるってところから話が始まるんでしたっけ。 |
ニードル | (笑)うん。そして地下プロレスラーになり、犯罪に巻き込まれ、やがてアタマがおかしくなり(笑) |
赤松弥太郎 | スゴいなあ……(笑)ダイバ・ダッタを恨みますよね、そうなったらねえ。絶対恨むと思う。 |
ニードル | 何がスゴいって、アレですよ、実家がこんなに襲われる番組は無いっていう(笑) |
一同 | (笑) |
ニードル | そう、実家が基地なんで。 |
赤松弥太郎 | ああ……悲惨ですよね。 |
ニードル | お母さんとかが食事してるところに弓矢が飛んできたりさ。 |
一同 | (笑) |
ニードル | まあ、スゴいですから。 |
赤松弥太郎 | 本当に安住の地がない(笑)まあ、レインボーマン、当時は特撮爛熟期みたいな時代ではありましたけれども。 |
ニードル | まあ、そうです。 |
赤松弥太郎 | レインボーマンもそれなりに頑張ってたんですよね。もっとマイナーな特撮いくらでもありましたから、この時代。 |
ニードル | いやあ、ホント、全部好きなんですけどね、本当は。 |
赤松弥太郎 | あ(笑) |
ニードル | その中でまあ、とりあえず、皆さんにも、見ても損はないだろうという(笑) |
赤松弥太郎 | 本当は「白獅子仮面」とかも勧めたい ? |
ニードル | あー、「白獅子仮面」はー……スゴすぎるけど(笑) |
一同 | (爆笑) |
赤松弥太郎 | ボクも、実は見てなかったんで、汗顔の至りでありますが、 |
ニードル | あ、レインボーマン見てないんですか ? |
赤松弥太郎 | はい。そうなんですよ、実は。 |
ニードル | あー、これはね、スゴいですよ、カルチャーショックを受けますよ(笑)見てない人はぜひ、見て欲しいですね。 |
赤松弥太郎 | はい、わっかりました。ぜひぜひ、この連休中に借りて観たいと思います。 |
ニードル | ホントね、そうです。まあ、「ウルトラセブン」とか観た方が絶対いいんですけどね(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | セブンでしたっけ、この時代。タロウとかじゃ…… |
ワーグマン | レインボーマン知ってると役に立つことはそんなにない気もする…… |
ニードル | いや、あるよ。 |
ワーグマン | ある ? (笑) |
ニードル | あるよ(笑) |
ワーグマン | ああ……そっか、あるそうです(笑) |
ニードル | あ、ごめんなさい。 |
赤松弥太郎 | いえいえいえいえ。で、えーと、続いての…… |
ニードル | はい。 |
赤松弥太郎 | これ、「デビルマン」なんですけど、漫画版の方です。72年から73年、マガジン。 |
ニードル | まあ、けっこうマトモなこと言ってますよね。 |
赤松弥太郎 | ええ。 |
ニードル | 名作です。 |
ワーグマン | 君大好きだよね。ま、僕も好きですけどね。 |
ニードル | これは、真面目にー……なんだろ、一番、こう、影響を受けたというか、ね。 |
ワーグマン | うん。 |
ニードル | うわ、こんなんあるんだ、みたいな。 |
ワーグマン | スゴかったよね、確かに。当時の……インパクトって言うか。 |
ニードル | あのショックはねえ、ないね。 |
ワーグマン | しかも、僕なんかは初めにアニメありきだったので…… |
ニードル | そうそうそう。いや、みんなそう。僕もそう。 |
ワーグマン | で、アニメ見た後、デビルマンの原作見て。原作って言うの、あれ ? |
ニードル | そう、「原作スゴいらしいよ」って話になってて。で、読んだらその……これスゲェぞっていう。 |
赤松弥太郎 | うーん……そうですねえ。全然救いがないというのがまた、徹底しているという。 |
ニードル | そうねー。やっぱりダークヒーローたるものね、救いがあっちゃならないと思う。 |
ワーグマン | いや、少し救ってあげてもいいかな。 |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | デビルマンはもう少し救ってあげた方が良かっ…… |
ニードル | いや、でもあれはあれで良かったね。うん。 |
ワーグマン | 完成形だよね。一つのね。 |
ニードル | そう。 |
赤松弥太郎 | ボクも……あれですね。ボクは子どもの頃「仮面ライダーBLACK」見て育った世代なんで。 |
ニードル | ああー、はいはいはい。 |
赤松弥太郎 | 「原作スゴいらしいぞ」っていう話に、またなりまして。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | 読んじゃったんですよ、これが。 |
ニードル | 仮面ライダーBLACKの原作もスゴいっすよねー。 |
赤松弥太郎 | 「おしえてくれー ! おれはだれだ !?」っていう。もう…… |
ニードル | 魂の叫びで終わるっていう。 |
赤松弥太郎 | エヴァのはるか先を行っていたという(笑) |
ニードル | うん……いやあ、さすが章太郎先生(笑) |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | 晩年の章太郎先生は正気じゃなかったと思いますよ(笑) |
ニードル | (笑) |
赤松弥太郎 | 狂気の沙汰ですよ。 |
ニードル | そうですねえ。 |
赤松弥太郎 | ぜひぜひここらへんは、皆さんに読んでいただきたいですね。 |
ニードル | ホント、そうですねえ。 |
ワーグマン | 絶対読んでない人多いもん、これ聞いてる中で。 |
赤松弥太郎 | ですよねえ。 |
ニードル | まあ、でも、デビルマンは有名だから、読んでる人もいるのかな。 |
ワーグマン | そうだね、デビルマンはね。レインボーマンはどうだろう。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | さてさて、で、次で、「ミクロマン」なんですけど。 |
ニードル | はいはいはいはい。 |
赤松弥太郎 | これって、第一世代とか、第二世代とか、今2000年の、よく素体くんとか言われちゃってるミクロマンがいますけれども、 |
ニードル | はいはいはいはい。 |
赤松弥太郎 | どの時代のミクロマンですか ? |
ニードル | ぜひですね、取り上げて欲しいのは、第一期の。 |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | 元になってるヤツですね。 |
赤松弥太郎 | あの……銀色仮面ですね(笑) |
ニードル | そう、あの、顔が銀のヤツです(笑)これで何を得たかと言いますと、あのー……SF感、未来感。 |
赤松弥太郎 | おお。 |
ニードル | なんだろうな、こう……世界観を構築するっていう流れを、ここで学んだかなっていう意味で、まあ、取り上げてみたんだけど。 |
ワーグマン | ふーん…… |
ニードル | まあ、大好きって言うのもあるんだけど。超合金とかで遊ぶじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | で、やっぱ、敵キャラってなかなかいないわけだよ。 |
ワーグマン | ああ。 |
赤松弥太郎 | 確かにそうですよね。 |
ニードル | で、これを一手に引き受けてたのが、ミクロマンの敵のアクロイヤー。 |
ワーグマン | 一手だったんだ。あんまり俺覚えてないからなんとも言えないけど。 |
ニードル | いや、だからほら、その、敵にするやつがいないわけだよ。 |
赤松弥太郎 | 確かに。ヒーローのマシンとかばっかり出ますからねえ。せいぜい怪獣のソフビ人形くらいで。 |
ワーグマン | そっかそっか。 |
ニードル | ミクロマンって言うのは、それに基地もあるし、乗物もあるし、こう、いろんな風に広がっていくわけだよ、世界が。イメージが。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | なるほど。 |
ニードル | そういうところとか、未来感って言うのも……顔が銀ですよ。 |
一同 | (笑) |
ニードル | 他にないですよ(笑) |
ワーグマン | そうですねえ(笑) |
ニードル | というわけで、ミクロマン。 |
赤松弥太郎 | 特定の色に染まってないですからね。他にTVの原作とかも、まあ後にできるんですけど。 |
ニードル | そうそう。それもあるんですよね。原作がないから、好きに考えられるっていう。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | これが源泉ですよ(笑) |
ワーグマン | そうだね。そうなんだね。 |
赤松弥太郎 | いやあ、バービー人形で女子プロしてたボクはなんとも言えない気分になりますけど。 |
一同 | (笑) |
ニードル | すいません、一人で突っ走って。 |
ワーグマン | わかる話にしないとダメですね、はい(笑) |
赤松弥太郎 | いやいやいやいや、聞いているみなさんの中にもですね、わかる人もいると思うんですけどねー。 |
ニードル | いると思うって(笑) |
赤松弥太郎 | いやあ、まだレスが来てないですね、残念ながら。 |
一同 | (笑) |
ニードル | いやー……(笑)まあ、そうでしょう。 |
ワーグマン | 締め切っちゃいましょうか(笑) |
ニードル | いいですよ(笑)満足しました。 |
赤松弥太郎 | まあ、この話は、そうですね、こんなところで(笑)お開きにさせていただいてですね、 そろそろ本題であります「EXTRAPOWER ATTACK OF DARKFORCE」のお話に入りたいと思います。よろしくお願いします。 |
ニードル & ワーグマン | よろしくお願いします。 |
赤松弥太郎 | では、まず、「EXTRAPOWER」が始まる前のお話というところで伺っていきたいんですけれど。 |
ニードル | はい。 |
赤松弥太郎 | 「EXTRAPOWER」企画ができる前に、キャラ自体は原作としては存在していたというような、話でしたよね ? |
ニードル | あー、そういうわけでもないよね。 |
赤松弥太郎 | あ、そうなんですか。 |
ニードル | そうではないよね。 |
ワーグマン | んー、まあ、どうなんだろうね。 |
ニードル | いや、キャラクターだけ作ってて、その「原作」っていうのは無いよね。 |
ワーグマン | そう。 |
赤松弥太郎 | あー、なるほど。 |
ニードル | うん。 |
赤松弥太郎 | じゃあ、お2人が生み出したキャラクターで、最古参のキャラクターっていうのは、どのあたりになりますか? |
ワーグマン | そうですねー……。 |
ニードル | EXTRAPOWERのキャラクターでいいんですか? |
赤松弥太郎 | あー、そうですね、EXTRAPOWERの中に出てくるキャラクターであれば。 |
ニードル | 他のキャラ言われてもね(笑) |
赤松弥太郎 | わかりませんからね(笑) |
ワーグマン | えっとですね、僕ワーグマンはですけど。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | ミスターグリーンっていう……一番初めの絵にちょこっと出てる、カマキリみたいなヤツいるじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | ああ、はい ! |
ニードル | (笑) |
赤松弥太郎 | あの、一番最初の、ダークフォース軍が攻めてきた…… |
ワーグマン | はい、そう、そこでシャークン拷に、がんばれ、みたいな感じの、応援をするような…… |
赤松弥太郎 | スーパースター達がやって来ますね。一番目立つところにいますよね ? |
ワーグマン | アイツはねえ、早いですね。たぶん、一番古いんじゃないかな。そうですね。 |
赤松弥太郎 | いつ頃ですか ? |
ニードル | いつ頃。 |
ワーグマン | どうなんでしょう。 |
ニードル | いつ頃。……わかんない。10年くらい前。 |
ワーグマン | それくらい……うん、そうですね。そもそも中学時代から、 |
ニードル | え、そうなの !? |
ワーグマン | カマキリが好きで。 |
ニードル | あー、そういうことか。 |
ワーグマン | で、カマキリキャラみたいな感じで、自分の中であったみたいなのはあるんですけど。そこから作ったみたいな感じですね。 |
ニードル | はい。僕の方は、あのー……シイラと、多分マヌエラ、なんだと思うんですよ。 |
赤松弥太郎 | ニモンさんより先にシイラさんですか。 |
ニードル | あ、ニモンは実は、全然新しくて。 |
赤松弥太郎 | えー ! |
ニードル | 実は、イスパレスの話とディープヘブンの話は漫画で描いてたんですよ。 |
赤松弥太郎 | ああ、はい。 |
ニードル | なんで、そこに出てくるキャラクターだったんで、そのへんが多分最古参なのかな。 |
ワーグマン | ディープヘブンの話は、もっとディープヘブンのキャラクターがたくさんいたから、出しちゃえば良かったね、そう言えばね。 |
ニードル | いや、うん……ディープヘブンだけでね、埋まっちゃうのもアレだしね。 |
ワーグマン | 辛いか。確かにね。 |
ニードル | そんな感じで。多分ディープヘブンとイスパレスの人たちが……と言っても、マヌエラとグレゴリー、くらいかな。 |
ワーグマン | 割と主人公級じゃなかったりするんですよね。 |
赤松弥太郎 | なるほど。 |
ニードル | あ、違う。イスパレスの話だと、マヌエラは、結構…… |
赤松弥太郎 | マヌエラはまあ、目立ってますよね。 |
ワーグマン | 主人公級のキャラクターが、メインで来てるわけじゃなく、ということですよね。 |
ニードル | 聞いてる人はちょっと、面白くないかもね。 |
ワーグマン | そうそう、ゆき子さんも結構早いんですよ。ミスターグリーンの、次くらいに多分、いるんじゃないかな。それも古いキャラクターです。 |
赤松弥太郎 | で、その後、だんだんと加わっていったと。 |
ワーグマン | そうです。キャラクターどんどん作っていったよね。 |
ニードル | そうね。初めは、キャラクターメイキングがメインで。とにかく自由に、みんなに作らせてっていうところから始めたよね。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | え、ということは、その時にはもうお2人は出会っていたと。 |
ニードル | あのー……何を隠そう、我々は中学の同級生なんですよ。 |
ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | あー、なるほど ! |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | 血よりも濃い絆ってやつですね(笑) |
ニードル | そう、血よりも濃い絆。 |
ワーグマン | 普通は高校時代の友だちが一生の友だちとか言うけども、中学ですね、なんか。 |
ニードル | 中学はね。他も、固い絆で結ばれてるからね(笑) |
ワーグマン | 個性みんな強いからね。 |
赤松弥太郎 | やっぱり、中学の頃会った友だちっていうのは、なかなか縁が切れないですよね、本当に。 |
ニードル | あ、そういうもんなんですかね。 |
赤松弥太郎 | 自分のイタいところを全部知ってますからね(笑) |
ニードル | あー、イタいですよね(笑) |
一同 | (笑) |
ワーグマン | そうだねえ(笑) |
赤松弥太郎 | LUCKYLUMP PROJECTは全員、中学の同級生という感じで、固まってたんですか ? |
ニードル | えっと、LUCKYLUMP PROJECTっていうのは、多分この2人と、あとシャークン拷っていう人がいるんですけど、この3人でLUCKYLUMPでしたね。 |
ワーグマン | そうです。実は3人です。 |
赤松弥太郎 | なるほど。で、この3人が、その頃からお互いにヒーロー作ってたりしてたっていう…… |
ニードル | ……言っていいの ? |
ワーグマン | うん。いいんじゃない ? |
ニードル | あの、シャークン拷は、ワーグマンの弟です。 |
ワーグマン | 2個下の弟です。 |
赤松弥太郎 | あー、そうだったんですね。 |
ワーグマン | なんで、僕ら兄弟と、ニードル君っていう感じで。 |
ニードル | そうですね。あと、チョコチョコッと手伝ってくれた人はいるけどね。 |
ワーグマン | そうですね。それこそ中学の友だちとかでしたね。そんな感じです。 |
ニードル | はい、そんな感じです。 |
赤松弥太郎 | その頃からお互いにヒーローだとかが好きだっていうことは知ってて、で集まってきたっていう…… |
ワーグマン | そうですねえ。 |
ニードル | そう、でももともと、ゲームだよね。 |
ワーグマン | うん。 |
ニードル | ゲーム好きで集まってるよね。中学の時は。 |
ワーグマン | そうだね。ゲームばっかりやってたもんね。 |
ニードル | うん。ゲームばっかりやってたもんね。 |
ワーグマン | 漫画描いてね。 |
ニードル | そう、漫画描いて。 |
赤松弥太郎 | 漫画をお二人で見せ合いっこしたりだとか、そういう関係で。 |
ニードル | そうそうそう、授業中に描き、休み時間に見せるっていう。 |
赤松弥太郎 | ああー、はいはいはい。 |
ニードル | その時は良かったね(笑) |
赤松弥太郎 | いやあ、本当に、懐かしい気分ですよね。 |
ニードル | そういうことですよ。それが未だに続いて、こんなになっちゃったっていう。 |
ワーグマン | なっちゃったんですよね。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | 活動らしい活動っていう意味では、そういうことをずっと継続的にやってた、高校入ってもっていう感じですよね ? |
ニードル | そうですね。 |
ワーグマン | ゲーム作るのとか結構好きで、僕とか、やるより作る方が好きなんですよね。 |
赤松弥太郎 | あ、そうなんですか。 |
ワーグマン | なんで、実はあんまり解いたゲームとか少ないし…… |
ニードル | そんなことはないよ、人並み以上に2人とも解いてるよ。 |
ワーグマン | いや、君やってるときはすごいやってるから。 |
ニードル | そんなことない(笑)そんなことない、同じだよ。 |
赤松弥太郎 | いやあ、それはぜひ詳しく伺いたいんですけれど。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | ゲーム制作の履歴みたいなものを、ええ。 |
ニードル | 多分形にして出したのっていうのは、今回ホント初めてぐらいで。 |
ワーグマン | ですね。それこそ本当に、身内でやって、喜んでっていう感じで。 |
ニードル | そうそうそう。 |
赤松弥太郎 | かなり昔からやってたんですか ? 例えばDanteだとか、そういう時代から。 |
ワーグマン | ああ、Dante、やってましたね。RPGツクールDanteですよね。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | これでまあ、ゲーム作ったし、絵描衛門とかでもゲーム作ったし、 |
赤松弥太郎 | うわあ、絵描衛門世代ですか ! |
ワーグマン | はい。 |
ニードル | (笑) |
赤松弥太郎 | へええ……。 |
ワーグマン | そういう世代です。 |
赤松弥太郎 | いやいやいや、そっか、そうですよね。 |
ワーグマン | ツクール関係はチョコチョコ買って、僕とか、飽きっぽいけどすぐハマりやすいタイプなんで、なんか、すぐやって。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | 完成しないで、また次のとか、そんな感じで。 |
ニードル | そうだね。スーファミ版とかやったよね。 |
ワーグマン | やったやった。そんな感じで、ゲームとか作ってましたね。 |
赤松弥太郎 | ゲーム作ること自体には、慣れというか、特に抵抗無く入っていけたっていうか…… |
ニードル | そうですね、うん。 |
ワーグマン | そうですね。そもそも、中学の時代から漫画描いてるっていうことは、何かものを作ることが好きっていうことですからね。 |
赤松弥太郎 | そうですよね、確かに。 |
ワーグマン | ゲームを自然に好きでやって、そりゃあ作りますよっていう感じですよね。 |
ニードル | うん。まあ、ゲームも漫画も好きだったからね。じゃあ作ろうぜっていう、ね。 |
ワーグマン | 面白い遊びしようぜっていう感じで。新しくゲーム作るっていう感じで。 |
赤松弥太郎 | で、本作の制作っていう段階になりますと、これはいつ頃始まったんでしょう ? |
ニードル | これが、えーとなんだっけ。 |
ワーグマン | 2005年くらいだったと思います。 |
赤松弥太郎 | 2005年。 |
ニードル | うーん、2005年に、「やろうぜ」ってことになって、かな。 |
赤松弥太郎 | じゃあ、「やろうぜ」っていうキッカケになったのは、なんでなんですか ? |
ニードル | あー……そうですね。 |
ワーグマン | そのー、キャラクターたくさんできて、こいつらを動かしたいな、みたいな感じになって。で、話を作っていったら大きい話っていう感じなのかな。 |
ニードル | いや、それは勝手に用意して、あのー、「こんだけ作ったんだから始めようぜ」っていう、感じだったのかな。 |
ワーグマン | ああ(笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | もう発表したい、ということで、そのやり方として、シミュレーションRPGだったという。 |
ニードル | そうですね、僕は、あのー……発表したかったんですよ。ちゃんと作って。大きいもの作って、どっか出してっていうのは、すごくあって。 |
赤松弥太郎 | なるほど。で、ジャンルとしてSRPG、SRPGツクール使ったということですけれども。 |
ニードル | はい。 |
ワーグマン | そうですね。まず、戦闘ありきのストーリーものを作りたかった、っていうのがあったんですけど。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | その際に、RPGでは、主人公キャラが、人数結構限定されちゃうじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | あ、確かに。4人くらいですよね、せいぜい。 |
ワーグマン | そうなっちゃいますよね。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | で、僕らが作れるのってツクールとかになっちゃう、プログラマーがいないんですよ。 |
赤松弥太郎 | まあ、確かに、そうですよね。 |
ワーグマン | なんでツクールに頼ることになっちゃう。それでRPGをツクると、キャラが全部活躍できねぇぞ、ってことで。 |
ニードル | そう、一人一人の戦闘アニメーションとかがあって、一人一人動かせて、みたいなってなってくると、やっぱりSRPGがいいなっていう。 |
ワーグマン | じゃあ、SRPG作れるソフトってなんだって…… |
ニードル | なんだってなったら…… |
ワーグマン | 95しか無かったんだよね。 |
ニードル | そうそうそうそう(笑) |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | これかよ ! え、これ !? っていう。 |
赤松弥太郎 | そうですねえ、確かに。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | あれは、ツールとしては、もう、その後出てないですからね、SRPGはね。 |
ニードル | 未だに多分……キビシいですよね。 |
ワーグマン | 新しいシミュレーションツクールとか出ちゃったら多分、買っちゃいますよね。 |
赤松弥太郎 | そうですねえ…… |
ニードル | いや、買うかも知んないけど、やるのかっていう(笑) |
ワーグマン | わかんない(笑)まあ、ツクるの好きなんで。 |
赤松弥太郎 | まあ、フリーでいくらかありますけどね、SRPG作れるのが。でもやっぱりあのド派手なアニメーションができるっていうのは、すごいメリットですからね。 |
ニードル & ワーグマン | うんうん。 |
ワーグマン | RPGじゃできないですもんね。あそこまで個性的には作れない。 |
ニードル | なかなかね。 |
ワーグマン | なかなか。 |
ニードル | 一人一人のユニットで分かれてるところがいいよね。 |
ワーグマン | SRPGしかなかったかなって感じですね。 |
ニードル | まあ、僕が個人的に好きだったっていうのもあるけど。 |
赤松弥太郎 | スパロボとかですか ? |
ニードル | あ、スパロボと、やっぱしファイアーエムブレム…… |
赤松弥太郎 | ああ。 |
ニードル | が、やっぱしEXTRAPOWERの、モデルになっているというか。 |
赤松弥太郎 | SRPGツクールはむしろファイアーエムブレムですよね、見た目的には。 |
ニードル | そうですね。 |
赤松弥太郎 | そうなってくると、役割分担ってことにもなってきますよね。キャラクターは大体あらかじめできてると。 |
ワーグマン | はい。 |
ニードル | キャラクターは、みんなで手分けして作ったっていう感じですかねー、うん。 |
赤松弥太郎 | で、そうなってくるとあとは演出面、絵とか、音とか、という話になってきたと思うんですが、役割分担って自然に決まったような感じですか ? |
ワーグマン | 自然ですね。 |
ニードル | そう。元からね、誰が何できるかっていうの、わかってるからさ。 |
赤松弥太郎 | なるほど、なるほど。ということは、キャラクターが最初にできていて、それをSRPGとして作っていこうっていう話ですよね ? |
ニードル | そうですね、っていうか僕がもうほとんど、まず大きな受け皿を作って、 |
赤松弥太郎 | ああ。 |
ニードル | とりあえずキャラクターだけもらって、それを料理して、「こんなんにしたから、どう ?」っていう感じで。 |
ワーグマン | うんうんうん。 |
ニードル | で、作っていった感じかな。 |
赤松弥太郎 | なるほど。じゃあ、原案が例えばワーグマンさんだとか、シャークンさんだとかだったとしても、一度ニードルさんがゲームに落とし込んで、形にしてっていうことですか、それは。 |
ニードル | うーん、話の土台すらも、結構僕が勝手に作っちゃった感はありますね。ヒントだけもらって。 |
ワーグマン | そうね、ニードル君が本筋の物語とかをガッと持ってきて、こういう感じにっていう感じで。 |
ニードル | うんうん。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | じゃあ、比較的キャラクターをSRPGの、まあ言い方悪いですけど、「駒」にしていくっていう作業自体は、そんなに難しくはなかったと。 |
ニードル | うん、そこにはなんにも、苦労はないかも知んないね。うーん。 |
赤松弥太郎 | 誰が回復役で、とか、誰が、特殊能力でしたっけ ? の専門家で、っていうような感じは…… ? |
ニードル | あー、それは僕が勝手に考えちゃいましたね、そう言えば(笑) |
ワーグマン | まあ、そうですね、戦闘系が多いから、じゃあ、サブどうするかってなってくると、 |
ニードル | あ、でもアレだ、リ=コを回復役っていうのは、それは考えてなかったわ。まあそれは多分、その場で思いつきで(笑) |
赤松弥太郎 | ああ、リ=コですね。 |
ニードル | リ=コとまあ、デビマリもそうか。 |
ワーグマン | その後にシャークンとかが回復アイテムとか回復魔法とか配置しちゃったのか…… |
ニードル | えー違うよ。いや、コイツはこういう役、こういう役って勝手に言って、勝手に決めて、やってた。です(笑) |
赤松弥太郎 | 面白いと思ったのが、二十ウン人だかのキャラが最終的に加入するわけですけれど、 その中でも、役割の分担だとかって、結構ハッキリしてるかなという風に、 思っていたんですけど、そういうのも結構フィーリングで決まっていったというか。 |
ニードル | あーそうですね。ただ、あと、やっぱり戦略っていうか、レンジが長くて戦えるとか、ショートレンジで戦えるっていうのは、ある程度決めましたけどね。 |
赤松弥太郎 | ゾフィは近接でしか戦えません、みたいな。 |
ニードル | そう、ゾフィは1レンジだぞ、みたいな。 |
ワーグマン | そこはまあ、こだわりですよね。 |
ニードル | はじめ、アレだよね、くろがねが2レンジ攻撃範囲だったんだけど、ダメだって言って(笑) |
ワーグマン | はじめのキャラクターきびしかったよね。 |
ニードル | くろがねは1レンジだって言って。1レンジにしたよね。 |
ワーグマン | されちゃいました(笑) |
赤松弥太郎 | でも、今って2レンジじゃないでしたっけ ? |
ニードル & ワーグマン | あの、クラスチェンジしたら。 |
赤松弥太郎 | ああーなるほど、クラスチェンジ前は1レンジですね、確かに。 |
ワーグマン | そこはそうなりました。 |
赤松弥太郎 | 確かに、序盤は1レンジ多かったですよね。 |
ニードル | やっぱりレンジが増えるとね、パワーアップした感も強いしね。 |
赤松弥太郎 | グラディウスが最初から2レンジで出てきたときは結構衝撃大きかったですからね。 |
ワーグマン | そうですよねえ。 |
ニードル | 敵に反撃喰らわないっていうね。 |
赤松弥太郎 | ええ。 |
ワーグマン | それ初めから出しちゃうと後半の敵の強さが、とか。 |
赤松弥太郎 | どんどんインフレしちゃいますもんね。 |
ワーグマン | 抑えるのが大変だったかもしれない、逆に。せっかく好きなキャラクターを戦わせてるのに、「これ以上強くできないな」っていう。 |
ニードル | あー、確かに。 |
ワーグマン | だって20レベルMAXじゃん。 |
ニードル | そう、20レベルMAXっていうのがね。イヤだったよね。 |
赤松弥太郎 | ツクールの制約ですよね。 |
ワーグマン | スパロボみたいに1000ダメージとか与えたいじゃん。無理だったけど(笑) |
ニードル | そう。数値もね。 |
赤松弥太郎 | 60までですからね、HP。 |
ニードル | そのへんもね。億とかいきたかったよね(笑) |
一同 | (笑) |
ニードル | せっかくだからねえ(笑) |
ワーグマン | だから抑えるのが苦しかったけど、そのおかげでゲーム、最終的にあそこまで引っぱることができたのかなっていう感じですかね。 |
ニードル | まあ、制約があったからできたって言うのはあるよね。 |
ワーグマン | 初めくろがねが1レンジっていうのも、今考えると、大切なことだと思うんで。 |
赤松弥太郎 | え、53話最初から作るつもりではなかったと。 |
ワーグマン | 話数は、53話とは決めてはいなかったよね。 |
ニードル | 53話と決めてはいなかったよね。ただ、まあ、どれだけデカくなるんだっていうね(笑) |
ワーグマン | 入りきらないからそろそろまとめないとって言うね。無理矢理まとめましたね。 |
ニードル | そうだね。 |
ワーグマン | もう、入りきらなくなったんで。 |
赤松弥太郎 | 53話だったら、1年もののと同じ長さになりましたからね、ちょうど。 |
ニードル | そうそう。 |
ワーグマン | 53話を後半、最後の方で、あ、狙ってみようっていうのは、ちょっとあったんですけど。 |
ニードル | そう……そうかもね。うん。 |
赤松弥太郎 | それまでは、まあ、終わるまでやりゃあいいんじゃない ? って感じで作ってきた ? |
ニードル | うん……ある程度は決めて、勢いで作っていった感は高いからね。 |
ワーグマン | そうですね。シミュツクが、マップのチップに関しては少しゆとりがあって、キャラクターの数が全然入り切らなくて。 |
赤松弥太郎 | ああ、はい。もう強化パーツとかで…… |
ワーグマン | なんでストップを伸ばせる希望はあったんですよ。マップを増やしていけばいいっていうのはあったんで。シナリオとかも限界はないんで。 |
ニードル | 一番アレだったのは超絶のあの、少なさね。 |
ワーグマン | そう、数がね(笑) |
ニードル | ほんと、これだけはねー……エンターブレインに言いたいね。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですよねえ……二十何人もいたら、2~3個作ってもう終わりになっちゃいますよね、普通にやったら。 |
ニードル | そう、そうなんです。 |
ワーグマン | ぶっちゃけ全員クラスチェンジしたかったくらいなんで。 |
ニードル | いや、それはヤダ(笑)それは勘弁してくれ。 |
ワーグマン | でも結局、アニメーションの数が限られてて、80パターンしか入らなかったんで。 |
赤松弥太郎 | あー、それもありますね。 |
ワーグマン | 敵も味方も合わせてとかだったりするし。 |
ニードル | で、あとアレね。1つの技に対して12枚しか絵が使えないっていう。 |
ワーグマン | そうそう。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | これがねー。ヤだったねー。 |
ワーグマン | うん……もっと色々やりたかったのになっていう。 |
赤松弥太郎 | もっと、どんどんド派手に。 |
ニードル | そう、スゴい技作ろうとしてもね。限界があるからね。 |
赤松弥太郎 | あー……そうですよね。 |
ニードル | でも、逆に言うとアレだよね、そこまでしかできないから、できたっていうところもあるよね。 |
ワーグマン | そうですね。 |
ニードル | じゃなきゃ、永遠に作ってたかもしれない。 |
赤松弥太郎 | エターナってたかもしれない。うーん…… |
ワーグマン | ……そうですね。 |
赤松弥太郎 | では、次からは、パーツというか、エレメント毎にお話を聞いていきたいな、と思うんですけど、 |
ニードル | はいはい。 |
赤松弥太郎 | まずはその、絵について、主にニードルさんのお話を伺いたいと思います。 |
ニードル | あー、はい。 |
赤松弥太郎 | 漫画だとかは中学の頃描いていたという話は聞きましたけれど、他にどんな絵を 描いてきたのかだとか、絵画教室だとかですね、そういうところに行ってたのかだとか、そう言うところを…… |
ニードル | 一応デザイン学校は行きましたね。美大も受けようとしたんですけど、まあいろいろあって受けず。 |
赤松弥太郎 | ということは、ある程度教育というか、は受けてると。 |
ニードル | そうですね、でも学校で得たものはあんまりないかも知れない。延々デッサンしてました、学生時代は。 |
赤松弥太郎 | 今でも練習は続けてるって感じですか。 |
ニードル | 練習……うーん、ブログで出してる絵とか、ゲームのドットの絵とかがもう、練習イコール本番みたいな感じで。 |
赤松弥太郎 | んー、なるほど。ともかく描くと。 |
ニードル | とにかく描く(笑) |
ワーグマン | そうですね、描く人ですね。 |
赤松弥太郎 | 描いて描いて。 |
ワーグマン | ニードル君の漫画を見てもらえればわかるんですけど、描き込みがスゴいんですよ。 |
赤松弥太郎 | はい、もう、スゴいですよね。 |
ワーグマン | 見ててこっちが幸せになれるくらい描き込んでるんで…… |
ニードル | 気分が悪くなるくらい ? (笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | 描き続けるしか上達の道はないって感じですかね ? |
ニードル | うーん……うん、そう、そうですね、うん。描き続ければ何かが待ってると信じ(笑) |
赤松弥太郎 | 描いてて一番楽しい時とかっていうのは、どういう時ですか ? |
ニードル | 楽しいとき……あー、いや、描くのはやっぱし、苦痛ですよ。 |
赤松弥太郎 | あ、そうですか。 |
ニードル | うん。やっぱし、泳いでて、潜って呼吸できないような感じですからね。 |
赤松弥太郎 | あ、ああ、なるほど。 |
ニードル | それに多分近いと思いますね。やってること自体は多分苦痛……ですね。 |
赤松弥太郎 | でも、進んでると、気持ちいいというか。 |
ニードル | うん、そう、なんか、やりきった感とか、やっぱし出来てからですかね。こうやってこう、称賛されたりとかすることが多分、エネルギーになるんじゃないかな。 |
赤松弥太郎 | そんな感じでしょうね。機材だとか、ソフトだとかの話になると、どういったものを使ってるんですか ? |
ニードル | 最近は、デジタルではPhotoshopとSaiですかね。 |
赤松弥太郎 | やっぱりSaiですか。 |
ニードル | んー、Sai。Saiは最近使い始めたんですけど、やっぱりイラスト描くにはSaiがいいですね。 |
赤松弥太郎 | そうですね。フォトショよりは確かにSaiのほうが、色々と機能も多いですしね。ペンタブは当然使ってると。 |
ニードル | あ、もちろんペンタブはなければ始まらないです。マウスで一回、ペンタブ壊れて、マウスで描いたら、すっげえ肩痛くなって。 |
赤松弥太郎 | ああ(笑)それは辛い。 |
ワーグマン | マウスで描いたの ? (笑) |
ニードル | ドット絵はね。 |
ワーグマン | ああ、でもね。片付かないから描きたくなくなったんだ。 |
ニードル | そうそうそう。 |
赤松弥太郎 | では、>>6さんから質問が来てたんですけれど、 |
ニードル | はい。 |
赤松弥太郎 | 「ニードルさんの絵はなんであんなに熱い感じに仕上がっているのか、その秘密を教えてください。」と、来てますね。 |
ニードル | (笑)これは、そうですね。まず、モテることを完全に拒否するっていう(笑)そこからはじめていただければ、アツい絵が描けるんじゃないかな、と。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ワーグマン | そうですね。あ、でも結局、好きな絵を描くっていうことに関しては、普通の絵描きさんと一緒だと思うんですけど。 |
ニードル | うんうん。っていうか、ここまでアツいとかって言われるとは思ってなかったかな。 |
赤松弥太郎 | 「萌え」では無いですからね、少なくとも。 |
ニードル | あ、っていうか、萌えはわからなかったんで。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | うん……ようやく最近、なんかなんとなく、こう、掴んできたなっていうか。 |
赤松弥太郎 | ああ、フェイ君の漫画見ました。 |
ニードル | え ? |
赤松弥太郎 | あの、フェイ君の。pixivに上げてた漫画。 |
ニードル | ああ。あれ萌えですか ? |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | ああいう感じになってくるとだんだん、そうですよね、丸くなったかなみたいな感じになると思うんですよね。 |
ニードル | あー(笑)たまにそういうので、こう、なんかね。 |
ワーグマン | 安心させないとね(笑) |
ニードル | 安心させないとね。ついてくる人もついて来なくなっちゃうんで(笑) |
赤松弥太郎 | で、油断したところでグサッといくと(笑) |
ニードル | そう、油断したところでね。ダークフォースとか描いて(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | ヴィリジオンとか、すごいいいのが上がってますので、ぜひpixivアカウントを持っている方は見ていただければ。 |
ニードル | あ、いいこと言いますね(笑)見て下さい。 |
赤松弥太郎 | お願いします。 |
ニードル | もしくはブログを隅から隅まで見ていただければ、載ってますんで。 |
赤松弥太郎 | じゃあ、本作の絵を描くというところにあたって、特に気をつけたところ、ゲームを作るって言う視点で見るとですね、何か気をつけたところはあります ? |
ニードル | あの、初めは、作品毎に絵柄を一応変えて、気をつけて描いてた……つもりなんですけど。 |
赤松弥太郎 | ああ、そうなんですか。 |
ニードル | ん、まあ、気づかれないかも知れないですけど。 |
ワーグマン | まあ、でもさ、ルリティアと虎次郎の描き方は違ったりするからね。 |
赤松弥太郎 | あ、それは全然違いましたよね、確かに。カットインだとかも。 |
ニードル | あ、特にね、ルリティアの超絶発動の絵とかは、 |
赤松弥太郎 | 「てりゃあ !」ですね。 |
ニードル | そうそうそう、あの「ヤアッ !」てやつ。あれは80年代アニメをかなり意識して描いてるかな。 |
ワーグマン | 線とか、そんな感じだよね。 |
赤松弥太郎 | 線をはっきり濃く描く、まつげ長くする…… |
ニードル | そう。あと、まあ、金田光りをするっていうね。 |
赤松弥太郎 | ああ、光る光る。 |
ニードル | そう。 |
赤松弥太郎 | ホント、パッと見た感じじゃあ、おんなじ人が描いてるとは思わないですもんね。 |
ニードル | あ、それはありがたい言葉ですね(笑) |
赤松弥太郎 | グレンの発動とルリティアの発動と、全然違いますよね、やっぱり。 |
ニードル | そう、あの、グレンの発動もね、特撮好きには多分、たまらない感じになってるハズなんだけど。気づいた人いるかな。 |
赤松弥太郎 | やっぱりシュィィィィンって音が聞こえそうな気がしますよね。 |
一同 | (笑) |
ニードル | 素晴らしい(笑) |
赤松弥太郎 | そういう描き分けだとかっていうのをしていくのは、面白かったというか…… ? |
ニードル | あー、初めはだから、そういう風にして面白かったんですけど、徐々にこう、余裕が無くなっていき(笑) |
赤松弥太郎 | はいはいはい(笑) |
ニードル | 自分の絵になっていくっていう……感じですかね。 |
ワーグマン | まあ、でも言い方を変えると、徐々に個人個人のキャラクターが1つにこう、まとまっていくと。 |
ニードル | あー(笑) |
赤松弥太郎 | そーですよねー(笑) |
ニードル | 言いようだね。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | 制約も厳しかったという話も、さっき出ましたけれどもね。 |
ニードル | はいはい。うーん、だから色数がね。 |
ワーグマン | おかしいよね、あのシステムはね。 |
赤松弥太郎 | 256色ですからね。 |
ニードル | うーん…… |
赤松弥太郎 | しかもパレット共有でしたっけ、アレって。 |
ニードル | パレットうん、多分共有なんですよ。 |
ワーグマン | 共有です。変えられない……他のシミュツクの作品を見ても、変えてない気がするんで。 |
ニードル | うん、多分変えらんないんだろうね。スゴいっすよ、見るとわかるんですけど、同じ緑が10色とかあったり。 |
赤松弥太郎 | えぇぇぇぇ ! (笑) |
ニードル | (笑)そう、意味がわからない。 |
ワーグマン | なんなんだろうアレって感じで。多分バグなんじゃないですかね。 |
ニードル | バグなのかな。 |
ワーグマン | バグって言うか、うん。ホント変えられなきゃおかしいもん、あんなの。 |
ニードル | あ、そうだ、さっきPhotoshopとSaiって言ったんですけど、ドットで描くときはキャラツク使ってます。 |
赤松弥太郎 | あ、キャラツク。あんなのペイントでいいじゃないかと言われて久しいツールですけどね。 |
ニードル | いや、ペイントよりはいいですよ。やっぱりドット絵描くには結構適してると思う。ただ、バグが多い(笑) |
赤松弥太郎 | あー。 |
ニードル | スゲェ止まる。 |
赤松弥太郎 | あれもまた、最近出ましたよね、リメイクされて。2とか言って。 |
ワーグマン | あれはでも、別にいいかな。 |
ニードル | もう、もう(笑) |
ワーグマン | フォトショで描けばいいでしょ。 |
ニードル | うん。あ、でも、キャラツクのいいところもあるよ、うん、フォローするワケじゃないけど。さんざん泣かされてるから。 |
ワーグマン | うん。開発バスターだからね(笑)お陰様で。 |
ニードル | マジで、あの、セーブする寸前に止まるって言うのはヒドい。 |
赤松弥太郎 | (爆笑)ヒドい ! |
ニードル | セーブを押した瞬間に、止まるんですよ(笑)無いだろそれはっていう。 |
赤松弥太郎 | それはあっちゃいけないですよ。キッツいなあ(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | さてさて、では続いてですね、曲の話に入りたいと思いますので、ワーグマンさん、お願いします。 |
ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | でまず、作曲についてなんですけれど、これはもう、前から勉強だとかしてた感じですか ? |
ワーグマン | えっとですねぇ……子どもの頃ピアノは習ってたんですけど、 |
赤松弥太郎 | あ、なるほど。 |
ワーグマン | 中学前にはやめてました。 |
赤松弥太郎 | (笑) |
ワーグマン | 遊び盛りだったんで。 |
ニードル | 遊び盛りでゲームばっかりやっちゃってね(笑) |
ワーグマン | やってましたからね。ピアノの練習するより遊んでた方がいいかなって。 |
赤松弥太郎 | 確かに。 |
ワーグマン | なんで、作曲は完全に趣味の独学ですね(笑) |
赤松弥太郎 | じゃあ、特に何も…… |
ワーグマン | 特に何か勉強したワケでもないと思います。その頃のピアノもまあ、地にはあるんですけど、作曲をやる上では、そんなにって感じはしますしね。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | 普通に、まあ、ゲームミュージックが好きだったんで。 |
赤松弥太郎 | どんな曲が好きでしたか ? |
ニードル | 古城裕三だよね。 |
ワーグマン | ファルコムとか、任天堂も好きだし、古城裕三ってわかります ? |
赤松弥太郎 | あ、ちょっと個人名で言われちゃうとわからないんで、作品名でいただけると。 |
ワーグマン | ソーサリアンとか、イースとか。あとは最近は世界樹のBGMを作ってる、世界樹の迷宮…… |
赤松弥太郎 | あ、わかりましたわかりました。あの人ですね。 |
ワーグマン | あの人は好きですね。はい、大好きですね(笑)BGM好きな人はみんな好きなんじゃないですかね ?……そんなことないか。 |
ニードル | そんなことはない(笑) |
赤松弥太郎 | まあ、人それぞれだとは思いますけど、でも、やっぱり人気はありますよね、常に。 |
ワーグマン | ありますよね、うん。それに感化されて、曲作ってみようかって、なったクチです。 |
赤松弥太郎 | じゃあ、EXTRAPOWER以前にもそういう感じの、ゲームミュージックみたいな感じで曲を作ってたんですか ? |
ワーグマン | あのですね……昔からキャラクターとか作ってたんですけど、そのテーマ曲とかは作ってましたね。で、ゲームのBGMって形で、自分の作った曲が流れるっていうのは、なにげに夢だったんですけど。作ったゲームミュージックを乗せられるツールがその時恵まれなくて。 |
ニードル | あ、でもアレじゃん、サターンのデザエモン。 |
ワーグマン | あれでようやく、自分の作った曲を……32小節だっけな、24小節か、しか入れ込めないんですけども。パートが2つしか作れなかったりとか。 |
赤松弥太郎 | 制約きびしいですよね。 |
ワーグマン | でも、一応ゲームで自分のBGMを流せたのが初で。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | 完全に自分の作った曲を乗っけたのはEXTRAPOWERが初めてです。 |
赤松弥太郎 | まあ、夢が叶ったと、そういうことですね。 |
ワーグマン | なんで、がっつりともう、どんどん、モチベーションで、作っていきましたね。50曲以上(笑) |
赤松弥太郎 | 機材やソフトといったところでは、どういうのを使ったんですか ? |
ワーグマン | 普通の、Windowsに内蔵されてるMIDIです。 |
赤松弥太郎 | あ、ああ ! なんかどっかで聞いたことがあるような音源だなあと思ってたんですけど、ヤマハのじゃないですか、ひょっとして。 |
ワーグマン | ヤマハ、ヤマハ……そうですね。よくわかんないですけど(笑) |
赤松弥太郎 | ヤマハのソフトウェアYXGだと思ってるんですけど、ボクは。多分そうだと、ボクも使ってるんで、よくわかるんですけど。 |
ワーグマン | あ、そうなんですか ? |
赤松弥太郎 | なんかおんなじ音がするな、MIDIかな、と思ったらWaveだったという(笑) |
ワーグマン | ええ、Waveですね。MIDIだけだとやっぱりその……なんか、物足りないっていうか、単調な感じになっちゃうじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | そうですね。 |
ワーグマン | なんで、まずサンプリングして、エコーを加工して作ったりとかして、 |
ニードル | え、でもWaveじゃないと入れられなかったんじゃないの ? |
ワーグマン | うん、そうそうそう。 |
赤松弥太郎 | え、そうなんですか ? |
ワーグマン | 作ったツールが、カナデールの。 |
赤松弥太郎 | あ ? カナデール ? |
ワーグマン | はい、なんですよ。曲作る上で何使おうかなとか思って考えてて。じゃあカナデールでいいやって(笑) |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | 特に調べもせず買って、で、それで作った曲が、なんかシミュツク95じゃ乗せらんないんですよね。同じMIDIなのに。 |
赤松弥太郎 | 不思議ですねえ(笑) |
ワーグマン | 形式違うみたいで。 |
赤松弥太郎 | はあ。 |
ワーグマン | で結局、あ、Waveならいけるんだ、と……(笑) |
赤松弥太郎 | なんのためのツールだかわからないですね、そうなっちゃうと。 |
ワーグマン | ええ(笑) |
ニードル | なんか、解決する方法あるのかも知んないんですけど。 |
赤松弥太郎 | まあ、面倒くさいと、そういうことですよねえ。 |
ワーグマン | そうですよね。そもそもシミュツク95に、アスキーっていうかエンターブレインは愛情なさ過ぎますよ(笑) |
赤松弥太郎 | ですよねー、本当に。 |
ワーグマン | なんか色々とダメなところがあるんで、それでまあ、結局乗せられなかったですね。 |
赤松弥太郎 | そうですね、例えばテーマソングだとかというのは前々から作っていたという話でしたけれども、 |
ワーグマン | はいはい。テーマ ? |
赤松弥太郎 | そうです。例えばルリティアだとかグレンタイガーだとか、はっきりテーマソングあるじゃないですか。ああいうのもあらかじめ出来ていた ? |
ワーグマン | あれはですね、作曲して歌詞乗せたんです。だから結局、作曲の方が先かな。 |
赤松弥太郎 | 作曲の方が先。 |
ワーグマン | 最初は歌詞無かったんですけど、ニードル君が結局、80年代とか70年代とかのヒーローの曲を作ってくれっていう要望を出してくるじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | ああ、なるほど。 |
ワーグマン | で、そのメロディー主旋を大切に作っていくとですね、歌詞乗っかるようにできちゃうんですよね(笑) |
赤松弥太郎 | (笑)たしかに、形式ってありますからね。 |
ワーグマン | で、じゃあ、歌詞乗っけよって感じで。それが、自分のモチベーションにもつながってるんで。 |
赤松弥太郎 | やっぱりカッコいい歌詞が乗るとね。曲聴いてるだけで、なんというか、思い浮かびますからね。 |
ワーグマン | ええ、思い浮かんでくれると嬉しいですね。 |
赤松弥太郎 | では、えーと、最後にシナリオについてのことなので、まあ、お2人協力してということになるかと思いますけれども、 |
ニードル & ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | 本作のシナリオで、苦労したところだとか、工夫したところというのは、どういうところがありますか ? |
ニードル | 苦労したところ……うーん……。なんだろうね ? |
ワーグマン | 息の合わせるのが大変だった。 |
ニードル | あー。うーん、そうですね。やっぱりね。集団作業はね。そりゃもうお互いの意見のぶつかり合いだからね。 |
ワーグマン | そうですね。ストーリーとか作ってく上で……そう、キャラクターがまた僕とニードル君とあとシャークン拷で分担がされてるじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | ああ、はい。 |
ワーグマン | 絡み合うところでどうするかっていうところでぶつかったりとか。 |
ニードル | うーん。 |
ワーグマン | 後は、僕がニードル君のキャラクターのこと良く知らなかったり。ニードル君が僕のキャラクターのこと良く知らなかったりとか。 |
ニードル | そうねー。 |
ワーグマン | 結局深いところまでは理解するのって…… |
ニードル | そう。ね、伝えきらないからね。 |
ワーグマン | そこで、キャラクター統一がやっぱり……大変なのはありますね。 |
ニードル | うーん。『オイオイ、コレ違うよね』みたいなことはよくあったよね。 |
ワーグマン | 俺はこういうことしないってつっこんだこともあるしね。 |
ニードル | そうそうそうそう。 |
赤松弥太郎 | 結構、調べてて驚いたのが、お互いのその、大体の世界観っていうのがあるんじゃないですか。その世界観の中でも、この人が受け持ってる世界なのかなって思ったら、あれ ? 違う人のキャラもいる ? みたいな…… |
ニードル | あーあーあ。そう、だからアレですよね。僕がまず、大きな皿を作って渡してるんで。 |
赤松弥太郎 | なるほど。だから世界がおんなじでも、同じ人のキャラばかりとは限らない。 |
ニードル | そうですねえ。 |
ワーグマン | 例えば、ニードル君がグレンタイガーを作るじゃないですか。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | で、『おっ、いいな』とか思って、なんかライバル的なキャラクターを僕も作るんですよ。 |
赤松弥太郎 | で、ゲッコウになる、と。 |
ワーグマン | (笑)そんな感じですよね。 |
ニードル | うんうん。 |
赤松弥太郎 | クラウンとフールで二人分かれてたってのがちょっと調べて衝撃だったんですよね。 |
ワーグマン | たしかにね。あれは、 |
ニードル | あれは、ワーグマンがクラウンをまず作って、うわ、これは負けてらんねぇなあって作ったのがフールですね(笑) |
赤松弥太郎 | クラウンとフールの区別が付く人って、結構少ないんじゃないかってひょっとして思ってるんですけど。 |
ニードル | えっ !? そうなの ? |
ワーグマン | やっぱ、パッと見は似たような…… |
ニードル | 確かにね。 |
ワーグマン | それはそれでコンセプトなんだけれど、 |
ニードル | うんうん。 |
赤松弥太郎 | よく見ると違う。 |
ワーグマン | だから同じに見えちゃうのかな。 |
赤松弥太郎 | 茶髪の方が、クラウン。 |
ニードル | そうですね。 |
ワーグマン | クラウンの方がハンサムに描いてくれてるんだよね。 |
ニードル | そんなことないよ(笑) |
一同 | (笑) |
ワーグマン | 僕はそう思うんだけど(笑) |
ニードル | でも顔をすごく変えたくて、双子みたいにはしたくなかったのね、うん。だから完全に顔の形は変えてる。 |
赤松弥太郎 | そうですね。フールの方がちょっととがった感じになってるかな? |
ワーグマン | ちょっと濃いんじゃないかな、フールの方が。キャラクター的に。 |
ニードル | あのねえ、実はねえ……クラウンの方はアジア系の顔なんだ。 |
ワーグマン | ほうほうほうほう。 |
ニードル | で、フールはヨーロッパ系の顔なんだよ。 |
赤松弥太郎 | あ、そうなんですか |
ニードル | 実は。うん。まあ、これ以上言うとこの先の話になってくるんであんま言わないんだけど。 |
赤松弥太郎 | あー。はいはい。 |
ニードル | まあなんかそういう設定があったりとかね(笑) |
ワーグマン | (笑)こういう風に勝手に設定作って、 |
ニードル | そう、言わないから(笑) |
ワーグマン | ポコっと喋るから、『おっ』とか思って、言っちゃったりするんですよ。 |
赤松弥太郎 | (笑)担当のキャラなのに、知らないところでなんか出来てたり、 |
ニードル | そうそう、勝手に料理されちゃうっていう(笑) |
ワーグマン | (笑)そうそう。そういうこと多いですよね。まあでも、間違ったことはしてこないんで。うん。 |
赤松弥太郎 | そこら辺は信頼っていうか。 |
ニードル | まあ信頼。 |
ワーグマン | そうですね。 |
ニードル | この野郎って思うときもあるけどね(笑)。 |
ワーグマン | (笑)それはどうだろうって時もあるんですけど。やってみたら面白かったりとか。 |
赤松弥太郎 | そうですね。で、そうなってくると、ストーリー的に動かしやすかったキャラと、動かしにくかったキャラみたいなのが出てきたと思うんですけども、一人あげるとしたら。 |
ニードル | 一人……一人あげるとしたらリ=コだよね。やっぱね。 |
ワーグマン | リ=コは確かに動いてくれたね。 |
ニードル | リ=コ……ていうか、結局しゃべるキャラはね。動かしやすいよね。 |
赤松弥太郎 | フェイ君ばっかりじゃないですもんね。絡んでたキャラもね。結構いろんなキャラと絡んでくれてましたからね。 |
ニードル | んー。やっぱしあの、なんだろ緩衝材になると言うかね。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ワーグマン | そうですね。 |
ニードル | リ=コなかったら、もっとギスギスしてる話になってるよね。 |
ワーグマン | みんな優等生ばっかりだからね(笑) |
ニードル | うーん。まじめだしね。みんなね(笑) |
ワーグマン | リ=コみたいな奴がいないと。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | エースも好きなんですけどね。アレもよく動いてくれるんで。エース教授。 |
赤松弥太郎 | でまあ、結局リ=コが人気投票1位になったりしたワケですけどね。 |
ニードル | んー。そうですね。やっぱしだから上手く動いてくれたってことなんだよね。 |
ワーグマン | そうですね。「なるほど」と思うところもあれば、「意外だ」って思うところもあったんですけども。 |
ニードル | んー。 |
ワーグマン | まあ「確かにそうなのかあ」って気はしますね。うん。 |
赤松弥太郎 | で、動かしにくかったってキャラになるとどうなりますか? |
ニードル | 動かしにくかったキャラ。やっぱしゃべんないキャラがねー(笑) |
ワーグマン | ゾフィーとか。 |
ニードル | そう。やっぱしゾフィがきつかったなあ。 |
赤松弥太郎 | ゾフィー……ですねえ。 |
ニードル | ただワーグマンはゾフィしゃべらせるよね。 |
ワーグマン | うん。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | でもあんましゃべらせるキャラじゃないっていう風に、ニードル君にも言われてたんで。 |
ニードル | あいつ、あんまベラベラしゃべったらね、ちょっと威厳が無くなんなーっと思って。 |
赤松弥太郎 | そうですよね。 |
ワーグマン | 出番が無くなるんだよね。 |
ニードル | そう、出番がなくなる。主役なのにしゃべんねえぞコイツって(笑) |
ワーグマン | そういえば、無理やりしゃべらせたってのも無きにしも非ずですけど。 |
ニードル | うーん。 |
ワーグマン | ま、ゾフィはあんな感じだとは思いますね。 |
赤松弥太郎 | うーん。 |
ワーグマン | ねえ。動かしにく……。でも、それほど動かしにくくなかったかな。 |
ニードル | やっぱし結局あれだよね。お互いのキャラクター、 |
ワーグマン | だね。 |
ニードル | お互いが管轄してないキャラクター…… |
赤松弥太郎 | なるほど、そうですね |
ニードル | 動かしにくいよね。 |
赤松弥太郎 | やっぱりどこまでいじっていいのか分からない、というところがありますよね。 |
ニードル | そうそうそうそう。 |
ワーグマン | 何度も何度もグレゴリーやマヌエラのこと聞いたしなー。この辺なんか、おかしくしちゃおかしいしなってのもあったし。 |
ニードル | あれ、でも、グレゴリーとかマヌエラのとこの脚本書いてる? |
ワーグマン | うん。あのー……君が書いたの結局少し肉付けする部分とか。 |
ニードル | あー、そっかそっかそっか。 |
ワーグマン | その時とか、あるいは後から矛盾回避とかそういうところで、まあちょっとしゃべらせるときの台詞とかが、こうじゃない、ああじゃないって。結構討論になったよね。 |
ニードル | そうね。そうね |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | で、ですね。>>7さんさんからの質問で、「製作の中で起こった印象深い出来事について、お一人ずつ語って欲しいです」と。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | お互い見方が違うところがあると思うので、というリクエストがきてましてですね。 なので、相方の方に内緒で一つだけ、印象的だった出来事とというのを選んでいただいて、それを話していただこうかなと。お願いしていたところなんですけれども。 |
ニードル | いや、ぜんぜん聞いてないんで…… |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | じゃ、じゃあどうぞ。 |
赤松弥太郎 | まず、ニードルさんから行きましょうか。 |
ニードル | ニードルさんから ? ハイ。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | あのー。やっぱちょっとあのー多分、ワーグマン的には嫌だと思うんですけど、まあ、あのー……(笑)「ふりーむ !」の、紹介文。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | こーれがですねー。 |
ワーグマン | そうねぇ。 |
ニードル | キツイですよね ! |
赤松弥太郎 | うーん(笑)なんとも言えない。 |
ニードル | あれをねー。やられた時はねー。あの、目から火花が出ましたよ(笑) |
赤松弥太郎 | (爆笑) |
ニードル | えーー !? って。これーー !? と思って。 |
ワーグマン | やっぱり自信持っておくる作品だから、あの、うん。堂々とうん、尊大に行かなきゃな。じゃないと、やってくれる人に失礼だなって思って、ちょっと偉そうに書きすぎました。 |
赤松弥太郎 | 尊大すぎやしませんか ? |
一同 | (笑) |
ワーグマン | すごい反省してます。おかげでなんか、1つ目の感想や2つ目の感想が辛らつ…… |
赤松弥太郎 | ひどいですよねえ。 |
ニードル | うん、そう……。あれだけだよね。本気で怒ったのねえ。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | これはねえだろうなって。 |
赤松弥太郎 | まあ、そうですねえ……。 |
ニードル | 車の中でね、「ちょっと話があるんだけど」っつって(笑) |
ワーグマン & 赤松 | (笑) |
ワーグマン | はじめ僕も、いや、あれはこういうことなんだって対立してみたものの、「ハイ、すいませんでした」 |
一同 | (笑) |
ワーグマン | ってなりましたけど、変えるのはちょっと逆に恥ずかしいことだと思って、今でも変えてないんですよね。 |
ニードル | まあでも、次変えようね。 |
ワーグマン | 次変えたいんですけどね。 |
ニードル | 次、もしなんか更新することがあれば。 |
ワーグマン | うん。 |
ニードル | まあ、みんなもう見ちゃってると思うけどね(笑) |
赤松弥太郎 | このラジオ聞いてる方は、間違いなく見てると思いますけれどね(笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | アレでホントやらなくなった人がいると思うとちょっと悲しいよね。 |
ワーグマン | それは確かに申し訳ないけど、うん。 |
ニードル | なので、あれでやめた人、やってください ! (笑) |
ワーグマン | ホントに、すいませんでした。 |
ニードル | そういう気持ちないんで。 |
赤松弥太郎 | ハイ、みなさんもお友達にぜひ紹介していただいて、はい。 |
ニードル | でも、自信もあります。 |
赤松弥太郎 | こんな偉そうなこと書いてるけど、ちゃんとした人たちなんだよってことをアピールしていただけると(笑) |
ニードル | そう、はい(笑) |
赤松弥太郎 | そうですね、では、ワーグマンさんの方を、お願いします。 |
ワーグマン | ま、さっき話した話に近いんですけども、そのセリフの一言、この……ん ? なんだったけな ? 言い回しがおかしいっていうことで、一晩中討論になったことがあったんですよ(笑)ニードル君と。 |
赤松弥太郎 | 一晩ですか !? |
ワーグマン | 一つのセリフに対してですね、 |
ニードル | あー、うん。散々やってるよね。 |
ワーグマン | この人はホントこだわる人間だってのは知ってたんですけど、あんまりこう言い合ってくると、意地とかも出てくるんで。このセリフはこうだ ! っていう風になってきたりとか。 |
ニードル | 具体的に、言える ? |
ワーグマン | どうだったけなー ? ……どこら辺だったっけ ? |
ニードル | いや、知らないよ(笑) |
一同 | (爆笑) |
赤松弥太郎 | 肝心のセリフは、覚えてない(笑) |
ワーグマン | 覚えてないですね。 |
ニードル | ダメじゃん(笑) |
ワーグマン | それがすごい印象的で。 |
ニードル | (笑)まあでも多々あったよね、そういうこと。 |
赤松弥太郎 | あー、やっぱり。 |
ニードル | 日常茶飯事だよね。 |
赤松弥太郎 | 何回かあったんですね。 |
ニードル | そうだね。 |
ワーグマン | でまあ、うん、こだわる人間だって事がわかって(笑) |
ニードル | いや、お互い一歩も退かないですからね。そういうトコね。 |
ワーグマン | ねえ。うん。 |
赤松弥太郎 | 良い意味で言えば、それは妥協の無い姿勢ということになるんじゃないかなと。 |
ワーグマン | ハイ ! そういうことで ! |
一同 | (笑) |
ニードル | 最後妥協じゃん。いいよもう、分かったよ ! っつって。 |
ワーグマン | 結局どっちも曲げなければ、どっちか曲がるしかないんで。 |
赤松弥太郎 | それはそうですよね(笑) |
ニードル & ワーグマン | うん。 |
赤松弥太郎 | まあそんなこんなもありつつも、着々とゲームは制作していったということなんですよね。 |
ニードル & ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | そういうお2人にとって、チームでの制作という意味での面白みはどこにあると思いますか ? あの、1人でやっている時と比べてですね。 |
ニードル | やっぱ化学変化……ですね。うーん。 |
ワーグマン | まあ、僕じゃ思いつかないこととか、やっぱりニードル君やシャークン拷とか、ちゃんと言ってきたりするんで、「あっと、これは、この展開になるとは思わなかった」 |
ニードル | やっぱそう、他人のね、考えることはちょっと違うからね。「あ ! こういう、この手があったか」っていうのがね。やっぱし生まれてくるよね。 |
ワーグマン | やっぱりだから、ゲームは……ゲームてか作品は…… |
ニードル | 作品はってかでかいの作るにはやっぱし、うん共同作業。つらいこともあるけどね。 |
ワーグマン | うーん。 |
ニードル | でもやっぱし利点もま、有るかなーと思う。 |
ワーグマン | まあ、一人カッツリと決めて、ガッツリと作っちゃう人もいるけどね。君んチそうなんだけどね。 |
ニードル | (笑)いや、でも、いいとこもあるよ。利点も。 |
赤松弥太郎 | まあ、お互い足りないところを補い合って、みたいな形での…… |
ニードル | そうですね |
赤松弥太郎 | ではえーと、ちょっと話は飛びますけど、没になったネタ。制作中に没になったネタとかあったら教えてください。 |
ニードル | はいはいはい。 |
ワーグマン | はい。 |
ニードル | えーと、そうですねえ……。一番やっぱ……うーんと……超絶技の没ネタが結構多いですよね。 |
赤松弥太郎 | あー。数が限られてるっていう中で。 |
ニードル | そうそうそう。絵描いて、入れてないやつとかもあるから、すごいですよ。 |
ワーグマン | もったいないねえ(笑) |
赤松弥太郎 | それは残念ですねえ。 |
ニードル | あ、当初グラディウス毒液吐きましたからね。 |
ワーグマン | あったね。(笑) |
赤松弥太郎 | あー、なるほど(笑)それはだいぶ印象が違いますよね。悪役レスラーみたいな感じになって。 |
ニードル | 悪役レスラー……うーん。そう言われるとちょっときついかな(笑)もっとあの、生物っぽい感じで。 |
赤松弥太郎 | なるほど。 |
ワーグマン | アリとも思いますけどね。その名残がやっぱ、じゃあアレなのかね ? |
ニードル | ん ? |
ワーグマン | あの……最後のベムの群体の毒液みたいなのに。 |
赤松弥太郎 | あー。 |
ニードル | そう、そうなんだよ。あそこに繋がるはずだったんだよ。「コレが ! 」って。 |
赤松弥太郎 | コレのもっとスゲエやつっていう。 |
ニードル | そうそうそうそう。そうなんですよ! |
ワーグマン | だから「急に毒液か !? 」っていう感じかもしれないですよね。ユーザーさんにしてみれば。 |
赤松弥太郎 | そうでもないと思いますけどね。やっぱりベムと毒っていうのは印象としてはありますよね。 |
ワーグマン | ラストはね、うん。 |
ニードル | 後システム的に、毒を入れたくなかったんですよね。毒撃っていうか……あの、 |
赤松弥太郎 | ああ、ステータス異常。 |
ニードル | ポイズン状態にしたくない。うん。あれ治すのがめんどくさいんで。 |
赤松弥太郎 | 確かに。 |
ニードル | 嫌いなんですよ。 |
赤松弥太郎 | 治療アビリティが必要ですからね。また、ハイ。 |
ワーグマン | 魔法の数に限りがあるじゃないですか。魔法の数に限りがあるから、毒を治す魔法を入れらんない。 |
ニードル | そうそう!毒を治すアイテムとかね。アイテムも限りがあるからね。 |
ワーグマン | そうそう。全部使ってるからね(笑) |
ワーグマン | 切るしかないよね(笑) |
ニードル | そう。 |
赤松弥太郎 | というところでまあ、ステータス異常はもうスタンしか無い。 |
ニードル | そう、しかも味方だけっていう。治す手間はないという。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。派手さを重視した結果だったと。 |
ニードル | 派手さっていうか、その手間ですよね。うん、ポイズン状態を治す手間。あとはその容量。 |
赤松弥太郎 | あー。やっぱりそういうところでのその、自分がプレイしてて面白くないところはどんどん削っていくっていう。 |
ニードル | そう。そうですね。RPGでホント毒になって、治す手間がすごい嫌なんですよね。 |
赤松弥太郎 | 確かに。毒うっとおしいですよね。 |
ニードル | うっとおしいですよ。チョコチョコチョコチョコ。 |
赤松弥太郎 | 大して強くも無いのにピコピコピコピコなってさ(笑) |
ニードル | そう(笑) |
赤松弥太郎 | テレポなんかした日には、大変なことになりますからね。 |
ニードル | そう(笑) |
赤松弥太郎 | (笑) |
ワーグマン | あの毒システムおかしいよね。毒はもう、くらっちゃったら死ぬしかないんですよ。 |
赤松弥太郎 | (爆笑) |
ニードル | その考え方もおかしくない ? (笑) |
ワーグマン | 冒険者が、洞窟で、蛇にかまれて、じゃあどうして治すかっていう。体力が徐々に減っていくっていうシステムはおかしいと思うんですよ。僕は。 |
ニードル | おかしいかなあ ? |
赤松弥太郎 | おかしいかな(笑) |
ニードル | だって即効性で死ぬ毒だけじゃないっしょ(笑) |
ワーグマン | でも体力がちょっとずつ減っていくっていうのもなんか変、変じゃない ? |
ニードル | うーん。いや…… |
赤松弥太郎 | RPGとしてはどうかわかんないですけど、シュミレーションRPGだと確かにターンごとに減っていくってのはうっとおしいですよねえ。 |
ニードル | うーん。そうですよね。なんかドカ!ってなるのがむかつくんですよね(笑) |
ワーグマン | でも実際D & Dとかのほら、毒とかって……一撃死的なものだよ。体力減っていくってシステムじゃないじゃない。 |
ニードル | いやー、でも、それでも……まあいいや ! もう ! |
ワーグマン & 赤松 | (笑) |
赤松弥太郎 | といったところで、いよいよ完成、というところに入っていきますけれども。本作の初公開っていうのはいつ、どこででしたか? |
ワーグマン | コミティアですね。 |
赤松弥太郎 | コミティア。 |
ニードル | そうですね。二年ぐらい前のコミティア ? |
赤松弥太郎 | えーと、2008年 ? |
ニードル | で、10枚ぐらい焼いて、 |
ワーグマン | CDに焼いて、 |
ニードル | 配布したのが始まりですねー。 |
ワーグマン | ハイ。 |
赤松弥太郎 | それがその、身内以外で、初めての公開。 |
ニ&ワーグマン | そうですね。 |
ワーグマン | 身内ばっかりにやらせてたんですけど、んー。なかなかねっていう(笑) |
ニードル | いや、ていうかあの、元々出したかったんだけど、どうやって出していいのか分からなくて、「とりあえずコミティアに出るから。漫画出すから。ついでに持っていくよー」っていう話になって。そう、持ってったんですよ。 |
赤松弥太郎 | それで、セシールさんの誘いで。んー。まあ、10枚しか焼いていかなかったワケですよね。 |
ニードル | 10……13枚ぐらいだったかなあ ? もう覚えてないけど、まあまあそんな感じですよ。 |
赤松弥太郎 | まあ販売価格としては、原価相当ぐらいですか ? |
ニードル | あ、いや、無料。無料配布です。 |
赤松弥太郎 | あ、ただで配ったと。 |
ニードル | ハイ。 |
赤松弥太郎 | じゃあ完全に自腹なんですね。焼く代金だとか。 |
ニードル | 完全自腹です。 |
赤松弥太郎 | そうなってくると、その13枚っていうのは結局売れたんですか ? 売れたというかさばけたんですか ? |
ニードル | そりゃはけましたたね。 |
ワーグマン | お金、値段つけちゃうと、買ってくれない方が悲しいからね。 |
ニードル | うん。 |
ワーグマン | 100円でも引いちゃう人は引いちゃう…… |
ニードル | いやもう、1円で付けたらもう全然別の世界になっちゃうからね。 |
ワーグマン | 他人にやってもらいたかったってのがあったんで。 |
ニードル | うんうん。 |
ワーグマン | 配布しましたね。 |
ニードル | はじめ、100円にする ? とかって話もあったけどね。 |
赤松弥太郎 | あー。実費相当で。 |
ニードル | で、その結果、そこで、あのー……。「ハッピーチャレンジャー山田」の作家のintさん。こーれに拾ってもらったワケですよ。 |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | これはラッキーだったですねえ。 |
ニードル | こーれがラッキーでしたねえ。(笑) |
ニードル | そう。これで、あの「ふりーむ !」を紹介され、 |
ワーグマン | そうですね。 |
ニードル | 載せて、 |
ワーグマン | intさんの手ほどきが無ければもう……(笑) |
ニードル | 今は無いよね。ホントに。 |
赤松弥太郎 | 13枚。それで終わってたかも知れないんですよねえ。 |
ニードル | そう。 |
ワーグマン | ホント運良かったですよね。 |
ニードル | 運命、運命の出会いですよね。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | まあintさん、フリーゲームの紹介者としても非常に有名な方なんですけれども、僕も色々とお世話になってます。で…… |
ニードル | あー。そうですか。 |
赤松弥太郎 | でまあまあレビューなんかも書いちゃったりしたんですけどね、「ハッピーチャレンジャー山田」。 |
ニードル | ええ。すばらしいレビューありがとうございます。 |
赤松弥太郎 | いえいえいえいえ。 |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | なかなか面白かったっすよ。ここで言うのもアレなんですけど(笑)ちゃんとintさんにメール送ろうかなとか思ったんですけど。僕もちゃんとクリアしました。 |
ニードル | 送ってないのか。 |
ワーグマン | 送ってないです(笑) |
ニードル | 送りましょうよ(笑) |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | ということでまあフリーで……その時までは、全然フリーソフトっていうものの存在自体知らなかったと。 |
ニードル | ハイ。知らなかったですねえ。 |
ワーグマン | そうですね。知らなかったですね。 |
ニードル | まあ考えてみりゃあるんだろうなっていうぐらいのレベル……だよね。 |
ワーグマン | でもそこでどういう世界があるかっていうのも、まったく知らなかったし。 |
ニードル | ていうか、今も知らないしね。 |
ワーグマン | うーん。そうですね。 |
赤松弥太郎 | ということで、フリーゲームだとか、それまで今まで全然触ったことが無い、という状況で「ふりーむ !」に登録して…… |
ニードル | そう……そうですね。 |
赤松弥太郎 | で、いきなり最初っから、一発目キツいコメントもらって……(笑) |
ニードル | そう(笑) |
一同 | (笑) |
ニードル | 「世間の壁は厚いな」みたいな。(笑) |
ワーグマン | 大変でしたね。 |
赤松弥太郎 | そういう目で見たときの、フリーゲームならではの良さだとか、即売会だとかの違いっていうのを、逆にフリーゲームしか知らないボクたちに教えてくれればなー、っと思って。 |
ニードル | あー……んー……やっぱし、ゲームを買いに来てるワケじゃないんで、それがやっぱキツいですねー。 |
ワーグマン | そうですね。ゲームをちゃんとやってくれる、その「ふりーむ ! 」とか、「ふりーむ !」ならそういう場所で出すのと、コミティアみたいなとこで出すのとじゃあ、やっぱりニーズが違うっていう感じだよね。 |
ニードル | んー。ってかそもそもあの、そういうイベントで成功したことがないから、あんま参考にならないかもしれないけども。漫画売れないからね。 |
一同 | (笑) |
ワーグマン | なんかねー。 |
ニードル | いや、もう完全に浮いてるからね。 |
ワーグマン | がんばれ。 |
赤松弥太郎 | お客はエロを買い求めに来るワケですね。エロと萌えを。 |
ニードル | ホント、かんなぎの同人誌の横で売ってるワケですよ(笑)全然萌えない絵で。 |
赤松弥太郎 | 「もえる」って字が違うんですよね。字が(笑) |
ニードル | あー、お前バーニングの方じゃんっていう(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですよね。ということは、「ふりーむ !」に登録したことでもう知名度もどんどん上がっていって。 |
ニードル | んー。そうですねもう。それだけですもんね。 |
ワーグマン | だけですね。 |
赤松弥太郎 | そこからもう全て始まった。 |
ニードル | そっから全て始まりましたね。うん。 |
赤松弥太郎 | sunnaさんのレビューがあり、 |
ニードル | そして今ここで喋ってるっていうね。 |
赤松弥太郎 | そうですねえ。 |
ワーグマン | sunnaさんもホントに、ありがたい人ですよ。(笑) |
ニードル | そう。intさんと一緒にね、sunnaさんと一緒に来てね。 |
ワーグマン | うん。やっぱ好きになって、ちゃんとアツく語ってくれる人って、こっちも読んでてとても嬉しいんで。 |
ニードル | sunnaさんって、あのEXTRAPOWERのレビュー書いてくれた人。 |
赤松弥太郎 | はい、そうです。激辛に掲載されたレビューを書いてくれた人です。 |
ワーグマン | あのレビューが出た瞬間、またガクッとかなったからね(笑)ありがたいですよね。ちょっと伸び悩んでたときに。嬉しいですよ、ええ。 |
ニードル | いや、今回でもあがったからね。嬉しいね。 |
ワーグマン | そうそう、今回もね。そうそうそうそう。 |
ニードル | ちょっとでもこう、数字伸ばしていただければね。ホントに。 |
赤松弥太郎 | まあ数字というところもアレなんですけれども、やっぱりそのインパクトのある感想だとかっていうのも…… |
ニードル | あーいや、欲しいですねー。 |
ワーグマン | ありますけどね。うん。 |
赤松弥太郎 | そうですよね。あの、フリゲ2009のあの投票者コメント。 |
ニードル | あ、そう、あーれホントびっくりしましたね。うん。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | あそこまで見られてるのかと。(笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。ちょっと僕ももらって瞬間ちょっと冷や汗が出ましてですね。 |
ニードル | うん、いや僕もホント冷や汗出ましたね。 |
赤松弥太郎 | 「コレ載せちゃっていいのか ? 」ってちょっとためらったぐらいですね。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | うーん。ホントそれぐらいインパクトある文章ですよね。 |
赤松弥太郎 | スゴいなぁと思いましたね。あれはちょっと、僕とかは逆に書けないかもしれない。ああいう感想っていうのは、なかなかもらえないと思いますけれどもね。 |
ニードル | そうですね、アレはホントありがたいですよね。あれであの、生きる勇気をもらったと言うか(笑) |
ワーグマン | (笑)そうですね。 |
ニードル | ああ、やって良かったってのはありますよね。うん。 |
赤松弥太郎 | 公開前と公開後で、そんな感じでEXTRAPOWER自体はどんどんとビッグになっていったワケですけども。 |
ニードル | はい。 |
赤松弥太郎 | お2人にとっての変化っていうのは何かこうありましたか? |
ニードル | うーん。ま、でも、こういう風にね。使ってもらえたりとかね、声掛けてもらったりとか、つながりが出来たっていうのはスゴい。 |
ワーグマン | ですよね。いいことですよホントに。 |
赤松弥太郎 | そうですね、ボクにとっても、はい。 |
ワーグマン | 実際、身内に作るだけじゃ、他の人に楽しんでもらえる機会なんて無いんで。そういうことの楽しさを知っちゃったらもうっていう(笑) |
赤松弥太郎 | なるほど。 |
ワーグマン | 全然違いますねえ。インタビューとかもね、受けるの初めてですしね(笑) |
ニードル | 後、萌えが分かってきた。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。では、このあたりで、皆さんからの質問にお答えいただければと思います。 >>2さんさんから順々に読んでいきます。みなさんご質問ご応募ありがとうございました。 |
ニードル & ワーグマン | ありがとうございます。 |
赤松弥太郎 | では、まず>>2さん「主要キャラクターの年齢を教えてください。」 |
ニードル | あ、コレねー。これキビしかったねー。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | あのー、なんだろうね。やっぱイメージが固まっちゃうってのがねえ、すごいねえ……。 |
ワーグマン | そうなんですね。うん。 |
ニードル | でもまあ、答えないのもね、アレだから……どうしよ ? |
ワーグマン | どうしよ ? |
ニードル | まず、あー……。そう、パパっと決めたのは、くろがねが20から22、3ぐらいまで。 |
赤松弥太郎 | ああ、なるほど。 |
ワーグマン | で、言っちゃうとまあほら、こうギャップがあるって人も多分いるんでしょうね。 |
赤松弥太郎 | いるかもしれないですね。 |
ニードル | ねー。なんかねー。つらいところだけどね。 |
赤松弥太郎 | 18だと思ってたのにって人がいるかもしれない。 |
ニードル | そう。10代だと思ってたのに ! |
ワーグマン | 今プレイしているあなたの思った年齢でいいんですよっていう。 |
ニードル | そうそう、ここで言ったのは別にあの……そう、公式ではないんで(笑) |
ワーグマン | 皆さん想像通りでいいんですよ。 |
ニードル | あなたの想像が正解です。ですが、うん。 |
ワーグマン | こっちの……アレってことで。 |
ニードル | で、そうね……ゾフィは……30ぐらい? |
ワーグマン | うん、30くらい。の、イメージで。 |
ニードル | うーん……かな。やっぱちょっと威厳がないとね。まあせめて30代には。 |
ワーグマン | 若造っていう感じじゃないからね。 |
赤松弥太郎 | 20前とかねえ(笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | そう、そりゃないだろっていう。 |
ワーグマン | プロレスラーが引退する年齢よりは若くしたいなーってのがあるし。 |
赤松弥太郎 | あー。そうですね。実際に戦いますからね。 |
ワーグマン | 長老じゃないから。若者の現役だからっていう。で、30ぐらいかなっていう。 |
ニードル | フェイは10代後半……だね。やっぱしね。 |
ワーグマン | 後半になるの ? |
ニードル | うーん。16~18ぐらいでいいかな。 |
ワーグマン | なるほど。……ブラックベリー。 |
ニードル | ブラックベリー。ブラックベリーはくろがねより2つ3つ年上って感覚……かなあ。だから24、5、6ぐらい。 |
ワーグマン | そうですね。公式じゃありませんけどね(笑) |
赤松弥太郎 | だいたいこんな感じでってみたいなイメージですね。あくまでね。 |
ワーグマン | シャークン拷は…… |
ニードル | シャークン拷はもう…… |
ワーグマン | 宇宙暦何年とかワケわかんない(笑) |
赤松弥太郎 | 人間じゃない人たちはちょっとねえ……(笑) |
ニードル | そうそう。もう聞いてもねえ、当てにならないから。 |
赤松弥太郎 | でも、よく考えてみたら、パーティーメンバーかなりの数人間じゃなくなってません? |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | ま、ネタバレになるんで、何人とか言いませんけども、結構クラスチェンジとかで人間やめちゃった方も何人か(笑) |
ニードル & ワーグマン | それがEXTRAPOWERです(笑) |
ワーグマン | 人間を超越した力、EXTRAPOWERです。 |
ニードル | そのまとめ方(笑) |
赤松弥太郎 | そうですね。>>3さんはお答えしたたとして、えーと>>4さんさん。よくある意見なんですけれども…… |
ニードル & ワーグマン | ハイ。 |
赤松弥太郎 | 「フェイ君のクラスチェンジ後の姿がかっこいいとは思えないんだ。どうしたらいいです ?」 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | どうしたらいいか。これはあのー…… |
ワーグマン | ぼくはかっこいいと思うんですけどね。 |
ニードル | いや、まー一番いいのは、クラスチェンジしないルートを通る。ってのが一番……。 |
ワーグマン | 避けらんないのも結構あるけど……。 |
ニードル | スパロボでもほら、パワーアップマジンガーあったじゃん。 |
ワーグマン | うんうん。 |
ニードル | マジンカイザー嫌いなんで僕、あのーあっちで行ったんですけど(笑)超弱いけど、そっちで。そっちで根性で解けやっていう。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | ただねー、あれをかっこいいと思うセンスもあるんだぞってトコにはちょっと気づいてほしいですよね。 |
赤松弥太郎 | あー。確かに。でも、結構フェイ君のクラスチェンジしないルートって、通るの難しくないですか ? (笑) |
ニードル | 根性ですよ根性 ! (笑) |
一同 | (笑) |
ワーグマン | 全員クラスチェンジ、全員じゃないや、ごめんなさい。 |
ニードル | ゾフィと…… |
赤松弥太郎 | ゾフィは簡単に選べますからね、選択肢で。 |
ニードル | ゾフィとフェイ、あとあのブラックベリーはまあしちゃうけど……うん、2通りある。 |
ワーグマン | シャークン拷も2通りある。 |
赤松弥太郎 | 真覚醒と、そうですね。ハイ。 |
ワーグマン | そう、そうですね。 |
赤松弥太郎 | 次、>>5さんさんの質問……どうしたものかなー。これネタバレもいいとこなんだけどなー。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ワーグマン | ノーコメントにしときます ? |
ニードル | あー、うーん。まああの、「次回に繋がるんじゃないの ?」ってとこだけ(笑) |
赤松弥太郎 | あー、なるほど。いいですねえ。ハイ。えと、飛びまして>>8さんさん。「自分をゲーム内のキャラに例えると誰に似ていると思いますか?お二方それぞれのそれぞれに対する評価も聞いてみたいです」 |
ニードル & ワーグマン | (笑)これはキツいねー。 |
ニードル | いませんってのはよくないよねー。 |
ワーグマン | 僕決めてきたんですけど、えっと劉さんとオウゴンムシを足して2で割った感じです(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | 執事タイプじゃないですか、典型的な。 |
ニードル | 劉さんはちょっと近いかもしれないねえ。 |
ワーグマン | そして、ちょっと亮みたいなキザさもなきにしもあらず。けどそんなにかっこよくないですね(笑) |
ニードル | そんないいもんじゃないからね。 |
ワーグマン | いいもんじゃないね。難しいですもんね。 |
ニードル | そうねえ。まあフェイ、って言いたいけど、いいとこイワンかなあ……(笑) |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | どう ? |
ワーグマン | うん、いっといていいんじゃない ? |
ニードル | うーん。 |
赤松弥太郎 | やっぱり憧れのキャラっていう感じですか。フェイ君は。 |
ニードル | そういう訳でもないですけどねー。 |
ワーグマン | なんだかんだで主人公を目指す少年って感じだよね。 |
ニードル & ワーグマン | うーん。 |
ワーグマン | 良いやつだよね。 |
ニードル | 良いやつだよね(笑) |
ワーグマン | 本当ね。怒るところ怒って、同情するとこ同情して。一番人間らしいんじゃないですかね(笑) |
ニードル | いや一番まともだよね。 |
赤松弥太郎 | ということでえーと、そっか。続いては多分>>10さんさんかな ? 「ニードルさんから見て描きやすいキャラって誰ですか?」という質問です。 |
ニードル | 描きやすいキャラ……うーんと、描きやすいキャラって言うのは特に……全員大体描きやすいかなー ? |
ワーグマン | ホント ? (笑)描きにくいキャラは ? |
ニードル | 描きにくいのが、ゾフィ。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ワーグマン | すいません……(笑) |
ニードル | ゾフィがね、これがね、なんか特徴を付けて描こうとすると、全然似なくなるっていうね。 |
赤松弥太郎 | あー。 |
ニードル | あとね、メイアードが、あのねー……アレ。顔グラフィックの顔が理想的なんだけど、あの顔になかなか描けないんだよねー。 |
ワーグマン | あー。なるほどねー。 |
赤松弥太郎 | カットインだとかだと、ちょっと顔が違ってるかもしれない。 |
ニードル | そうなんですよねー。あそこをもうちょっと何とかしたいんだけど……なかなか。 |
ワーグマン | なかなかね。んー。なるほどね。 |
ニードル | 修行あるのみです。 |
ワーグマン | そうですね(笑) |
赤松弥太郎 | あと、>>14さんさん。なん、何だっけ?えーと、「リーチの長い攻撃や素早い攻撃のキャラが攻撃レンジ2~3に設定されていると思うのですが、」あー。修羅双朱か。レンジ1なんですよね。 |
ワーグマン | うん、そうなんですよね。修羅双朱レンジ1なんですよね(笑) |
赤松弥太郎 | かっこいいのに。 |
ワーグマン | アレも初期出てくるキャラクターだからかな(笑) |
ニードル | あれはー……そう、だからクラスチェンジする……ねえ、暇がなかったっていうのが……。 |
ワーグマン | それも容量不足でね。 |
ニードル | 後は……そう、 |
ワーグマン | 周りと比べてっていうのもある。 |
ニードル | そう。マジカルソード持ってる連中よりは、やっぱしサポート的な意味合いが強いから。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | でま、彼らは人間なんですよね。うん。 |
赤松弥太郎 | そうですね。人間やめてないですよね(笑) |
ニードル | やめてないキャラなんで、リーチが1。 |
ワーグマン | そうですね。 |
ニードル | (笑)うーん。 |
赤松弥太郎 | うーん。終盤は厳しくってベンチになっちゃうっていうことも結構ありますよね、修羅双朱としては。 |
ニードル | あーもーこの辺のねー。ちょっとサポートの意味合いがやっぱ強いからねー。うーん。 |
ワーグマン | あれでも轟雷弾撃ってくれるからねえ。 |
ニードル | 愛情で育ててください。 |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | ハイ。うーん。そうですよね。愛情ですよね。 |
ワーグマン | 愛情です。ホント愛情です。 |
ニードル | 愛情です。 |
赤松弥太郎 | ただ、デビマリの方が強いんだよなあ、サポートとしてもなあ……(笑) |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | アレ反則ですよ、アレ(笑)最後の。強すぎですよ、アレなかったら多分ラスボス1ターンキルできなかった。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | ホントですか ? (笑)すいません。 |
赤松弥太郎 | いやいやいやいや。そういうことでもなくて。はい。といった感じで、えーとレスは……以上ですね。みなさん本当にありがとうございました。 |
ワーグマン | ありがとうございました。 |
ニードル | ありがとうございます。 |
赤松弥太郎 | で、えーと。続いてはこれからの話というところでいきたいと思います。 |
ニードル | ハイ。 |
赤松弥太郎 | >>6さん。「現在進行中の次回作があれば、ちょっとだけでも教えてほしいです。」あと、>>10さんが、「STAR RESISTANCE」の名前出してますけれども、 |
ニードル | はい。 |
ワーグマン | そうですね。 |
赤松弥太郎 | 知らない方にも紹介してもらえますか ? |
ニードル | あ、はい分かりました。あのー……EXTRAPOWERのスピンオフ作品で、シューティングゲームを今作ってます。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | 「EXTRAPOWER STAR RESISTANCE」という題名で。はい。シャークン拷とフォーススターが、主人公のシューティングゲーム。あのー、一応配布はしたんですけど……、 |
ワーグマン | 10枚でね(笑) |
ニードル | うん。コレよりも、格段に今パワーアップして鋭意作成中となってますので。あのー、シューティングのいろはを知らないで作ってたけど、コレじゃいかんと思って、シューティング勉強しなおしてつくってるんで。前回やった人もね、「この程度か」と思った人もね。 |
ワーグマン | ぜひ。 |
ニードル | ぜひやって、もう一回、「お、EXTRAPOWER !」って思ってくれたら、いいかな(笑)そこまでもっていけたらね、いいね。 |
ワーグマン | (笑)いいですね。 |
ニードル | はい。なんで、あのー……まだまだちょっとダウンロード出来ないかなーと思うんですけど、がんばって作ってますんで。 |
ワーグマン | はい。 |
ニードル | 応援よろしくお願いします。 |
赤松弥太郎 | へえー。「今度はシューティングですか」っていうのが正直な感想ですね。 |
ニードル | シューティングです。(笑) |
赤松弥太郎 | へえー。そっか。フォーススターがビーム撃ったりするんですね、じゃあ。 |
ニードル | そうですねえ。 |
ワーグマン | そうです(笑) |
赤松弥太郎 | ごんぶとビームでドーンと(笑) |
ニードル | はい(笑) |
赤松弥太郎 | いいですねえ。そういうのが確かにありっちゃありですね。飛び道具持ってるキャラ、結構いますからね。 |
ニードル | そうですね。 |
赤松弥太郎 | というところで、今は「STAR RESISTANCE」の制作に注力してるというところなんですけれども、 |
ニードル | そうですね。 |
赤松弥太郎 | 今後、ですね。それから後、「これ作ってみたいな」っていうようなゲームのアイデアとか、ありますか? |
ニードル | あー、山ほどあるよね。 |
ワーグマン | うん。アレもコレもっていう。 |
ニードル & ワーグマン | うーん。 |
ワーグマン | ただ、全部できない(笑) |
ニードル | ただまああのー、ある程度こう、やりたいものっつのはアレだね。あの、ホラー物がやりたい。 |
赤松弥太郎 | ホラーですか。 |
ワーグマン | ホラーだね。うん。 |
ニードル | うーん。で、コレもシナリオ半分くらいまで出来てる状態だよね。うん。 |
ワーグマン | うん。 |
ニードル | まあ、「できんのか ?」っていうところだけど。 |
ワーグマン | まずはSTAR RESISTANCEだからね。 |
ニードル | 次どうなるかわかんない。うーん。 |
赤松弥太郎 | またまったく毛色の違うところに行きますね。ホラー…… |
ニードル | あ、でも ! 我々の作るホラーなんで(笑) |
赤松弥太郎 | ああ ! なるほど。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | まあ若干ホラーの気味もありますけどね、EXTRAPOWERにも。 |
ニードル | そうですね。うーん。 |
ワーグマン | ホラー映画とか大好きなんだよ。実は。 |
ニードル | あー。 |
ワーグマン | でもまあ、結局まあ、言っちゃアレだからね(笑) |
ニードル | まあでもコレでね、ちゃんと作るとか言っちゃうとねー、なんか…… |
一同 | (爆笑) |
ニードル | 否定されてねえ、アレしそうでダメだからね。で後、アレだよね、EXTRAPOWERの続編も、あのー…… |
ワーグマン | ええ、はい。作りたいけどねえ。 |
ニードル | 考えはあるよね。考えというか、企画というか……うん。どんな感じの話になるかは、ある程度決まってます。ただ、作るかどうかはそりゃーちょっと……今の段階ではなんとも。 |
ワーグマン | でもま、キャラクターはほとんど完成してるんだよね。だって。 |
ニードル | ほとんどが完成してないけど、まあメインのキャラクターは、あのうん。デザインまで出来ててって。 |
赤松弥太郎 | 引き続き登板と。 |
ワーグマン | そうだね。 |
ニードル | うーん……。やりたいこともね、まだまだ残ってるんだけどね。 |
ワーグマン | 時間が(笑) |
ニードル | 時間ね。もう時間とお金だよ後ね。 |
赤松弥太郎 | まあえーと、ぜひとも、今後とも制作を続けていただきたいと僕も思ってるんですけども。はい。 |
ニードル & ワーグマン | (笑)ありがとうございます。 |
赤松弥太郎 | で、えーと、そのチームっていうところからは離れてそのお二人個人での活動目標みたいなところっていうのを教えてもらいたいな、と思うんですけれども。まずは、その、えー、ニードルさんから。 |
ニードル | ハイ、あの僕はあのー。出来れば創作活動でお金が欲しいです。 |
赤松弥太郎 | あー。 |
ニードル | お金があればドンドン作りたいんですけど(笑)、お金がないのが……問題です。 |
赤松弥太郎 | ですよねー。確かに……。 |
ニードル | うーん……。 |
赤松弥太郎 | ということは、お金稼げるような絵描きになる、と。 |
ニードル | 絵描き、もしくはもの作り。 |
赤松弥太郎 | はい。 |
ニードル | やりたいですねー。うーん……。仕事大募集中です。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | そうですよね。まあ、同人で稼いで、黒字になってくっていうのはなかなか大変ですからね。ホントに。 |
ニードル | まあそうですね。うーん……。 |
赤松弥太郎 | ほとんど赤字ですからね。 |
ニードル & ワーグマン | うーん。 |
赤松弥太郎 | なかなか厳しい目標だと思いますけども、ぜひぜひがんばっていただいて。 |
ニードル | ハイ。がんばって、そうね。うーん……。 |
赤松弥太郎 | それでえー、モノが食えるようになったらね。 |
ニードル | あー。 |
赤松弥太郎 | ほんとに、はい。 |
ニードル | ……ハイ! |
赤松弥太郎 | では、えーとワーグマンさん。 |
ワーグマン | 僕のほうはもうちょっとぬるくてですねー。 |
赤松弥太郎 | (笑) |
ワーグマン | やっぱり、楽しんでいければ、いいかな。ただまあ、力が欲しければ、全然……ぜひ手伝わせてください。っていう感じで。うん、楽しいことしようぜっていう(笑) |
赤松弥太郎 | そうですね、もう楽しいのがいちばんですよね。やっぱり。 |
ワーグマン | (笑)たまにあのー、ええ、壊れちゃうんですけど。崩れちゃうんですけど。 |
赤松弥太郎 | ああー。はい。 |
ワーグマン | 手抜きとかが。モチベーション、結構、ニードル君に尻叩かれないと駄目だったですね。 |
ニードル | そうですねー。この温度差がねー。ホントにねー。 |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | まあ、いいコンビじゃななないですか。お二人(笑) |
ニードル | そうですか?(笑) |
ワーグマン | (笑) |
赤松弥太郎 | そう思いますよ。では、そろそろ〆なんですけども。このインタビューを聞いているフリーゲーマーの皆さんに、言いたいことを言っていただければと思います。今度はワーグマンさんから。 |
ワーグマン | はい。えっと、 EXTRAPOWERをまだやってない人は、ぜひやってください。 |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | 面白いです。 |
ニードル | (笑) |
ワーグマン | でまたこんなこと言っちゃってな。ツッコまれてな(笑) |
ニードル | 評判落としてな(笑) |
ワーグマン | でも本当に、一生懸命作ったゲームなんで、ぜひやってください。 |
赤松弥太郎 | はい。ではえーと、ニードルさん。 |
ニードル | はい。あのー……体には、十分注意してください。体動かなくなると、なんもできないんで。 |
ワーグマン | (笑) |
ニードル | 根をつめると体壊れますんで、その辺上手く、こう自己管理で。がんばって創作活動、挑んでください。 |
赤松弥太郎 | えーと、ゲーマーの皆さんなんですけど……(笑) |
ニードル | あ、ゲーマーの皆さんに !? ……あ、あ、フリゲの作家じゃないんだ。 |
赤松弥太郎 | まあ、作家の人も多分いると思いますけれどもね。僕みたいな「やる専」もいますので……(笑) |
ニードル | 用意してねー、もうそんなの。(笑) |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | すいません。 |
ワーグマン | まあでも、体資本です、何事も。 |
ニードル | いやまあそうだけど。 |
赤松弥太郎 | それはどんな人にでもいえますけどね。 |
ニードル | いや、まあでも EXTRAPOWERやってください(笑)おんなじになっちゃった。 |
赤松弥太郎 | では、最後の締めの質問、恒例の、1ついきたいと思います。準備よろしいでしょうか。 |
ニードル | はい。 |
赤松弥太郎 | あなたにとって、フリーゲームとは ? では、ニードルさん。 |
ニードル | はい。じゃあまあ、カッコ良く決めましょうね。……つながり、ですね。人とのつながり。これを生んでくれました。 |
赤松弥太郎 | そうですよね、本当に。はい、では、ワーグマンさん。 |
ワーグマン | そうですね。同じです(笑)やってくれる人がいてこそのフリーゲームです。 |
赤松弥太郎 | はい、これで最後の質問となりました。どうも、お2方ありがとうございました ! |
ニードル | ありがとうございます ! |
ワーグマン | ありがとうございました。 |
赤松弥太郎 | ご視聴いただいた皆様も、本当にありがとうございました。 |
ニードル | ありがとうございます ! |
ワーグマン | ありがとうございました ! |
赤松弥太郎 | で、気になる次回のゲストですけれども、 |
ニードル & ワーグマン | はい。 |
赤松弥太郎 | 皆様からのご要望が一番多かった、あの方です。フリゲ2009第1位獲得、「Ruina 廃都の物語」作者、枯草章吉 さんです ! |
ニードル & ワーグマン | おぉー(拍手) |
ニードル | 我々でも名前知ってるよね(笑) |
ワーグマン | はるか上の方におわす方ですね(笑) |
赤松弥太郎 | ボクもまあ、非常に緊張しているんですけれども、この方自分のブログとか、サイトもほとんど簡素なことしか書いてなくて、全然素顔が見えない方なんです。 |
ニードル & ワーグマン | あー。 |
赤松弥太郎 | 非常にボクも楽しみにしているところです。 |
ニードル | そうですね。 |
赤松弥太郎 | ただ残念ながら、チャットだとか、Skypeだとかをできるまとまった時間がとれないということでしたので、メールでのやりとりになると思いますけれども、そこはやっぱりインターネットですので、皆さんも参加できるようなインタラクティブな仕組みを今考えているところです。 もう少ししたら正式に発表できると思いますけれど、それまで「待て ! 次報」ということで。よろしくお願いします。 |
ニードル & ワーグマン | おー。 |
ワーグマン | 大変そうですね、それも。メールか。 |
赤松弥太郎 | そうなんですよね。メールっていうのはボクも手探りで、っていうか、今回もSkype初めてなんですけどね。 |
ワーグマン | 初めてですね。 |
赤松弥太郎 | もう、初めてのことが3連発です。 |
一同 | (笑) |
赤松弥太郎 | さあ、どうなるか。 |
ニードル & ワーグマン | お疲れ様です(笑) |
赤松弥太郎 | いやいや今度こそどうなるか。いや、毎度毎度楽しみにやらしていただいてるんで、ボクとしては大歓迎なんですけどね。 |
ニードル & ワーグマン | (笑) |
ニードル | 楽しかったです。 |
ワーグマン | 楽しかったです。 |
赤松弥太郎 | いや、どうもありがとうございます。 |
ニードル | ありがとうございます。 |
ワーグマン | ありがとうございました。 |
赤松弥太郎 | いえいえ、ボクの拙い司会で……どうも、本当に、ありがとうございました。 |
ニードル | いえいえ。 |
赤松弥太郎 | では、ねとらじのみなさん、この放送はここまでとさせていただきます。お2方、改めまして、ありがとうございました。 |
ニードル & ワーグマン | ありがとうございました。 |